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今日の朝、、８時を過ぎた時、千明からの携帯電話が鳴った。。
葬儀の搬送依頼か、、何かの連絡電話か戸惑う時間帯ですが
電話に出ると搬送依頼とのこと。 事前相談はされていない方の
ようで「搬送社」といくつか指示を出して電話を切りシャワーをする
歯磨き、シャンプー、少し熱めのシャワーで目を覚ます。何十年も
続けてきた１年３６５日の日課である。 約５分のシャワータイムが
終了すると身支度をして すぐに家を出る。 今日の群馬は寒い
２月に入って暖かい日が続いてきたが、、今日は風も無いのに、、
底冷えするような曇り空でした。事務所に到着すると電話内容
からして火葬の可能性大なので「枕飾り」「棺」「ドライアイス」の
準備をしていると千明も到着、、準備を整えドライアイスを取りに
行く途中で 詳しい話を聞く、、火葬だけの葬儀を希望している
らしいが自宅ではなく、、直接斎場に搬送したいと聞き、すぐに
故人の居住地である高崎市斎場に電話するが 通夜室と呼ぶ
和室がひとつだけで、、その和室も予約済みとの事です。 ならば
どうするか思案し「前橋に親族親戚が居たら霊安室に１日安置
明日の火葬」これなら３．０００円だけで済む、、だが親戚は無い
可能性のほうが高い、、とすれば「渋川の斎場に市民外として
安置６．０００円・火葬３０．０００円で計３６．０００円」のほうが
民間安置施設を利用するよりも、、搬送車代を含めると低額に
なるなどいくつかの案も考えました。が、一番良いのは自宅安置
翌日に高崎での火葬だからなぁ、、などと言いながら指定された
病院の受付に到着すると 一人の老女が待っていてくれました。
簡単に挨拶をすると亡くなったのは午前３時過ぎだという。え？
今はもう９時３０分ですよ？？と聞くと２４時間対応しているか
どうか分らないので午前８時まで待って電話をしたのだそうです。
幸い、病院では親切な対応をしてくれたようでした。 さて、、、
いくつもの案を用意した、、どこに搬送するかの話をしました。
「高崎斎場に電話をしたら通夜室の予約が入っていて搬送でき
ないのですが 自宅に安置できるスペースはありますか？」という
僕に対して「はい あります」との答えにホッとする。 初めて話を
した方なので すぐに費用を伝える「火葬終了し骨壷まで含めて
総額８９．９００円で、基本的に追加料金は発生しませんよ」
話をしていた老女の顔がほころんだ、、死亡診断書を医師から
預かって自宅まで搬送しドライアイス処置をして納棺、枕飾りを
準備、、始めに「末期の水」をとって頂き、線香をあげてもらうと、
暫しお話をしたのです。 亡くなったお婆さんは１０１歳だと言う。。
ただ、ご主人の育ての親ではあるが戸籍上は他人とのこと、その
ご主人も透析と痴呆で入院中、、電話をくれた７０才目前の
女性一人で夜中に４時間の仕事をして入院費や生計を立てて
いるだと言う。 先月１６日に新聞掲載されたのを見て救われたと
思い 早めに連絡しなきゃ、相談しなきゃと思っていたんだそうで
すが 日々のバタバタに追われ 延び延びになっていたそうです。
「ごめんね、、もっと安くしてあげられなくて、、」という僕に対して
「いえいえ、、ありがたいです」と笑顔で言ってくれました。 でも、
すぐに「実はお墓も無くて、、新聞に散骨の事が書いてあったの
ですが、、、」と心配そうに言うので「合同散骨なら４月８日実施
予定ですし 全費用は１０．０００円ですが良いですか？」という
僕にまたまた ニッコリ笑って「宜しくお願いします」と言ってくれた。
僕の言った「ごめんね、、もっと安くしてあげられなくて、、」の話は
もう少し後なら「日本一安い５万円火葬」がスタートするのに、、
との思いがあったからです。 今は寝台車と霊柩車の２回依頼
するだけでも４万円～５万円の出費なので 棺や骨壷、線香具
一式、役所手続き等々を入れると５万円火葬なんて 現状では
到底無理だからです。 それでも、今回の火葬と散骨の総額で
９９．９００円ですから低費用と言える総額だとは思います。
今日の方だけでなく、、低費用の葬儀や低費用の焼骨供養で
助かる人達は沢山いるんだろうと 改めて実感です。 早速、、
明日にでも記事を書いてくれた記者さんにも 記事のお陰で、、
助かった人が実在した事を報告しておきます。・・・つづく
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