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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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映画「おくりびと」 僕自身も映画を見て感動した一人で どこに

感動したかと言えば 納棺師の彼は故人の身支度を整える事で

傷心する家族の「心を癒す」 それが納棺師がすべき最大最高の

仕事なのだと教えてくれた映画でした。 化粧や湯かんや白装束

そして納棺と一連の流れを行うこと自体は 作業でしかない、、が

そこに「心」が加わる事で「本物の仕事」となる。 ということを。。。

だから 本当なら映画のように着せてあげたい、、でも現実を直視

することも大事、、現実とは? の一例をあげて考えてみましょう。 

病院等で亡くなった故人を搬送して自宅に戻ると 葬儀日程や

内容を 火葬予約と宗教者の都合を確認して決めるのが最初に

する事で ついで親族などへの連絡や 弔問客への対応等々で

やたら目まぐるしい時間が、、あっという間に過ぎるのが現実です。

でも、命の尽きたご遺体の腐敗は進み 季節によって進行も早く

すぐに腐敗遅延の為にドライアイスで処置をしますが 口や鼻など

開口部に繋がる動脈や内臓等を中心に 6ヶ所処置をするので

身体全体は 冷えて固まってしまうのです。 ならば、、冷やすのを

抑えたらとも思えますが 現実は腐敗臭が出始めます。 それなら

お香でカバーするという考え方もありますが 臭いに敏感な方ならば

分かりますし 臭いが鼻に着いたら気分も良くないでしょう。 だから

通常の流れだと「化粧」は安置直後に行いますが 着物は着せず

掛けるか 身体を包むようにしているのです。 これは、湯灌納棺に

立ち会われた全員が 気分を悪くする事無く、故人を送れるように

との思いからです。 では、ある条件ですが これは逝去直後です。

亡くなられた直後は病院でも 浴衣への着替えや 身体を拭いて

くれたりしますので 早い時間なら「白装束」や「故人の好きな服」

など いくらでも着せてあげられるのです。  だから着せたい物がある

なら事前に用意して 万が一の時は着せて欲しいと伝えておけば、

着せてくれると思います。 生きているうちに考えたくないと思う方は

通常の流れになると思っていれば良いだけのことです。  葬儀社の

人は 残された家族の中に後悔の文字が 浮ばなければ それで

良いと思っているはずです。 だから、、どんな事でも、、こんな事を

と思うような事柄だとしても 後で後悔するなら聞くべきですよ。。。

次回は「棺」に関連した話です。 ・・・つづく

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