[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
葬儀時に使用する位牌は 白木位牌とワンプと呼ばれる袋を被せた
野位牌がありますが 白木位牌は49日忌明法要まで 本位牌として
野位牌は葬列の時に持って 火葬炉の前に置く位牌と言ったほうが
群馬では分かりやすいでしょう。 野位牌は字の如く野に置く位牌で
墓誌に名前が刻まれるまで 墓に置く位牌なのですが 49日に納骨
されるなら遺骨の無い墓に位牌だけを置くのも変な話なので 自宅
後飾り祭壇に遺骨と一緒に置けば良いでしょう。 但し県北のような
当日納骨を慣習とする地域では 墓誌に名前を刻むまで 野位牌を
置くのは本来の目的で使用できます。 本来という意味では位牌が
朽ちるまで置くことになりますが 古くボロボロになった位牌は決して
見た目の良い物ではないので 49日法要で下げて お炊き上げして
貰えば良いでしょう。 白木位牌は家族親族用分け位牌として使用
される事も多く 葬儀祭壇に数本の位牌があった時は分け位牌だと
思って良いでしょう。 白木位牌が使われるのは 黒塗りの位牌より
安価で抑えられる事もあるようです。 分け位牌は必ず行う事で無く
或いは決まり事でもありません。 位牌があっても、 手を合わせたり
水や茶やご飯や線香もあげず、 ほこりを被っているくらいなら無理に
分けて貰わず 時々でも故人を思い出したほうが ずっと供養になる
でしょう。 そう考えると渡す側も渡される側も お互い確認してから
作る作らないを決めたほうが良いでしょう。 白木の品としてもう1つ
小さな塔婆が7本挿してあるのが「七本塔婆(しちほんとうば)」です。
49日迄は仏の仲間入りは出来ず 7日毎に閻魔様が現世の行いに
対して裁きをするのだそうです。 亡くなった日を一日として7日後が
初七日(不動明王) 二七日「ふたなのか」(釈迦如来) 三七日(文殊
菩薩) 四七日(普賢菩薩) 五七日(35日)(地蔵菩薩) 六七日(弥勒
菩薩) 七七日(49日)(薬師如来)と7日毎にそれぞれの菩薩 如来に
導かれ 塔婆を供養する事で地獄に落ちることなく 49日を迎えられ
るというのが七本塔婆の由来でしょう。 ちなみにその後は百か日が
(観音菩薩) 一周忌(勢至菩薩) 三回忌は(阿弥陀如来) 七回忌は
(阿しゅく如来) 十三回忌(大日如来) 三十三回忌(虚空蔵菩薩)です
菩提寺から十三仏の掛軸を49日法要まで 後飾り祭壇の上に掛ける
よう貸してくれる場合もありますが それは これらの理由からです。
もうひとつ、日数は亡くなった日を一日として数えますので注意です。
亡くなって二年目が三回忌となるのは この数え方によるものです。
思い出しついでに もう一度お伝えしておきますが 今回で9話になる
「葬儀の具体的な流れと使用品の話」を書く理由は 葬儀の流れが
知りたいと思ってネット検索すると ネットの中で見つかるほとんどは
逝去 - 搬送 - 安置 - 通夜… など極端に言えば この程度の流れ
だけが書いてあって 業界の人間や葬儀に詳しい人なら何の疑問も
なく分かるでしょうが、、正直、一般の方々には殆ど分からないのが
現実だと 来社されたご夫婦に聞いたからなのです。 その通りだと
思うし 未経験者は知らなくて当然で 年令には無関係ですしね。
書いてる僕が意識しているのは このブログを読んでくれた方々の
頭の中に その場面が絵として浮かんでくれたら それぞれ葬儀で
使用する品々が どんな場面で どんな由来の物か分かり それは
我が家にとって必要なのか、不要なのかも判断し易くなるかも、、
との思いで書いています。場面によっては気味悪いとか、、怖いと
思えるほど 細かい表現があるのもその為です。 ・・・つづく
今日も来てくれてありがとう。毎日の更新の励みにとPC・携帯両方ともカウントされる
ランキング登録をしてみました。 宜しければクリックをお願いします。
↓↓↓↓
にほんブログ村