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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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この2日間は返礼品の引上げ精算を始めとした 外出の仕事を

まとめてしてきたのですが、数件の用事が残ってしまいました。

昨日は「春」の陽気で ポカポカと暖かくて良い日でしたね。

普段、この手の用事は千明が担当してくれるのですが 今回の

ように僕が行くことになると どうしても色々な話が出る事も多くて

中々時間通りに進みません。 でも葬儀が済んで49日を迎える

家族や新盆、、一年忌と、、ある程度時間の経った家族から聞く

意見のほうが 直後の家族意見より 冷静になっているし 周囲

からの意見も加味されているので あんしんサポートが行った葬儀

そのものや我々の人間性、考え方に対しても より正確な判断が

なされているので 貴重な意見でもあります。 僕が暫く経ってから

行く事が多いのは この冷静な意見を聞かせて貰う為もあります。

忌明法要前の葬家は2軒 始めに伺った家は ご主人の葬儀。

何度も何度も「良くして貰って、、」って笑顔で言われたのですが

、、具体的な事は ちーとも分らず、、あえて聞く訳にも行かずの

まま。 ところがその思いは夜に分るのです。 ただ以前の話では

90才を超えたお婆さんの時は お爺さんの葬儀をした葬儀屋で、

と言っていたのに 昨日はお婆さんの時もお願いしたいし 自分達

姉妹の遺影写真も作っておきたいと写真を用意してありました。 

自分も、、妹も、、母親も みんなお願いしますと言われたのです

から 「良くして貰って、、」が本音なんだということ だけは分りま

した。 ですが さすがに、、まだ60代後半の姉妹2人の写真は

「もっと世間に羽ばたいて思いっきり煩悩を謳歌し終えてからね」と 

90才を超えた母親の写真だけを預かってきました。 帰りに外まで

見送られると、次に伺ったのは そこから30分くらいでしょうか。。

街中にある葬家で 途中電話を入れて伺うとイチゴと茶菓子を

2人分用意して待っていてくれました。 返礼品精算と引上げを

済ませると コーヒーを飲みながら暫し話をしました。 この家庭は

色々な事情もあり 自宅で近しい人達だけの葬儀をし 葬儀後

新聞に掲載したこともあって 約1ヶ月の間に葬儀後60人ほどの

人達が線香をあげに来てくれたようです。 普通は 後から後から

人が来て大変だったというのが この手の話なのですが 今回は

子供達はみんな家を出ており、、60才を過ぎたばかりの奥さんが

一人なので 人が来てくれた事で 寂しさを紛らわせたのが本音

だったようで こんな事もあるんだと勉強させられました。 

この葬家の場合、僕が自分で書面にするには ちと恥ずかしいと

思うくらい褒められたり、、ありがたがられたり、、感謝されっぱなし

なので詳細は控えますが いくつかのポイントには絞れます。

ひとつには「葬儀費用」は当然あるでしょう。が、、これは単に安い

高いの問題ではなく 葬儀の相談をしている時 僕の言った言葉

「葬儀は大切かもしれないし その時になれば 今あるお金を全て

使っても、、或いは借金してでも 精一杯の事をしてあげたいって

思うかもしれない。 けど、葬儀より残された家族の生活のほうが

ずっと大切なんです。 葬儀は無理せず、、できる範囲の事をして

あげれば良いと思う。 故人は全財産使って、、借金までしてでも

豪華な葬儀を望みますか?」 こんな感じの事を言ったようで、、

無理せず、残された家族の生活を第一に考えた葬儀をするべき

これが費用に対するポイントでしょう。 次のポイントは金銭問題

にも絡むのですが 家族の意思を最優先した葬儀を作り上げる。

って事でしょうか、、この家族の場合、初めて話をした時にもしもの

時はできるだけ自宅で過ごさせてあげたいと 何気なく話していた

ので 最初から1日長い設定をしたのです。 あとから線香をあげ

に来てくれた人達にも言われたそうで、「ねぇ 亡くなってから葬儀

までが長くない?」って。。 何人にも言われると 改めて感じたん

だそうです。 言った本人でさえ忘れていたような一言を覚えていて

くれて 普通より1日長く故人と過ごさせてくれたんだなって、、で、

この家族は、その1日長い夜を 家族で夜中まで 色んな思い出

話をして過ごしたそうです。葬儀社主導ではなく、その家、その家

全ての家毎に違う思いや 意思や財布事情に合せた葬儀をする

これが第2のポイントのようです。 そして第3のポイントというより

第1、、第2、、のポイントを実現する為には 葬儀を行う家族と

我々の間に「何でも言える・・・何でも相談できる」という感覚が

絶対条件として必要になります。 極端な話、昨日まで知らない

人だったのに 今日は何でも言える人、、ってすっごく難しい事の

ように思えますが、、結構できるもんですよ。 勿論、日に日に

その感覚が強くなって 葬儀を終わる頃は 下手な親戚よりは

ずーーっと家族に近い存在になっている事のほうが多いですね。

あ、そうか、、書いてて初めて分りましたが もうひつとのポイントは

このアットホーム的な部分も多々あるようです。 こちらが構えて

いたのでは 相手だって構えるでしょうからね。 でも、この家族が

言っていましたが 先に来て貰った葬儀社の人の話し方や態度は

やたら馴れ馴れしいというか、、 近所のオジサン?的な言い方や

態度だと言ってましたが、、我々に感じるアットホームな感覚と、、

馴れ馴れしいとは 何かが相当違うらしいです。 褒められ、感謝

されて嬉しいのと裏腹に、相手の懐に飛込む事で 互いの狭間に

ある垣根を取り除く、 一歩間違えると恐いなというのも本音です。

真っ赤な夕日を浴びながら事務所に戻ると 超低料金の印刷を

自分で行う為に色々教えて欲しいと 介護タクシー事業をしている

NPOの代表が来たので 説明やら 技術的なことなどの話をして

いると、上記の家族が 我々に言っていた「良くして貰って、、」の

具体的な中身、、内容を知らされるのです。 ・・・つづく

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