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朝の9時30分、一本の電話が入り60代の奥様が余命数日程度と
医師より宣告され、どうして良いか分らずに 電話帳にあったNPOの
文字を見て連絡をくれたのだそうです。 午前11時、借家の自宅に
伺うと細身で60代後半の男性が待っていてくれました。
簡単に挨拶をすると奥さんの病状や、医師の判断などを聞きます。
少し話しをしていると生活保護家庭である事が分かり、葬祭扶助が
受けられるので、葬儀費用は支給される旨を伝えると 安心された
ようで、ご夫婦の話しや、医師から宣告されてどうしようと心配になり
この2日間食事も喉を通らず、パンを牛乳につけて流し込むようにして
やっと一枚食べるか どうかだったなどの話しを聞かされました。
おじゃましてから2時間色んな話しをしましたが、葬儀うんぬんの話は
最初の30分程度で、あとは依頼者のストレス解消談話?とでもいう
感じで1時間ほど話しを聞いていると 依頼者の表情が柔らかくなって
話し方も普段のご主人だろうと思えるほど 柔らかい表情と話し方に
なっていました。 そこで、もう一度話しを万が一の時に戻して再確認
することにしました。
※月曜日に市役所の福祉課に行き、万が一の場合に受ける葬祭
扶助申請の事前承認に行くこと
※葬儀は火葬ですが、過去の県内数ヶ所の例では、散骨費用まで
支給して貰えたので前橋市でも問題はないであろうとの話しはした
のですが、生活保護の認証や葬祭扶助の法的解釈は市町村の
行政により解釈に違いがあったり、場合によっては担当者よっても
違うことだってあり得るなどの話しをしました。
「あんしんサポートでは火葬費用+散骨費用が総額でも10万円で
できるので、普通の葬儀社なら火葬だけで全国平均17万円なので
すから問題はないはず・・・との話しをしました。 でも、もし担当者が
難色を示すようなら、火葬だけで全国平均料金を提示することだって
可能だから もしもの時でも何とかしますよ」と笑って言う。
ご主人の顔がほころんで、安心した顔になったので最後にもうひとつ
「きっと、これから何度も夜中に病院から呼ばれる事になるでしょうから
まずは、自分自身の体調管理をする為にも ちゃんと食べなきゃ駄目
ですよ。 僕らが帰ったら食べてくださいね。 食べられそうですか?」
そう聞くと、「はい すごく気が楽になったので食べられます」と答えてく
れました。 車を見送ってくれるご主人は、先程来た時とは明らかに
違う表情です。 また、ひとつ依頼者から教えられました。
お金に心配の無い人は分りませんが、家族が終幕を迎えようとすると
やはり、費用の問題も含めて相当にストレスがあるのが現実です。
それを人に話し、解決策を講じてくれ、溜まっていたストレスを話すと
結果的に家族の心のケアにもなるのだということなんですね。
だとすれば、個人の相談でも、座談会でも、或いは講演でも良いから
色んな人達と、色んな場所で、色んな話しをする事も、ある種の福祉
でもあり支援でもあるということなのでしょうね。・・・つづく
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