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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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葬家に到着すると ご家族に挨拶し昨夜積み込んだ棺と棺台を

車から降ろして 斎場に持っていく灯篭類や供物や果物などは

車に積み込んでから 湯かん納棺の準備に入ります。 準備が

整ったのは開始予定の15分前、、 10人ほどの親族はすでに

集まっているようです。 喪主からみんなが集まっているので始めて

頂けますか?との言葉で 10分ほど早く湯かんが始まりました。

映画おくりびとの納棺師のように 格好良くはありませんが上着は

韓国時代劇にも出てくるような カラシ色の僧衣を着ているのは

、、そう、、僕なのです。 まずは今日1日全ての流れを説明して

全員で合掌をしてから 湯かんを始めます。始めに十三仏を唱え

十三仏の説明をしながら 準備した洗浄綿で女性は足元を、、

男性は手元を、、身体だけでなく 今生を生きる中で心の中に

溜まった邪念や、、欲や、、不の心なども拭いさってあげるような

気持ちで拭いて頂きます。 全員の湯かんが済むと 引き続き、、

納棺前の旅支度を整えます。 足元から足袋、、脚絆、手甲

まではしっかり固結で整え 頭陀袋、を首から下げて 数珠は

手の指に掛けて頂きます。 但し、あんしんサポートでは天冠と

呼ばれる三角布は頭に着けず 納棺してから頭上に置くように

しています。 三角布は幽霊のイメージが強くあるためです。

あとは、一重の着物と帯ですが時間を見ると ちと早過ぎなので

そのままの状態で「逆さごとの話」「線香や焼香の回数」さらには

焼香時のお辞儀についてと香典袋にあるご霊前から ご仏前に

変わる瞬間などを話して 最後に「あんしんサポートは考えます

最高の供養とは、、」の話を始めると 真正面奥に座っていた

故人の孫娘さんが 今にも泣きそうな顔をしているのを見ていた

せいでしょうか、、、僕のほうが先に泣いてしまいました。 (T_T)

なんてね、、本当は孫娘さんのせいではなく 我ながら不思議

ですが 家族より先に泣いてる事も珍しくはありません。

千明曰く、、、代表が涙を流し始めると より熱く より感情が

入った話し方になって所々で詰まり気味になった頃には それに

感動した家族が涙を流しているのだそうですが、、今回も例外

ではなく 先ほどの孫娘さんは 声をあげて泣き出してしまいま

したが 心のこもった湯かん納棺で ありがとうございました。。。。

なんて言われちゃうんですから 悪いことではなさそうです。

暫く話で時間を潰し 棺を運んで故人を棺に納めると その上

から一重の着物を掛け、、帯びを掛けて旅支度が整いました。

上から故人の好きな服や 着せたい服を身体の上に掛けたり

持たせたい物で問題の無い物を入れて貰います。 納棺最後は

三途の川の渡し賃と言われる 六文銭と隠し銭を棺に入れれば

湯かん納棺の儀は終了です。 もう一度全員で合掌、、礼拝、

続いて 綿衣裳を作るのですが 今日はこのあと斎場に行って

会場設営をしなければ、 なので千明に任せて葬家を出ました。

現在時刻11時30分です。・・・つづく

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