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久々に色んな意味で疲れた葬儀も何とか無事に済んだ翌々日
集金と自宅安置飾り付の片付けに行ってきました。
葬家に到着すると家族だけが居て、ご家族も手伝ってくれての
片付け開始です。 片付け終わると前日の夜中まで掛って作った
写真アルバムをお見せします。何度かブログの話しにも出てきた
写真アルバムで、写真の加工や文字入れなど結構大変なのが
本音です。今回は時間的な問題もあって、アルバムを作り終わ
ったのが午前3時を過ぎていたのです。 ただ、このアルバムは凄く
評判が良いので どうしても手抜きができません。 無料サービス
なんだからと思いますが、49日の忌明法要では親戚の人達にも
見せたいでしょうし、悲しみも少し癒える年数を経て見た時には
良い葬儀だったと、笑って見られるアルバムにして欲しいと思って
作っているので百枚以上撮った写真の中から選んで作ってます。
いつものように家族が次々と見ては あーだ こーだと笑顔で話し
集金も済むと葬儀の話しになります。 家族から初日に酔っ払い
が好き勝手言ってすみません。 とお詫びの言葉がありました。
結果的にみれば家族には余分な神経を使わせていた訳ですから
こちらのほうが申し訳ない気分です。
普段化粧っけの無い故人だったようで、シミも隠してあるせいか、
とにかく死化粧した顔が綺麗だと言われます。 この言葉は葬儀
期間中に何度も言われました。 確かに他社と違って眠っている
ような顔の化粧はしますが、こんなに沢山の人に言われたのは
初めてです。 もしかしたら、この地域は死化粧をしないのかも?
とも思えるほどです。 あとひとつ・・・湯かん納棺の儀については
こんなに丁寧な湯かんは見たことが無いと くちを揃えて言います。
僕は以前、お世話になっていた各葬儀社の湯かん納棺しか見た
ことが無いのと 自分自身が納棺師なので客観的に見た感覚は
分らないのです。 研修に来ている2人が言うには、少し大袈裟
なのでしょうが、湯かんが始まるとその場にいる人達がひとつになり
温かみのある独特な雰囲気になるのだそうです。 また湯かんの時
その家族や親戚によって色々な話をするのですが 集まってくれた
人達がみんな うんうん・・・と頷いて聞いているとも言われます。
研修生の一人は、とにかく僕の湯かんがしたい、感動してもらえる
湯かんがしたいと言っていますので まんざらお世辞だけでは無い
のでしょう。 さらに今回は女性だったので あんしんサポートオリジ
ナル綿衣裳である『法衣姿』を千明が作った話になります。
僕の知る限り、今回が最高の出来だったと思います。
その後、葬儀だけでなく、色んな事を談笑しながらなのでいつもの
ように、昔から知っている人のような雰囲気になります。
夕飯をご馳走になり、供物としてあがった籠盛りの缶詰まで分けて
くれました。 搬送した初日はよそ者扱いでしたが、4日後の今は
地元の人か、旧知の人のように接してくれます。
人とは多少の何かがあっても好意を持って、相手の事を優先して
接していれば、ほんの数日であっても伝わるのだと 改めて教えて
貰えた葬儀でもありました。 よそ者は受け入れない体質のような
部分は多々ありますが、一旦馴染めば下手な親戚より親しくも
なるのが、一般的に言う田舎の人なのかもしれません。・・・つづく
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