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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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『家族目線で行なう葬儀は難しい』 『我々の真似は出来ない』

僕らを知る人達の誰もがそう言います。けど葬儀を依頼する家族

からは間違いなく好評なのも家族目線での葬儀なのです。

あんしんサポート葬儀の基本は師とも言える葬儀社さんから学び

ましたが、実際の葬儀の中で家族から学び、教えられ、要望され

聞かされた ひとつひとつを形にした殆どはオリジナルと言える葬儀

でもあります。 だから、改めて家族目線で・・・と考えた訳ではなく

結果的にそうなっていたというのが正解でしょう。

ど素人が、数回の実践で葬儀の中で行なう作業だけは身に付け

一年後には自分達だけで葬儀の全てを行なわなきゃって思えば

皆さんならどうしますか? 僕らはこんな風にしました。

①各葬儀社さんの行なう作業のひとつ、ひとつをじっくり観察して

  依頼した家族なら、どれが良いのか、もっと良い方法は無いか

  現場で見て、学び、家族なら・・・という観点から研究した。

②初めて会う家族に接する葬儀社の言動から、もっと早く懐に

  飛び込む方法はないか? 依頼する家族の共通点は何かを

  知ることで話しの進め方を より迅速に親密化する手法を学ぶ

③僕らは葬儀屋さんより、依頼者に近い部分に居る素人だから

  ならば、自分ならどうして欲しいかを考えれば 家族の感覚に

  近いのではないかと考え、自分のして欲しい事を言動にした

④消費者の希望や要望は同じ事柄もあれば、家族によってみな

  違う感性なのが普通・・・なら、考えるより本人に聞いたほうが

  早いと考え、『どうしたいのか?』 『どんな希望があるのか?』

  その要望を実現化する為にはどうすれば可能か?だけ考える

⑤その為には、偏りの無い多くの知識を持ち、偏見を捨て、その

  家族の財布事情を考慮した希望や意思を叶えられる葬儀の

  パックを作り、料金体系を作る事だけを考えての4年間だった

ちと、難しい話しになりましたが、これを書いてて分った事があって

それは【僕らの家族目線はテクニックで行なっているのではない】と

いうことです。 良くあるじゃないですか(真心での葬儀)みたいな

事はうたっているけど 言葉だけの真心で実際は魔心ですか?

って言いたくなるような葬儀屋さんって多いでしょ?

結論として、家族目線の葬儀とはマニュアルで作れるものではなく

こうだと決められるものでもなく、本音でそう思わないと出来ない事

なんだと思う。 でも、ひとつだけ誰でも それができる方法があって

【自分の家族の葬儀だと思ってやればいい】これなら誰でもできる

だろうし、これ以上の極意はないだろうって思うけど。・・・つづく

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