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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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その電話番号は、、今年8月に喪主として母親の葬儀をされた

48才の息子さんの携帯だと分かって電話に出た千明の耳には

そのお姉さんの声で、、「夏に母の葬儀でお世話になった○○の

姉の□□ですけど、、弟が、、弟が、、死んじゃったんです」と

言ったあと暫くは 何を言っているのか分からない程泣きじゃくり

聞いた千明も突然の訃報に、、頭の中が真っ白になって自分

でも何を言ったのか覚えていないそうです。 多分、、少しの間

お姉さんを落ち着かせるような 話し方をしたのだと思います。。

一旦電話を切ったところへ 僕が戻ったので報告を受けましたが

今年8月に母親の葬儀をされた喪主自身が突然亡くなられて

あんしんサポートに電話をしてくれたようです。 が、それを聞いた

僕も「はぁ?それ本当の話?」って言ったくらいです。 だって、、

8月に葬儀をされ、9月半ばに49日法要の打合せを僕自身で

したし、、その時は普通に笑顔で色々話をして、、たった3ヶ月

経っただけなんです。でも、そんな冗談を言う人達でもなければ

冗談ではない事は確かです。。一瞬、僕の中には もしかして

自ら命を絶った!?と思いましたが、、千明のくちから お迎え

時間がハッキリしたら また電話をしてくれるよう伝えました。と

聞いて、、自分で自分の頭を横に振って余計な事は考えても

仕方ないと思い直し、すぐに搬送手配と安置の準備に入ると

その直後、再度電話が入り「すぐに来てください」との事です。

指定された病院は車で30分ほどの距離にある隣接市です。

何が何だか分からないまま、、病院に到着し 言われた病室に

入ると そこには奥さん、、電話をくれたお姉さん その旦那さん

3名が居て 我々の顔を見た途端、お姉さんは「ちぎらさーん」

泣きじゃくりならが抱きついてきたのを見て 本当なんだと改めて

思ったくらいです。 横には顔に布を当てたご遺体がありますが

とても自分で布を外して 確認する気になれませんでした。。

「どうしたんですか? 何があったんですか?」そう言う僕に対し

奥さんが話し始めてくれました。・・・つづく

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