[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
自宅と事務所の往復時間に 車中で練習をし始めて間も無くの
ことでした。 隣接市での葬儀依頼が突然飛込み 搬送依頼を
して指定病院から自宅に安置をすると 葬儀の打合せです。
最大でも10名ほどの葬儀との事なので 自宅葬儀を勧めました。
実は この葬儀今回が初めてとなるパターンです。189.000円
設定で写真は別、、2人だけで全てを行う初の葬儀です。 全て
道具を積み込んで葬家に運び、部屋に幕を張って祭壇設置をし
終わった頃には足はガクガクでしたが すぐに化粧を始めます。。
ご安置から一旦事務所に戻り 準備、設置と数時間経過をして
いるので ご遺体も安定した状態でした。 手を合わせて化粧を
始めると、いつものように 心の中で話し掛けながら 化粧の手を
進める自分がいます。「綺麗になってみんなに会おうね。 精一杯
頑張るからね」 故人の顔には倒れた時に出来たアザがあります。
コンシーラでアザを隠している時 フッと浮かんだのは 綺麗な顔に
するのは間違いないけど、、眠っているような、、穏やかな顔にする
為には、、何をどうすればと、、この時から考えるようになるのです。
この時点で持てる最高の技術を、、と考えながらの化粧でしたが
その様子を 別室から故人の家族が見ていたようです。 全ての
葬儀が終了し 僕らが帰ろうとした時、故人の兄弟姉妹や子供
さん達が 我々のところ来て言いました。「本当にお世話になりま
した。 お葬式の数日ずっと見ていましたが どんなにお金を払った
としても こんなに親身になってくれる葬儀社さんは居ないでしょう
私は、神奈川に住んでいますが 支店は無いのですか? 」 そう
言われて周りを見ると 我々の周りにいた親族皆さんが うんうん
と言ってくれたのです。 聞いていた僕らのほうが泣きそうでした。
さて、湯かん、納棺の儀ですが 始めに「この度は・・・」と何処に
でもある挨拶をした後 皆さんに「合掌」の言葉を掛けた直後に
僕のくちから出たのは 十三仏を経のように唱えることでした。
自分でも予定外の流れになりましたが 10名足らずの人数です
から 洗浄綿での拭き方や 男女の拭く箇所を伝えると 故人を
挟んで反対側の布団に洗浄綿を並べたトレーと拭き終えた綿を
入れる袋を置き、、お近くの方からどうぞ、、と伝え、 十三仏とは
という話を始めたのです。 昔は葬儀のあと念仏で唱えたのですが
何故か 僕はこの念仏を知っているし唱えられるのです。 多分、
子供の頃に聞いた記憶なのでしょうが、自分でも良く分りません。
湯かんが済むと納棺の儀です。経帷子(白装束)をひとつ ひとつ
説明、固結びの縛り方も説明すると旅支度を整えます。 足元は
重いので僕が持ち上げて縛って貰いました。全ての旅仕度を整え
納棺すると これも初めてのオリジナル綿衣裳(法衣姿)を千明が
作ります。 我々だけで行った初めての葬儀でしたから 疲れ方は
半端じゃなかったけど 無事に出来る事も分ったし 結果は上にも
書いたように何度も、、何度も頭を下げて貰えるだけの内容だった
のでしょう。 今から思えば、綿衣裳もいまいちだし 沢山の課題
満載ではありましたが その結果として今があるのも確かです。
その後、自宅葬儀を何度も行う中で その家、、その家で部屋の
造りや広さもまちまちの状態で行う葬儀経験を 積めたのも成長を
させてくれた大きな要因でしょう。 時には、その葬儀社の手に
おえないご遺体の時などは 化粧を依頼されるまでになれました。
またドライアイスの置き方や お腹にガスが溜まっている時の対処
なども含め、病院からの搬送から始まり、、葬儀、、更には納骨
まで葬儀の全てを実体験で学ぶ事が出来たのは 我々の姿勢
だけでなく、様々なパターンの葬儀に巡りあった運も良かったように
思えます。 ①の棺等の仕入れ ④の葬具の購入 ③の知識と
経験まで進行してきた設立から2年半、、いよいよ霊柩車取得に
動き出すのです。・・・つづく
今日も来てくれてありがとう。
毎日の更新の励みにとランキング登録をしてみました。
宜しければクリックをお願いします。
↓↓↓↓
にほんブログ村