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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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初めての相談は、あんしんサポート定番の相談内容で家族の希望

要望の全てを聞き、可能性のある全ての葬儀見積りを出す準備、

そして、墓と安置予定場所の調査日程などを決める事からです。

一通りの話が済んでも 暫くは対象者の話や世間話しもしています。

理由は、初めて会った我々に本音が言える人のほうが 少ないので

色々な話をする事で 何でも言えるような信頼関係を少しでも築き

たいこと、、相談者の真意を出来るだけ把握したいこと、、あとひとつ

対象者に対する相談者や家族の思いを正確に読み取る、 それが

「故人を偲ぶ」「お別れの手紙」に反映するから、、でもあります。

対象者は入院こそしているが、比較的元気で正月には酒も飲める

ほどだったが 高齢であり、いつ何が起こっても不思議では無いので

もしもに備えての相談と あんしんサポートが信頼に足る 安心して

依頼できる会社や人なのかを調査する目的もあったようです。

現に相談者は大手葬儀社の会員であり、積立金も満期なのです。

来社され暫くの時間は 相談というより我々の会社や人柄を観察

していたようですが 「私も同じ考え方で仕事をしています」と言った

のです。 自分が売りたい物を あの手この手で押付けて売りつける

のではなく相手の欲する物(事)を最優先する。。例えば、自分は

車を売り 保険は関知していない場合、普通は車だけは売るけど

保険には話題を触れないか、、保険屋さんを紹介するでしょうが、、

皆さんならどうしますか? ・・・つづく


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「無償の愛」この言葉を初めて聞いたのは 息子の結婚式で牧師

さんが夫婦の愛について語った時でしたが「なるほどなぁ」と感心

納得したので たった一人だけで拍手したのを思い出します。

お互いが相手に対し 見返りを求めない無償の愛で結ばれし夫婦

かっこいいなぁ、本当はそうあるべきだと思ったからの拍手でした。

でも、あまり日本人受けはしないようで、ただシ~ンとして聞いてる

だけで うんでも無きゃ、、すんでもない、「お前ら聞いてるのか?」

きっと牧師さんは心の中で そう叫んだと思う。 結婚式が済んで

列席者が教会の外で二人を祝福するとき、、牧師さんは僕の所へ

突き進んで来て握手し、、牧師さんが帰る時にも握手して行ったの

ですから 相当強い印象だったことは確かです。

葬儀の数日間、、ずっと涙を流し、、火葬炉に入った瞬間は号泣

した人達が居た葬儀、、それが配偶者や親子なら そんなに驚きも

しませんが 三人の孫娘達が 同じように涙したお葬式の話です。

今回の葬儀で喪主を努めたのは 各々の生活を持つ成人された

三人のお嬢さんが居て 本人も故人の一人娘である既婚者です。

父親が入院をされているようで  もうすぐ90才の高齢でもあり

もしもの時に備えておきたいという事ですが 正月には酒も飲み、

100才まで生きると孫達と万歳をしたそうなので まだまだ先の事

だと思っていたのは 我々だけでは無く 喪主をされた長女も同様

だったのです。 それが90才を迎える20日前、、ご相談に訪れた

2週間後が葬儀とは誰一人予想していませんでした。 ・・・つづく



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送られて来た手紙には 感謝の言葉が記されていたので ホッと

安堵したのですが 手紙は奥様個人の意思だと分ったのは その

翌日の夜 喪主のご主人からお礼の電話を頂き初めて分りました。

慣れない地で葬儀という 様々な慣習のある特殊な儀式の喪主は

とても大変だったと思います。 もし自分が知らない土地でその立場

だったらと考えれば誰でも納得できるでしょう。 ただ、残念なのは

ちょっとした行き違いで 兄弟仲が疎遠に成るのではとの心配です。

もっと上手に両家の間に入れば何とかなったかなぁとか、、 互いの

本音を出し合える場が作ってあげられなかったかなぁ、、とも思う。

一人一人、一組一組の夫婦、、誰一人として悪い人は居ないのに、

どうして笑顔で終われなかったかな、、と僕の中での課題がまた

ひとつ増えました。 生まれ育った環境が違う、、生きている環境

だって全く違う、当然、金銭感覚も違うし 故人との関わり方も違う

でも、きっとお互いがお互いを認め合える方法はあると思っている。

今回の葬儀は、葬儀そのものより「人」と「人」との関係や繋がりの

難しさを教えられた気がします。 普通なら良い人と 悪い人だから

仲良く成れない、みたいな感覚はあるけど 良い人同士だからって

良い関係が築ける訳ではないのだと教えられました。

違う環境に生きる者同士が 互いに分かり合うには建前で話さず

良くも悪くも本音を包み隠さずに言えるような お互いである事。。。

例えば健康で金が無い時は「金は無いけど体力はあるから動くよ」

みたいな発想が必要だし 金のある人は相手に対して「じゃあ金は

何とか工面するから 雑用は頼みます」 的な優しさも必要なんだと

思ったりしますが、どちらがどうのではなく、、お互いが!! 互いが、

互いを思いやれば 全てではなくても 改善できる関係って結構

あるんじゃないかと思えます。 「無償の愛」が人の心を動かす、、、

そんな葬儀もありました。             ・・・つづく


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