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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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昨日、事前相談に行った家庭で、配偶者の通帳について聞かれ

たのです。 入院している夫名義の通帳が出てきたのだけど50万円

ほど入っているとのことでした。 通帳を見せて頂き、カードの有無を

確認すると、カードは作っておらず印鑑さえどれだか分らないとのこと。

そこで、改めて こんな内容の確認をしました。

「お子さんはいらっしゃいますか?」 すると「居ます。九州と関西に

住んではいますが、殆ど実家に来ることもないとのこと」 そこでもっと

突っ込んだ事を聞きます。「失礼ですが、お子さん達家族は二人の

生活費や、これからの生活の面倒は見てくれる予定ですか?」すると

「いいえ・・・それはないでしょう。 葬儀になっても来るかどうか・・・」

これを読まれた方は「えっ!? 親の面倒も見ないし葬儀に来ない

かもってありえるの?」なんて思うかもしれませんが、こんな感じの親子

関係は時代のせいなのか・・・親子関係が希薄になったのかは分りま

せんが結構多いんです。 寂しい気もしますがしかたありません。

また年金は二人で数万円とのことでしたので、意識の無いご主人の

名義ではありますが、銀行に行っておろす事にして貰いました。

自宅にあった数本の印鑑と通帳、そして二人が夫婦であると証明が

できる保険証を持っていきましたが、残念ながら印鑑が合いません。

受付で話しをすると、数日後自宅に封書が届くので それを持って

来れば手続きはできるとの事で自宅に乗せて帰ったのです。

その数時間後、依頼者から電話があり、印鑑が見つかったのですぐに

全額おろしてきたとの報告でした。

すぐに貯金をおろした理由ですが、入院中のご主人名義の通帳なの

ですから、ご主人がもしもの時は貯金は凍結されて、一切おろせない

状態になり、配偶者である奥さんと二人の子供達の印鑑証明付き

遺産分割協議書が必要になるのです。 少額年金だけで暮らして

いる夫婦の50万円の貯金・・・ これから入院費やら、もしもの時は

あんしんサポートであっても5万円は必要になるのです。

普段、全く行き来の無い子供達が、もし、自分の財産分与を要求

でもしたら、この老夫婦が可哀相過ぎます。 今はまだご存命なの

ですし、普通の家庭なら財布も財産も夫婦共用です。 ならば・・・

面倒な手続きなどしなくても良いように、いつでも配偶者が預貯金は

おろせるようにカードを作っておくとか、印鑑や通帳の所在や、何処の

銀行にいくらあって、いくつの通帳があるのかなど、夫婦間でちゃんと

しておく必要はありますよ。 葬儀だけでなく、こんな相談に乗るのも

相談者や依頼者の心を落ちつかせられるようです。・・・つづく

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