[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
出掛ける準備をしながら千明が戻るのを待って本人に確認する
「納棺師と搬送のどちらに行く?」少し考えた千明は搬送選択。
そこで、体格の良いほうを千明と一緒に搬送に行かせ、小柄な
ほうの男性は僕と一緒に湯かん納棺儀のお手伝いです。
台風の接近で風雨は強くなり始めていますが、湯かんへと向かう
我々のほうが一足先に出発です。 予定より若干遅れて到着を
しましたが、湯かん開始の9時30分には間に合いそうです。
ご遺体を部屋の真中に移動し、掛布団をとって、ドライアイスを
外し、白装束を整えると湯かんの開始。 僕にとってはいつもの
湯かんですが、千葉からの研修生には初めての事で緊張してい
るようです。 昨日からご主人と何時間も話しをしているせいか
56才で亡くなった奥さんの話しを始めると僕が泣いてしまいます。
それを見て家族達は全員が泣き声にかわります。 「ごめんね・・
僕が泣いちゃったから みんなを泣かせちゃったね」そういう僕に対し
皆さん首を振ってくれます。 涙を流しながらの湯かんの最中には
十三仏の話、永代供養の話、最高の供養とは、墓や仏壇とは、
などの話しをすると 皆さん落ち着いてこられたようです。
納棺をし、服、本、写真、手紙、そして六紋銭に隠し銭を入れ
ると納棺の儀も終了です。 今回は若い故人であることや、朝の
搬送が入った事もあって いつもよりゆっくり時間を掛けての湯かん
納棺の儀で、11時少し前に終了。 家族の方々には葬儀用の
服に着替えて貰ったり休んで貰っている間に、安置祭壇に飾った
施主花、灯篭類、果物盛、四華花、砂糖盛などを式場に移行
する為、玄関先に出しておきます。 12時少し前、千明達が
葬家に到着、搬送と安置の報告を聞くとバッチリですとの返事に
安心して、玄関先の荷物を積ませると 三名はすぐに出発する。
伊勢崎市聖苑の会場作りで、式場にはすでに3名が入っており
準備を始めているはずです。 僕は汗でびっしょりと濡れた肌着と
ワイシャツを脱いで、肌着といつもの黒のポロシャツに着替えます。
12時15分出棺です。 1時に到着予定なので少し早い出棺
ですが、霊柩車の助手席にはご主人、助手席の後ろには長女
2人を乗せての出棺。 普通に走れば20分ほど早い出棺には
僕の考えがあったからでした。・・・つづく
今日も来てくれてありがとう。
毎日の更新の励みにとランキング登録をしてみました。
宜しければクリックをお願いします。
↓↓↓↓
にほんブログ村