忍者ブログ
美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
[581]  [580]  [579]  [578]  [577]  [576]  [575]  [574]  [573]  [572]  [571
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

僕の中だけかもしれないが、お葬儀には大きく分けて二つの感覚

というか、印象があると思っている。

ひとつは、天寿をまっとうされたと思える90代のような高齢の方の

お葬儀と、50代・60代といった若い方々の葬儀です。

天寿をまっとうされた長命の方の葬儀には【長寿銭】と言い50円

とか100円を紅白のぽち袋に入れて会葬者に渡すのです。

僕個人としては何がめでたいのか分りません。 確かに長生きは

されたでしょうが、祝うなら生きている時であって、亡くなったときは

家族としたら ちーっともめでたい話しではないはずです。

だから、あんしんサポートでは長寿銭は出しません。 しかしながら

若い人達が亡くなられた時とは、全く違う感覚なのも確かです。

痴呆にもならず、足腰も問題なく、90台まで普通に生活できて

終幕は短期間で逝く・・・まさに理想の終幕です。 ところが・・・

今日ひとつの葬儀が終わりましたが、59才の若さで亡くなられた

後者の葬儀だったのです。 僕より二才年上の方の葬儀です。

納棺師として湯かんをしながら、故人の思いを考えると今回も、

涙を流してしまいました。 やっと子育てが済んで、年金を払うだけ

払ってきて、これから仕事は続けながらでも、年金で補える分の

仕事を減らして夫婦で旅行に行ったり、映画や買物に行ったり

共通の趣味をもったりして第二の人生を歩もうと考える頃です。

それが病気で、分った時には手遅れという年代なだけに本人は

勿論ですが、家族にとっても寝耳に水・・・だったろうと思えます。

そんな時、僕は必要以上に作らない素に近い自分で家族とは

接する事にしています。 涙が出る時は無理に抑えず、時には

家族と談笑することもあるという感じです。葬儀の研修に来ている

県外の人が初日搬送をして、安置、打合せ、化粧と進んだ頃

喪主である奥さんや、成人された子供達と話をする光景を見て

言いました。「ほんの数時間後には やはり昔からの知り合いの

ような関係になっているんですね。すごいですよね」というのです。

正直、僕自身凄いとは思いませんが、下手に気を使って話して

相手の感情を害したり、心象を悪くするくらいなら、自分自身の

心のあるままに接したほうが、つまらん後悔をせずに済むと思って

いるのも事実です。 今日は故人の実家や、入院前に暮らして

いた住居を周ってから式場に入ったのですが、その車中、故人の

奥さんと長男と色々な話しをしながら、勿論、故人を納棺した

棺を乗せてのドライブでした。 1時間ほど走った中で言います。

「葬儀の事は分らなかったけど、最初から何でも話せる雰囲気で

話し易くて ほんと良かったです」とのことでした。 全ての方とは

言いませんが、人は作って接するより、あるがままで接したほうが

相手の心を開くのは早い!なんでしょうかね。・・・つづく

今日も来てくれてありがとう。
毎日の更新の励みにとランキング登録をしてみました。 
宜しければクリックをお願いします。
↓↓↓↓
にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ
にほんブログ村 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
MAIL
URL
コメント
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
代表(Owner)
性別:
男性
バーコード
最新記事
(07/13)
(07/12)
(07/11)
(02/10)
(11/27)
(11/23)
(11/22)
(11/19)
(11/12)
(11/08)
(11/05)
(11/04)
(11/03)
(11/01)
(10/27)
(10/26)
(10/25)
(10/18)
(10/15)
(10/10)
(10/09)
(10/08)
(10/07)
(10/03)
(10/02)
カウンター
material by:=ポカポカ色=
忍者ブログ [PR]