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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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葬儀費用だけでなく入院費残、お布施、納骨までは考えるべし

葬儀社が作った印刷物の費用欄には葬儀社に支払う金額だけ

(その金額自体が あやしいのは多くの消費者知るところですが)

しか記載されていませんが、葬家の財布から出費される費用は

当然それだけでは済みません。  では順を追って費用を考えます。

多くの方が息を引き取る病院に入院費の支払い残がありますね。

入院した日数や治療内容で異なりますが、二~三日の入院でも

数万円~治療内容によって数十万円にもなるのが入院費です。

次に大口の費用として菩提寺に対する謝礼「お布施」があります。

布施は宗教者に対する謝礼なので「お気持ちで・・」これが極々

一般的な感覚でしたが 最近はメニュー化され料金を決めている

寺も多く「戒名」「読経」「お膳」「足代」の総称を布施と称します。

お膳料や車代を別に包む場合もありますが、最近は全て込みの

料金設定が多くなっています。金額としては全て込み十数万円

~百万円以上と幅が広く 寺によってまちまちな料金設定なので

菩提寺の布施を事前確認しておきましょう。 また新たに檀家と

なる方は孫子の代や将来を見据えてから決めるべきでしょう。   

次は仏式葬儀後の、三十五日や四十九日で行なわれる忌明

法要(棚上・納骨)では、葬儀で使用した白木位牌を本位牌に

したり読経の布施と石材屋費用、さらには親戚の方々への法宴

費用や返礼品等の費用が掛かります。お包みは頂けるのですが

法宴料理の飲食と返礼品ですから持ち出しになって当然ですね。

話しは、ずれますが葬儀で日数を数える時は、亡くなった日から

数えて49日目が忌明法要で、亡くなった年から数えて3年目

というのは、2年後が三回忌となるので注意しましょう。

人が亡くなると 五十日以内でこれら全ての費用が掛かるのが

葬儀という儀式と認識すべきです。 また、時期によっては新盆が

後に続く事だってあるのです。  葬儀費用だけに限って言えば

最近良く聞く「家族葬」のような小規模葬儀を選択する理由の

ひとつに費用があるなら、大きな葬儀=負担増とは限らないので

その点も留意しましょう。 規模による負担については、別の話で

詳しくしく述べますが、少なくとも「病院」「布施」と「細かい雑費」

「49日や納骨」等に関する費用だけは 葬儀費用の他に必要と

考えておくべきであり、調査や予算案を作っておくべきでしょう。  

なぜかは分りませんが、この辺の話しをする葬儀社は殆どない。。

色んな費用が掛かるよって言ったら、葬儀が小さくなって売上げが

少なくなるとでも思ってるのかな? 真相は分りませんが葬儀とは

後々までやたらと費用の掛かる儀式なのだと知ること、、そして、、

出来れば、その費用はいくらなのか事前に調べておくことです。

「アドバイス」
1) 我が家の葬儀費用詳細を調べて書き出しておくと役に立つ

2) 入院費残が分る日時を確認してから帰宅しましょう

3) 布施は菩提寺に直接確認しておきましょう(あんしんサポート

では世話役サポート内で確認しています)  ・・・つづく


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