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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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昨日は、北部の葬儀社さんから 故人の化粧をして欲しいとの

連絡があり、午後一番で出掛けました。 お風呂場で亡くなった

との話なので、、ご遺体に対し少し不安を持って葬家に伺ったの

ですが、、ご安置は姉妹の手で ちゃんと化粧をされていました。

思っていたより、ずっと綺麗なご遺体でしたが、首周りや お顔に

うっけつした色がしっかり出ていたので もう一度我々の手で行っ

て欲しいとの事。 でもこんなケースは違った意味で若干緊張が

増えるものです。 ひとつは、折角家族が綺麗に化粧してくれた

ものを やり直すので ちょっと失礼だよなぁ、、って思う事。そして

プロと素人の違いが ハッキリ分る程度の実力差も必然だと思う

のですが、、どうなる事やら、、と思いながら準備を進めました。

故人に合掌をし、布団をまくり、ドライアイスを外し化粧道具を

全て用意した紙の上に揃えます。 まず口紅を拭き取ります。

続いて塗ってあるファンデーションを拭き取り専用のウェット紙で

綺麗に拭き取ると、コンシーラでうっ血だけでなく、シミやホクロも

綺麗に隠し ナチュラル系専用液体ファンデーションをスポンジで

厚くなく、薄くなく、顔だけでなく、首元や耳元まで見える部分を

綺麗に馴染ませると 少し時間を置くために眉を薄く書きます。

薄めに書き、綿棒でのばすと優しい印象になります。 さきほど

より馴染んだファンデーションの上から たっぷりとピンク系の粉で

抑えるのですが、、そんなに使うの?って思うほどかもしれません。

これは死化粧だけの話でなく、、皆さんが普段している化粧でも

全く同じでフェイスパウダーとは こんなに使うの?と思うほど叩き

それをフェイスブラシで落とすから、、自然に仕上がるんですよ。

化粧を勉強された方なら 当たり前の事として分るはずです。。

んな訳で、、やたら白い粉があちこちについた顔をブラシで掃くと

青白い顔が ほんのりですが、、何となくピンクっぽくなってきます。

次に頬紅ですが、、ここが勝負どころ、、ブラシで掃いたのでは、、

いかにも化粧、、化粧するので、、指に付けて肌に置き、叩いて

薄くする、、って感じでしょうか、、これが完成すると化粧をした顔

というより、、眠っているような顔になってくれます。 最後に口紅

ですが、、男性は肌色に少し赤みが入った程度ですし 女性も

普段よりかなり薄いピンク系にする事が多いです。 当然ですが

口紅を塗った後はティッシュで軽く押さえて馴染ませるのは皆さん

がたが普段しているのと一緒です。 化粧が済むと髪を整えます

ムースを全体に付け、コーム(クシ)やブラシ系コームで整えますが

髪の長い人は黒ゴムで縛ってポニーテールにする事もあります。。

化粧で一番意識しているのは、眠ったような優しい顔にする事。

家族が声を掛けたら 目を覚ましそうな顔になったら大成功です

お化粧が済み、、要所にドライアイスを当て、ドライアイスが見え

ないようにタオルケットと布団は掛けても、、お顔はちゃんと見える

ようにします。全てが済み、枕飾りを元の位置に戻し ご家族に

「どうぞ、お線香をあげて見てあげてください」と伝えると遠巻きに

見ていた家族が近くに来て覗き込みます。 「眠っているみたい」

「綺麗にしてもらって、、」など、、みなさん思った事、、感じた事を

くちにしますが、その中のお一人である お爺さんが言いました。。

「眠ってるような自然で綺麗な顔を見ると、、また悲しくなるよ。」

そう言って涙を拭いました。 ご家族から見たら いつもの寝顔と

同じような顔、、でも生きてはいない、、と思うから余計に悲しい

のでしょう。 僕は故人の声は聞えませんが 今可能な最高に

綺麗な顔や姿で弔問客に会いたい、、それが故人の望みならば

僕のできる精一杯の事をするからね、、頑張るからね。。。いつも

こんな風に思い、、時には声に出して化粧をするのです。

先ほどのお爺さんの言葉、、「眠っているようで・・・」この言葉は

僕にとっては最高に賞賛して貰えた言葉でもありました。化粧の

し直しという珍しい場面でしたが、ご家族の顔を見て、、折角、、

家族のした化粧を直す、、、どうなんだろう、、との迷いもあった

だけに、、して良かったと実感した瞬間でした。・・・つづく

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※ 写真左は昨年4月16日の散骨場上部(奥)の風景です

  落ち着ける場所が良いと、、故人の娘さんが選んだ場所。。

※ 写真右は半年後10月6日散骨場下部(最手前)です

  子供の声が聞こえる近くが良いと故人のご主人が選びました。

---------------------------

散骨をすると遺骨全てが無くなるのがちょっと、、こんな方は多い

のです。 完全解決ではありませんが現在は「喉仏」と呼ばれる

第二頚椎だけは10cmほどの容器に、和紙で包み、ちりめん布

でも包んで入れ、、自宅の仏壇等で手元供養して頂いています

これは、何度も書いたように「子孫が建墓をした時に遺骨がある」

また「国内に限らず転勤者は持っていける」など、考慮した結果

喉仏のみ手元供養となっています。 が、いつか喉仏だけを納骨

できる永代供養墓を持ちたいと考えています。 上記2つの理由

だけでなく、自分の身内でなくとも多くの人達にお参りして貰える

ような形態になれたら ほぼ完成形でしょう。 今回の合同散骨

について 一番の難問は、、焼骨を自宅に抱えたり、寺に預けた

方々の年令が比較的高くネットとは無縁の方が多い事が第一

ですが、自宅に焼骨保管している現実を公にしたがらない傾向

にもあるようです。 今回は県内を最優先でマイクロに乗れる数

20軒ほどを予定していますが お知りあいの中に焼骨保管され

心を痛めている方がおりましたら、、是非、教えてあげてください。

今回の合同散骨内容です。

実施日 4月8日(金・友引)がお釈迦様の生まれた日とも言う

花祭りでもあり 友引に葬儀は無く、県内北部はまだ早春でも

あり 虫達も出て来ないので最適な時期との判断をしました。

費用負担  総額1万円(税込)他には掛りません。

但し、生花を散骨場に供えるなどは 別途個別費用となります。

焼骨は湿気を帯びていますので「乾燥」から始まって2mm以下

まで「粉骨」にして骨壷に戻します。 その時「喉仏」と呼ばれる

第二頚椎は乾燥前に取り出し、和紙に包みガラス容器に入れ

散骨当日、ご家族に渡します。 全散骨を希望される方には、

そのような対応をしますが 後で遺骨を・・・と言われても無理な

事ですから その点は事前にお伝えしておきます。 

当日、人数が多ければマイクロバスを予定しています。 また、、

足腰の弱い方や ご老人の場合は、当方で代理散骨をしても

良いですし、、当日現地の近くまでバスで行き、、車内で待機も

良いと思っています。 所用時間としては4時間~5時間です。

焼骨の「乾燥」「粉骨」「喉仏容器」「散骨」「送迎」の全てで、

1万円ですから低費用でしょう。 但し、遺骨を当方で預かりに

伺う場合は、1000円程度の交通費はご負担頂きます。 また

散骨する焼骨は「埋葬許可証」の確認をさせて頂きます。

NPOあんしんサポートは誰でも訪れる人の終幕が、、生きている

これからも生き続ける家族にとって 心の苦痛でなく、良き思い出

となれるよう、家族目線の満足内容で低料金の葬儀をはじめ

納骨を始めとした焼骨の処置、、墓守不在の墓を生かす方法

更には、自宅では難しい家庭の安置設備の充実など まだまだ

やるべき事が 沢山あり過ぎるほどあるのが現状のNPOです。

この2月に稼動する事になっている霊柩車(寝台車)が動く事で

「低料金で搬送だけのサービス」「日本で一番安い火葬パック」

などは「合同散骨」より前にスタートしますので 変な言い方で、

申し訳ありませんが、、、乞うご期待!です。・・・つづく

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1月16日の新聞に僕自身を大きく取り上げて貰えたのは なぜ

僕が葬儀の仕事を始めたのかなど、、普段、 人には話さない事

なので非常に有り難い記事でした。 更に2月2日は小さい記事

でしたが 4月に予定している「合同散骨」の記事が掲載された

ので自分のブログは 誰でも分るような詳細を書こうと思います。

【群馬北部山林 あんしんサポート専用散骨場】

これは、沼田市の方が あんしんサポートで父親の葬儀をされた

のですが 事前に打合せをした時、、僕らの言葉を半信半疑、、

って言うより、、嘘臭い、、そんな奴は今の世の中にいねぇ、、って

思ったんだそうです。 ところが、事前相談から10ヶ月ほど経った

10月半ば、、父親の葬儀を出したのですが 葬儀期間の数日

僕らの言っていた事が本当だったのだとビックリしたんだそうです。

葬儀後に、、不動産の名義変更はどうすれば?、、との相談を

されたのですが一人息子であり、相続に関して何の問題も無い

との判断で自分でも充分出来ますよとアドバイス、それでも不安

な様子なので一緒に沼田市の法務局へ行き 話を聞き理解の

出来ない部分は補足したので 結果、簡単に相続できたようで

したが、、その後、事務所に来てくれた時、疑って申し訳ないとの

話をされたあと、、良かったら400坪の山林を散骨場として使って

くださいと言われ、、それ以降使わせて頂いているのものです。

この散骨場、車ですぐ脇まで行けるほど 人里の近くにありますが

道路から低い所で8メートルほどの位置にあり なだらかな坂を

登っていくような場所、、、この場所だけ樹木は少なく冬場なら

落ち葉の布団を敷き詰めたような印象です。 また周囲の樹木

などが日差しをさえぎるようで、 夏場も雑草は比較的少ないと

言えるようです。 人里からは見えないのですが、散骨場からは

人家の屋根が近くに見え 風向きによっては近くにある保育園

から園児の声が届くほどの近さでもあります。人家に近いほうが

良い人は下のほうに、、、人家から離れたい人は上のほうに、、、

今まで散骨をされた方々曰く、、いい場所で良かっただそうです。

日本では墓の中に入るのが当然 という認識もありましたが、、

皆さんは墓の中をしっかり見た事がありますか? ジメジメしてて

カビが生え、、真っ暗な墓の中、、、本当に良いのでしょうか?

散骨を身近に感じたのは 数年前この仕事を始めるきっかけと

なった、亡くなった父親の焼骨を 父の遺言だったハワイの海に

撒いてくれた女性の話を聞いた時でした。 僕は泳ぎが苦手な

人なので海への散骨は嫌ですが、あんしんサポート専用散骨場

である【還昇聖地(げんしょうせいち)】での散骨を見ていると思う。

「春は生まれた小鳥のさえずりと淡い木漏れ日で目を覚ます」

「夏は喧しいほどの鳥の泣き声で起き、眩しい太陽と風を感じる」

「秋は真っ赤な紅葉と虫の鳴き声を聞いて秋の夜長を過ごす」

「冬は一面に敷き詰めた枯葉の布団の中 お寝坊さんの日々」

これが自然に還(かえ)るって事なんだろうな、、天に昇って上から

世間を見るも良し、、地に染みて小川から大河から、 海に出て

世界を周って見るも良し、、、ってね。 僕が散骨を良いなって、、

思ったのには こんな理由があるからなんですよ。 散骨はねぇ、、

こう言う人達の中には 嫌だと思うひとつの要因があるようです。。

それは、焼骨を撒いて散骨したら、、何も無くなっちゃうって事。。

これ、、あんしんサポートではすでに解決済みです。・・・つづく

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