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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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ところで、霊柩車って何処で売ってるの?? ネットで検索すると

群馬県には数社ほど 霊柩車に改造する工場がある事は分った

のですが車両価格の見当がつきません。 ホームページを見ても

価格は電話にて、、と書かれており見当もつきませんでしたが、、

ある会社の中古霊柩車をメールで確認したところ、、350万円と

いう返事、、車体は新車の時より中古霊柩車のほうが高いです。

この霊柩車探しは設立2年の頃から始まっているので もう半年

ほどはネットで「霊柩車 中古」のような検索をし続けています。

でも、我々の手が届くような車両は一台もありません。 ついでに

程度で検索をしていたヤフーも 当時は霊柩車など無く、日々が

検索だけで進展をせずにいたある日 官庁オークションというのを

ヤフーで見つけました。 行政で使用していた物をオークションして

いるようです。 その中に自動車という項目があったので クリックし

見ていると「淡路市 霊柩車」があったのです。 ん?もしかしたら

買える金額かもしれないと確認すると15万円とあります。 おっ!

買えるじゃん、、ですが、良く見ると「入札の文字」一人一度だけ

購入金額を提示できて 一番高値を付けた人に落札ということ。

結局、数万円差で買えずでしたが ワゴンタイプなので それほど

おしいと思わず、、、ただ、低料金の霊柩車もあるらしい事だけは

分ったのは朗報でした。 結果その数ヵ月後に現在所有している

霊柩車をオークションで購入、5ヶ月間駐車場に寝かせたままで

営業ナンバー取得に試験があることや 登録免許税で12万円

掛ること、手続きがすんげー面倒事などは 購入後に分るのです。

不思議でしょ? 普通は計画を立て、費用も流れも分った上で

初めて購入する方のほうが多いでしょうに、、何も分らないうちに

霊柩車だけ ナンバーも無しに買っちゃう人の神経が? でしょ?

ところが、、この無鉄砲にも思える この行動こそ僕のような軟弱

人間にとっては 不可能を可能にする唯一の方法でもあるのです。

今回長々と4章に渡って書いている最重要項目はこの部分です。

1章で書きましたが、「出来ればやりたい」 「できるならしたい」

「できたら良いな」的な考え方を、、僕はしたくないと言いましたが

これ前向きな思考に聞えますが 逃げ腰な時の考え方です。 

よーく考えてみてください。 人が何かを決める時 最終的には

「やる」又は「やらない」どちらかしかありません。 そして「やる」と

判断したなら最終目的を達成する為に必要な 全ての過程や

障害、壁を乗り超えなければ 目的は達成できないのですから

やるしかない!やらざるを得ない状況を自ら作る以外、根が軟弱

人間の僕では 到底達成などできないのは自分でも分ります。

これが戦争なら、乗って来た船を焼き払い 勝利か全滅しかない

状況を作る、自分を崖っぷちまで追い込み これ以上引き下がれ

ない状況を作る。 そして、くちに出してみんなに伝える事で より

いっそう やるしかない状況を強くするって感じですかね。 これは、

あくまでも僕のような「根は軟弱人間用対策」ですけど 中には

参考になる方も居ると思ったので書いてみました。 今から3年前

NPO設立前に 色々な人達に「5万円火葬」の話をしてました。

皆さん一様に「それが実現できたら良いよね」表面的には賛同を

した振りをしますが 内心では「そんなの出来るはずねぇだろ」とか

千明の友人などは「千明さん絶対騙されてるよね」など僕の話を

聞いた人達同士で話していたと 後日談として何人もの人達に

聞かされた、、、というか、、千明の友人は全員そう思ってたようで

僕の顔が 相当うさんくさいのでしょうか?(-_-) 今から思えば、、

話を聞いた全員が「はぁ?」「無理」「嘘くせぇ」「ほら吹き?」と

こんな風にでも思っていたのでしょう。 これで、出来なきゃ「ほれ

みろ」って事なのでしょうが 仮にそうでも 僕は気になりません。

皆さんなら如何ですか? こんな程度の事が気になりますか?

僕が気にならないのは ちゃんと理由があるからです。 それはね、

国保からの支給額5万円で火葬だけでも出来たら 助かる人が

沢山居るのは現実な訳で たとえ出来なくても実現しようとしたの

ですから 何もしない人よりずっとましでしょ? 同様の感覚ですが

5万円じゃなくて もう少し高くして 可能になったら下げても良い

んじゃない?って言う人のほうが多い、、けど、僕の判断は違う。

5万円を目指して来たのだから やれる状況なら多少無理をした

としても5万円で実施する。 その結果、もう少し高くしないと継続

出来ないと判断した時は 正直に5万円じゃ無理だから少し料金

改定しますって言えば良いと思っています。 上のほうに書いたのと

一緒です。 出来れば、、出来たら、、タラレバは駄目なんです。

お金が溜まったら霊柩車を買いますって言ってたら 現時点での

霊柩車所有なんて事は到底無かったはずです。 これが 今回の

タイトル「5万円火葬には霊柩車、なら買っちゃえば良い」とした

理由ですし 何かをしようとする人達には参考になると思ったので

書かせて貰いました。 次回は、何をどう考え 何をしてきたのか

なぜ5万円火葬が可能になったかの総集編です。・・・つづく

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自宅と事務所の往復時間に 車中で練習をし始めて間も無くの

ことでした。 隣接市での葬儀依頼が突然飛込み 搬送依頼を

して指定病院から自宅に安置をすると 葬儀の打合せです。

最大でも10名ほどの葬儀との事なので 自宅葬儀を勧めました。

実は この葬儀今回が初めてとなるパターンです。189.000円

設定で写真は別、、2人だけで全てを行う初の葬儀です。 全て

道具を積み込んで葬家に運び、部屋に幕を張って祭壇設置をし

終わった頃には足はガクガクでしたが すぐに化粧を始めます。。

ご安置から一旦事務所に戻り 準備、設置と数時間経過をして

いるので ご遺体も安定した状態でした。 手を合わせて化粧を

始めると、いつものように 心の中で話し掛けながら 化粧の手を

進める自分がいます。「綺麗になってみんなに会おうね。 精一杯

頑張るからね」 故人の顔には倒れた時に出来たアザがあります。

コンシーラでアザを隠している時 フッと浮かんだのは 綺麗な顔に

するのは間違いないけど、、眠っているような、、穏やかな顔にする

為には、、何をどうすればと、、この時から考えるようになるのです。

この時点で持てる最高の技術を、、と考えながらの化粧でしたが

その様子を 別室から故人の家族が見ていたようです。 全ての

葬儀が終了し 僕らが帰ろうとした時、故人の兄弟姉妹や子供

さん達が 我々のところ来て言いました。「本当にお世話になりま

した。 お葬式の数日ずっと見ていましたが どんなにお金を払った

としても こんなに親身になってくれる葬儀社さんは居ないでしょう

私は、神奈川に住んでいますが 支店は無いのですか? 」 そう

言われて周りを見ると 我々の周りにいた親族皆さんが うんうん

と言ってくれたのです。 聞いていた僕らのほうが泣きそうでした。

さて、湯かん、納棺の儀ですが 始めに「この度は・・・」と何処に

でもある挨拶をした後 皆さんに「合掌」の言葉を掛けた直後に

僕のくちから出たのは 十三仏を経のように唱えることでした。 

自分でも予定外の流れになりましたが 10名足らずの人数です

から 洗浄綿での拭き方や 男女の拭く箇所を伝えると 故人を

挟んで反対側の布団に洗浄綿を並べたトレーと拭き終えた綿を

入れる袋を置き、、お近くの方からどうぞ、、と伝え、 十三仏とは

という話を始めたのです。 昔は葬儀のあと念仏で唱えたのですが

何故か 僕はこの念仏を知っているし唱えられるのです。 多分、

子供の頃に聞いた記憶なのでしょうが、自分でも良く分りません。

湯かんが済むと納棺の儀です。経帷子(白装束)をひとつ ひとつ

説明、固結びの縛り方も説明すると旅支度を整えます。 足元は

重いので僕が持ち上げて縛って貰いました。全ての旅仕度を整え

納棺すると これも初めてのオリジナル綿衣裳(法衣姿)を千明が

作ります。 我々だけで行った初めての葬儀でしたから 疲れ方は

半端じゃなかったけど 無事に出来る事も分ったし 結果は上にも

書いたように何度も、、何度も頭を下げて貰えるだけの内容だった

のでしょう。 今から思えば、綿衣裳もいまいちだし 沢山の課題

満載ではありましたが その結果として今があるのも確かです。

その後、自宅葬儀を何度も行う中で その家、、その家で部屋の

造りや広さもまちまちの状態で行う葬儀経験を 積めたのも成長を

させてくれた大きな要因でしょう。 時には、その葬儀社の手に

おえないご遺体の時などは 化粧を依頼されるまでになれました。

またドライアイスの置き方や お腹にガスが溜まっている時の対処

なども含め、病院からの搬送から始まり、、葬儀、、更には納骨

まで葬儀の全てを実体験で学ぶ事が出来たのは 我々の姿勢

だけでなく、様々なパターンの葬儀に巡りあった運も良かったように

思えます。 ①の棺等の仕入れ ④の葬具の購入 ③の知識と

経験まで進行してきた設立から2年半、、いよいよ霊柩車取得に

動き出すのです。・・・つづく

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5万円火葬実現の最低条件として掲げたのが下記条件でした。

①「棺や骨壷を始めとした火葬に必要な原価を下げる事」

②「病院のお迎えと火葬場への搬送に霊柩車を自社所有する」

③「葬儀の全てを自分達で行えるだけの知識と技術の習得」

④「葬儀が全て行える道具類全ての購入と所有」 

まず第一に①で途方に暮れる始末です。 当時の僕らにとっては

棺、骨壷、位牌を始めとした葬儀で使用する道具はどこで買う?

どこに売ってるの? 「棺」の各サイズはいくらで仕入れられるの?

これが当時の我々のレベルでした。 ネットで調べても分らない、、

オークションなどでは売ってはいるものの、小売だし、、卸売価格

なんて何処を調べても分りません。 それに、、葬儀施行を依頼

している提携葬儀社の人は絶対に教えてくれません。 そこで、、

地元の問屋さんを電話帳で住所を調べて 行ってみたのです。

幸い数軒目で、問屋さんらしき建物が見つかり飛込んでみました。

葬儀屋さんを始めるので 品物を卸して欲しいと言うと買いに来る

なら問題はないとのことなので 一通りの見積り書を貰いました。

ある程度の単価は分りましたが 問題は仕入れる数量のようです。

中には1梱144個入りなんてのもあります。数ヶ月に一度の葬儀

なのに144個、、何年間で使い切るのだろう、、駄目かも、、とも

思えましたが 単価がある程度分っただけでも前進でした。 それ

からも何軒も、、何軒も足を運んでいると 横浜で葬儀業界だけ

での大規模な展示会があるのを知り 電車で出掛けたのです。

棺、、骨壷、、納棺師、、様々なメーカーや問屋さんが出展して

いるので その中から使えそうな、、僕らでも相手をしてくれそうな

問屋さんを中心に探しました。 当時では、とてもメーカーとの直

取引なんて夢のまた夢でしたからね。 そんな状況から数ヶ月後

には県内、県外の問屋さんを 数社探すことが出来たのです。

また、同時に探したのが「花屋さん」、、返礼品は提携葬儀社の

人が教えてくれた数社から 最も人間的に信頼出来る責任者の

居る会社と取引を始めました。 葬儀用品全ては揃いませんが、

火葬で使用する道具類の原価は分るようになったのです。

続いて調べたのが「霊柩車を代表とするご遺体の搬送料」です。

1回の搬送で20kmは間違いなく、あんしんサポートのような広域

支援地域の場合、搬送料だけで5万円では収まりません。それに

搬送時に使用する取っ手の付いた防水シートも必需品です。

病院~自宅の1回、、自宅~斎場1回の計2回に掛る費用は

最低でも5万円近く掛り、、ちょっと距離があれば10万円のことも

あり得るのです。 この時に「霊柩車は自社で所有する」と決める

のですが、、実際に所有するのは この2年半後になるのです。

その間に行ったのが ③「葬儀の全てを自分達で行えるだけの

知識と技術の習得」でした。 葬儀依頼が入ると打合せは当然

自分で行いますし できる事は全て自分達も手伝います。 提携

葬儀社さんから「武井さん全部我々に任せちゃえば楽なのに」と

言われましたが それでは進歩しません。 荷物の積み下ろしや

簡易祭壇の設置方法、、必要な葬具などなど、、全てを手伝い

ながら覚えます。 葬儀前日には映画「おくりびと」で皆さんの知る

湯かん、納棺の儀なのですが、 その直前に化粧をしています。

何度か見ているうちに疑問がでます。。弔問客はもっと前から来て

線香をあげてくれているのだから、、安置したら出来るだけ早くに

化粧してあげられたら、、皆さんに綺麗な顔で会えるのに何故?

と思いましたが 化粧だけで人が入ると 余計な費用が掛るので

結局は葬家の負担が大きくなるのだと分りました。 でも、どうせ

なら早く化粧が出来て費用が掛らない方法をと思っていました。

数軒の提携葬儀社があるので 一軒、、一軒、、内容は違うの

ですが、良い部分は真似をして もっと良い部分を加味出来れば

オリジナル湯かん、納棺の儀完成だと 葬儀の後は自宅と仕事場

までの往復は 湯かん、納棺の儀に話す内容を練習する場でした。

今から1年ほど前、初めての湯かん、納棺の儀を自分で行ったの

ですが その時の様子を次回は書いてみます。・・・つづく

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