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昨日は葬家でドライアイスを入れたあとで、こんな質問をされました。
「葬儀パックにはドライアイスが2回って書いてありますし、火葬支援
パックはドライアイス1回って書いてあるけどこれで大丈夫ですか?
以前親戚の葬儀では、毎日入れ替えるので最低で3回、友引が
入れば4回はドライアイスが必要だと葬儀屋さんに家族が言われて
いるのを横で聞いていたのですが・・・」とのことです。
なるほど、殆どの葬儀屋さんは1日1回のドライアイスを入れ替える
ようで、家族に確認さえしない葬儀屋さんも多いと聞きます。
ではドライアイスは何故ご遺体に当てるのか?を考えてましょう。
『腐敗防止・遅延・穴部から体内の物質を出さない為』なのです。
あんしんサポートでは、2.5kgレンガサイズの物を1回に6本使用。
首の両側部2本・気管食道部1本・腹部両側2本・股間1本の
合計6本を使用します。
【腐敗防止・遅延】大きな血管の流れている首両サイドを冷やす
事で、身体一周を50秒~1分間で周る血液が冷やされ腐敗が
遅くなりつつ、主要部に当てたドライアイスにより腐敗し易い部位
などが凍結されるので、腐敗の防止・遅延には大きな効果がでる
のが現実な為、今でも圧倒的に使用率の高いドライアイスです。
次は【穴部から体内の物質を出さない為】ですが、人の身体には
上から目・耳・鼻・口・肛門・性器が開口部位としてあります。
首と食道気管を凍らせる事で食物などの逆流を防ぐ事と、腹部
そのものを凍結させる事で、上からも下からも出ないようにします。
これがドライアイスの基本的な効果ですが、臨終直後は体温も
あるので身体や寝具を冷やしながら急速に溶解します。
しかし、一旦凍結した部位は、凍結を維持すれば良い訳ですから
2回目以降は極端に減りかたが少なくなるのです。
また、納棺後は棺が冷蔵庫の役割をするので、さらに解けません。
なので身体に当て一日経過したドライアイスは約半分ほど残って
いる場合も多く、そのまま包みなおして使える事のほうが多いです。
もっと小さくなった時は、ドライアイスを包んだ紙等を広げ、2~3本
合わせる事で、追加した6本の他に、2本増えることになります。
その結果として、夏であっても殆どの場合はドライアイス2回だけで
事足りることになる訳です。 また火葬場に向かう時ドライアイスは
出すのが基本ですから 出棺の時には無くなる程度が最適です。
さらに費用面から見ると、あんしんサポートは15kgで8400円で
すが、葬儀屋さんによっては12600円 15750円なんてことも
普通にあるのです。 或いは、同じ8400円でも10kgって事だって
あるのです。8400円×2回で16800円があんしんサポートでは
極々普通の使用量と金額ですが、4日間で毎日入れ替えられて
1回が15750円なら合計63000円で、その差46200円もの
違いがドライアイスだけで出るってことです。
それと、火葬支援パックのドライアイス1回ですが、病院から自宅に
搬送、一旦布団にご安置して家族で末期の水を取り線香をあげ
て頂いてから、棺の準備ができるまでの数時間は布団にご安置。
棺の準備ができると納棺をしてから、ドライアイスを再度当て直す
ので 棺内は冷蔵庫のようにひんやりさんです。 その結果1回だけ
でも間に合うってことになるのです。 だから、我が家での葬儀には
ドライアイス入れ替えの時、今まで入っている物をいくつか合わせて
使って頂けますか?って言っちゃえば良いと思う。 そう言われたら
葬儀屋さんだって「使えません」とは言えないでしょう。・・・つづく
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