[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「えっ?どういう事ですか?」 「あのね、仮に二十才で社会に出た
人が八十才で亡くなったとしたら、六十年間税金を払い続ける訳
ですよね。だけど、人生の中には谷もある訳で、とても税金なんて
払えない状況だとしても、支払わせるのが行政で、場合によっては
差押さえもするでしょ? なのに、その人が亡くなっても何もしない
のが行政、ずっと税金を払って来た人なら市と、県と、国が、火葬
だけでもしてくれたって ちーっとも不思議じゃないと思うけど しない。
だから俺達がするんですよ」 それを聞いてた担当者は「なるほどぉ」
と言っていました。 更に僕の話は続きます 「でもね、行政だけの
責任じゃなくて ずっと黙ってきた国民にも責任はあると思う。だから
行政に対してやれ!やれ!って遠吠えするより、実践を先行させ
ようと思っているんですよ。 いつか行政が我々のしてきた事を代わっ
てやる時代が来たら良いなって思ってます」 担当者は少し考えた
ような顔をしてから 「そうですね、そうなれば良いですね」と言って
いました。 申請を完了したのが三年前の四月、認可を受け、
法務局への登録が六月の終わり、ところが、法人格を得る前に、
六月半ばのある日、知り合いを通して突然、葬儀依頼が入って
きたのです。
「初めての葬儀、依頼、最悪な葬儀」
今だから言えますが、我々は なぁーんにも分からないけど 葬儀社
に依頼すれば出来る訳で 何処でも大差ないと考え、近くの葬儀
屋さんに依頼、病院へのお迎えは任せて故人が帰る自宅の前で
待機していました。 軽乗用の寝台車に乗って故人が帰ると、
初めてストレッチャーを持つ、、重い、そのまま部屋に敷いた布団に
寝かせると搬送シートをシーツ代わりに広げる。 依頼をした葬儀
屋さんは車からドライアイスが六本入った茶色の包み紙を重そうに
縁側に置いて広げる (なんで事前に包んで来ないんだろ?)
ドライアイスを当て、布団を掛け、枕飾りと呼ばれる線香具一式を
経机の上に置くと、家族が次々に線香をあげる。 葬儀屋さんは
「葬儀内容が決まったら連絡ください」と言って帰った。葬儀の相談
なんて初めてであるが、僕が初めてかどうかは家族に何の関係も
無い事、そこで今回はNPO設立前なので、我々も勉強の為に
世話役サポートを始めとした一連の支援は全て無料で結構です。
と伝えると、葬儀相談が始まった。、お金が無く、とにかく費用を
抑えたいと言うので、火葬だけの葬儀を前提に話を進めていると、
そのくらいは、それだけはせめてとなり、結果的には一般葬儀になっ
てしまった。費用は親戚の人が払ってくるようだが中々まとまらない。
そうこうしているうちに親戚が集まり話がし難いので、支払いをされる
親戚の方と菩提寺へお布施交渉に出かける。 家庭の事情を話
して可能な限り安くして欲しいとお願いをすると、布施に関しては
後で伝えると言われ帰ってきた。結果的に布施は三十万円下げて
くれ、四十五万円が十五万円となったようです。 親戚が多いので
葬儀日程だけを決めて予約を取ると また夜に伺うと一旦事務所
に戻る。何が何だか分らないままの打合せだし我々の頭の中を
整理するには、中断をして丁度良かった。 二人で、これから確認
する必要がある事項を整理し、親戚が帰った頃を見計らって再度
伺う、料理、隣保、老人会などへの対応を全て終えると、もう日付
が変わろうとしていた。 事務所に戻り依頼した葬儀社に電話を
すると、今は組合の飲み会で前橋に居ないから、明日の昼頃には
帰るので それからにして欲しいと言われる。 はぁ?、、葬儀を
受けた人が自分の都合を優先して動くのか?? この時の対応が
全てであった。・・・つづく
今日も来てくれてありがとう。
毎日の更新の励みにとランキング登録をしてみました。
宜しければクリックをお願いします。
↓↓↓↓
にほんブログ村