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葬儀で数日間過ごすと、極端な分け方ですが、人は二種類の考え
方をするような気がします。
①概念?執着?の強いタイプの夫婦や家族
②こだわりの少ない夫婦や家族
①のタイプは『世間体』 『見栄』 『体裁』などを重視する人達であり
葬儀の規模や、花の数、料理の見た目と金額、返礼品の金額等も
含めて、ありとあらゆる部分に神経を使う人達ですが、はたから見てても
疲れるだろうなって思えます。
一方、ごだわりの少ないタイプは、無理せず、自分達のできる範囲で
行なうのが大前提のようで、我々に対しても初めから本音に近い部分
での発言をしてくれるので、対応が楽にできる傾向にあります。
どちらが良いとか、悪いの問題ではないのですが、僕が見る限りで
思うのは、②のタイプのほうが楽に生きられるだろうということです。
①のタイプの人達に共通するのは【外面が良い】って事なんだと思う。
それに対し②のタイプは【内面が良い(若干違う気もするが)】ですかねぇ
って言うより【執着しない ・ 現況を素直に受け入れる】ってことかもです。
外面が良いという感覚・・・正直、僕には良く分りません。 なぜ外面
なんて気にするのか??って思うのが本音です。 例えば、普段は殆ど
話しをしない、同じ家の中に居ても、別々の行動をしている夫婦なのに
子供の野球を見に行った時だけは、さもさもいつも話しをしている夫婦の
ように振る舞い、お互いに笑顔で会話をして、自宅に戻るといつもの全く
無関心な夫婦に戻る。 こんな人達は意外に多いようです。
でも、これって何の意味があるんでしょう? 仮面夫婦って事ですよね。
周りの人達に仲の良い夫婦だと思われても 実際が違うなら何の意味
も無いと思うのですが・・・ 疲れるだけにも思えるのですが・・・
その点②の夫婦で内面が良いのは、理解も納得もできます。だって
夫婦や家族は毎日顔を合わせる訳だし 今の時代、子供が居たって
最後は夫婦だけの生活になるのも当たり前なのですから、夫婦間での
気遣いはあって当然で、結果として仲の良い夫婦や家族なら 日々の
生活も楽になるって訳です。 では、どうしたら夫婦で、家族で、或いは
一人で楽に生きられるかですが【執着を捨てる】って事でしょうか?
『世間体』 『見栄』 『体裁』などは全て執着から来るもの?といえる
ような気がします。 自我であったり、過去の栄光であったり、執着する
ものは色々でしょうが、何かに執着心を持って生きるより、執着を捨てて
今ある現実の中で生きるのが、人生を楽に生きる秘訣かもしれません。
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