129．自分流、、生きるとは

今日の午後、療養中の奥様がもしもの時に遺影に使うのだと言って

写真を沢山持って来られた方と　暫し談笑をしましたが相談者いわく

俺は長生きしたいと思ってない平均寿命も生きれば充分だと言ってる

そばからクエン酸を薄めて飲めば 病気知らずで医者要らずの身体に

なると言うし、、ポケットから万歩計を出して　今日は歩いていないと

確認をしている、、どう聞いていても健康に気を使い長寿を願ってる

ような印象でしたが　相談者が帰られたあと、、改めて考えると長生き

したいからではなく、、生きている間は健康体で過ごし、、逝く時には

ポックリ逝く、、きっとそんな風に考えているんだろう事が理解できた。

我々のような仕事をしていると、入院中の方も含め色々な方と会うの

ですが、、時々考えさせられる場面にも出会うのです。　それは人の

「生」、、生きるという意味についてです。　軽々しくくちに出来る問題

ではないのですが　このブログは「我想う」だから 人がなんと言おうと

自分の感じたままを表現してみます。事前相談者に連れられて行った

のは、ある病院の病室ですが　対象者の意識はなく、身体は不自然

と思える体勢で固まっていて　良く見ると喉に空けた穴から管を通して

流動食を流しているのだそうですが　その状態で4年以上もの歳月が

過ぎたと聞いた時、不謹慎かもしれませんが、この状態を生きている

と言うのだろうか、、回復する見込みも無いまま、、心臓が動いている

うちはこの状態が続き、心臓が止まった時、、死を宣告されるのです。

正直僕には、生きているのではなく、生かされているとしか思えない

のですが、きっと家族にとっては　どんな状態ででも生きて欲しいと

思うからの対処なのでしょう。　ただ、自分の場合で言うなら、意識が

あって楽しさ、苦しさ、寂しさ、喜び、悲しみなどを感じられる状態なら

「生きている」と判断して貰い、それらが出来なくなった時は安らかに

早めに、逝きたいものだと思います。そう考えると人の世話ばかりで

無く自分の終幕の詳細も決めておかないと「紺屋の白袴」ですね。

あなたの生きているとは何を意味しますか？　・・・つづく


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