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この数日、猛暑と夕方は雷雨という日が続いていますが、何となく
懐かしい感覚がしています。 僕が子供の頃の真夏は朝起きると
って言うか・・・ラジオ体操に行くのに起こされると部屋一杯に吊って
あった緑色の蚊帳から出て、首から出席印を貰うカードをぶら下げ
【あーたーらしい朝が来た 希望のあーさーが♪】確かこんな歌詞
だったと思うけど その歌が掛かっている保育園の庭に、目をこすり
ながら歩いていく事から夏休みの一日は始まりました。
子供会のおじちゃんにハンコを押して貰うと、ラジオ体操第一の音
楽と声に合わせて体操をして家に帰る。 朝ご飯を済ませ歯医者
通いをするのが夏休みの定番でしたが、あのキーンという音と痛い
のが嫌で中々行かなかったのを覚えています。
僕はしませんでしたが、普通の子供達は宿題をすると遊びの時間。
近所の幼馴染みが右手に味噌のおにぎり、左手にナスの漬物を
1本持って「あそぼーッ!」って来るのですが、おにぎりと漬物が美味
そうで、よーく仕事に来ていた叔母さんに作って貰ったものです。
「おばちゃん!お味噌のおにぎりと ナスの漬物ちょうだい」って言うと
「あいよ」って作ってくれるのですが、ナスの漬物は小さく切って皿に
乗って出てきます。 すると、「そうじゃなくて1本のままちょうだい」
準備が整うと食べずに待っていた友達と一緒に食べたものでした。
そこから先は、セミ取りや街中だったので 駅の構内にセメント袋が
積んである上を走り回っては、駅員さんに叱られるのを 面白がって
逃げ回っていた・・・あはっ ろくなもんじゃねぇ・・・
夏でも泥んこになって一日外で遊んで、夕方になると何処の家の
煙突からも煙が出てくるのを合図に家に帰る。 真っ黒になった
洋服の泥をホウキで叩かれて 外で服を脱がされて、足や身体を
洗われてからやっと部屋に入らせて貰える感じでした。
夕飯は、赤や緑色の麺が数本入った うどんを食べると道端に
竹で作った縁台というベンチに腰掛けて うちわで自分を扇ぎ横に
蚊取り線香を炊いて、スイカを食べながらの夕涼み・・・ 前を通る
人達は みんな「こんばんは」と通り過ぎ、何処の家の中も完全に
見えるような生活だったのです。 そんな夏の日には毎日のように
夕方になると真っ暗な空になり どしゃぶりが少しの時間続きます。
今と違って毎日のように停電もしました。一旦停電すると30分は
当たり前のように真っ暗なので ロウソクは必需品でもありました。
でも、雷雨のあとは涼しくなりよく眠れます。 また、寝床に入る前
蚊帳の外でウチワを扇いで、蚊を飛ばして蚊帳の中に入れない
ようにしてから 素早く蚊帳の中に入ったものです。
冷房は扇風機だけでしたが、自分達子供は汗をかきながら爆睡
だったのでしょうね。 今ほど豊かな時代では無かったけど、何処で
でも遊べた時代でした。 今回の大震災自体は天災で仕方ない
かもしれませんが、原発事故は天災より人災の要素が大きい?!
とも思えるのです。 そう考えると文明の進化は本当に良いことなの
でしょうか? 便利になる反面、今回書いたような事ばかりでなく、
人の心にある『ゆとりや人間性』までも失ってしまう面もあるのでは
ないだろうか、雷雨を見て こんな風に思うのは僕だけでしょうか?
・・・つづく
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