[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
午後2時から 湯かん納棺の義を行い ドライアイスを再度取りに
行き事務所に戻ると すでに特大の棺も届いていました。
故人の身体が大きいので 納棺をするのに必要な人手として男
6人以上は必要と話をしてあり その人手が揃うのは午後6時頃
だと言うので 明日の葬儀準備をし 午後5時過ぎに出発。。
ちょうど、夕方のラッシュで到着したのは午後6時でした。 待って
いてくれた男性陣に軽く挨拶をすると ご遺体の納棺です。
朝方、腕の部分が広がらないように縛ってはありますが不安です。
取っ手の付いた防水シートは朝と同じように 身体を横にすると、
挿し込み、、反対側に横にして 差し込んだ布地を引き出して
故人が真中になるように広げます。 続いて特大の棺を部屋に
入れますが 棺の下に置く棺台は 台車のような形をした1個で
200㎏程度には耐えられる車輪が4つ付いた特殊棺台を用意
していきました。 左右4ヶ所づつ8ヶ所ある取っ手を6人の男が
せーの、、で持ち上げて 棺の中にゆっくり下ろします。 ミシッ!
いやな音が一瞬しましたが 何とか腕の部分も棺に納まりました。
経験とは凄いものだと我ながら思います。 今朝の時点で腕部を
処置していなければ とても棺には入りません。 そうなったら大変
な事になりますが 対処した事で何事もなく進められる、、これも
経験から来るとっさの対処だったのでしょう。 これでひと安心です
事務所に戻る車の中で千明に語ったのが 僕の感じた2つ疑問
それとは別に ひとつの大きな疑問だったのです。 最初のひとつは
前回にも少し書きましたが「ドライアイスは認められません」との話
どう考えても有り得ない話で これが真夏で友引が入り火葬する
まで丸々2日間は掛ってしまう状況だったらどうする?って事です。
行政の都合で友引は火葬場が休みなのですから ドライアイスで
処置しなかったら大変な状況になるのは歴然としていますからね。
結局、この問題に関しては 申請に行った葬儀翌日には行政の
係りの人も訂正していましたので 問題はありませんでした。 ただ
もうひとつの疑問である「支払いは申請者である故人の母親に
対して行う」という部分は いまでも理解、納得できません。
多分、多くの行政では違う対処をしているはずです。 その理由は
葬祭扶助とは、あくまでも最低限の葬儀を行う為の費用が出せ
ない生活保護家庭の代わりに行政が費用を負担するものです。
だから直接火葬葬儀を行った葬儀屋さんに 事前見積りや決め
られた範囲内での費用を払えば何の問題もありませんが もしも、
請求者が家族で その人達に支払い、 その人達が別の用途に
使ってしまったら、行政は葬儀屋さんに再度支払う事になります。
葬儀社は行政からの支払いが確約されているから 葬儀施行を
行うからです。 上のようなもしもの事が起こった場合、どんなに
行政が申請者に払いましたと言っても 受け取っていない業者は
関係ない話となるからであり、、申請した家族に一旦渡すだけの
意味がないからです。 こんな話は当事者が居る前でできるもの
ではありませんので この話題になった時 すぐに話を止めましたが
行政の担当者は もう少し各行政での対応を調べて欲しいもの
だと思います。 でも、、最も大きな疑問は これ以外にあります。
生活保護が受けられない貧困家庭には 何の支援もないという
現実が多々あるからです。どんなにボロの家でも家があれば生活
保護は受けられない、、から始まり よく分らないのは自動車です。
自動車があると生活保護は受けられない、、これって多分、相当
昔に作られた基準なんだと思います。 人が亡くなった時でも同様
なのですが 自動車は財産として見なされているようで故人名義
だった物は 一旦誰かが相続をしてから廃車するという前提です。
この生活保護者の自動車も同様で財産なのでしょう。。ですが、
現実は違います。特に群馬のような自動車が交通手段の常識
という地域に住む人達にとっての自動車は消耗品だからです。
働けない、働く場所がないから収入が無く、生活保護なのに車が
無ければ 行動範囲も狭くなり より働き難い条件が増える。。。
僕らが ごちゃごちゃ言う問題ではないのかもしれませんが 理解
できない事がやたら多いのも 現実であり、事実です。・・・つづく
今日も来てくれてありがとう。
毎日の更新の励みにとランキング登録をしてみました。
宜しければクリックをお願いします。
↓↓↓↓
にほんブログ村