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今日の午後、療養中の奥様がもしもの時に遺影に使うのだと言って
写真を沢山持って来られた方と 暫し談笑をしましたが相談者いわく
俺は長生きしたいと思ってない平均寿命も生きれば充分だと言ってる
そばからクエン酸を薄めて飲めば 病気知らずで医者要らずの身体に
なると言うし、、ポケットから万歩計を出して 今日は歩いていないと
確認をしている、、どう聞いていても健康に気を使い長寿を願ってる
ような印象でしたが 相談者が帰られたあと、、改めて考えると長生き
したいからではなく、、生きている間は健康体で過ごし、、逝く時には
ポックリ逝く、、きっとそんな風に考えているんだろう事が理解できた。
我々のような仕事をしていると、入院中の方も含め色々な方と会うの
ですが、、時々考えさせられる場面にも出会うのです。 それは人の
「生」、、生きるという意味についてです。 軽々しくくちに出来る問題
ではないのですが このブログは「我想う」だから 人がなんと言おうと
自分の感じたままを表現してみます。事前相談者に連れられて行った
のは、ある病院の病室ですが 対象者の意識はなく、身体は不自然
と思える体勢で固まっていて 良く見ると喉に空けた穴から管を通して
流動食を流しているのだそうですが その状態で4年以上もの歳月が
過ぎたと聞いた時、不謹慎かもしれませんが、この状態を生きている
と言うのだろうか、、回復する見込みも無いまま、、心臓が動いている
うちはこの状態が続き、心臓が止まった時、、死を宣告されるのです。
正直僕には、生きているのではなく、生かされているとしか思えない
のですが、きっと家族にとっては どんな状態ででも生きて欲しいと
思うからの対処なのでしょう。 ただ、自分の場合で言うなら、意識が
あって楽しさ、苦しさ、寂しさ、喜び、悲しみなどを感じられる状態なら
「生きている」と判断して貰い、それらが出来なくなった時は安らかに
早めに、逝きたいものだと思います。そう考えると人の世話ばかりで
無く自分の終幕の詳細も決めておかないと「紺屋の白袴」ですね。
あなたの生きているとは何を意味しますか？ ・・・つづく
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4月の葬儀2件である事に気付いた。というか、偶然だと思うんだけど
1件は1年以上前から夫婦で会員になられていたのですが、まだまだ
先のこと思っていたのは我々だけでなく、ご本人達も同様でした。
痴呆の始まったご主人の面倒を見ていた奥さんでしたが 自分の腰
状態が悪いため、老人ホームのような施設に ご主人が入ってから
一週間後に 我々に連絡をしてくれました。 内容としてはご主人に
むくみがあったので入院したが カテーテルでむくみは引いたのだが
何かあったら連絡をと言われていたので一応連絡だけをしたとの事。
千明から それを聞いた僕は すぐに最新の見積書を作成し電話を
して翌日には奥さんのところに行って 万が一の詳細打ち合せをした
のですが 当然、奥さんも笑顔であり まだまだ先の事として話をした。
ところが、その翌々日の昼間、突然ご主人の訃報電話が入った。。。
また、4月の日曜日初めて相談に来られた奥さんと義息子さんと病気
入院中のご主人の話を聞いていた僕は「明日の月曜か火曜どちらか
都合の付く日に斎場や式場の下見に行きましょう。。その時に葬儀の
詳細見積りを用意しますと言い、、翌月曜日一日掛かりで下見から
詳細まで決めたのですが 日付が火曜から水曜に変わって間もなく、、
ご主人の訃報電話が入ったのです。 また、以前の話になりますが、、
千明の母親から 当時入院中だった千明の叔父である父親の兄の
ところへ見舞いに行く予定が 母親を乗せて行く息子の都合が悪くて
4日後の日曜日に行くからと連絡を受けたと聞いた途端、 くちから
出たのは「母の仕事が終わる午後5時に迎えに行くから」と伝えるよう
千明に指示を出していたのです。 千明の地元まで前橋から順調に
走って1時間30分、、そこから見舞いの病院まで1時間の距離です。
見舞い時間を計算すれば 5時間30分から6時間も要するのに、、
僕のくちは勝手にしゃべっていたのです。 、、が見舞いに行った翌日
午後の早い時間、、訃報の電話が入ったのですが 見舞いが出来て
良かったそうです。 これに近い経験は何度となくしているのですが
偶然にしても、実に不思議な気がします。全てにおいて即座に動いて
いるなら話は別ですが 動く事もあれば 動かない事もあるからです。
僕は霊であれ、、霊感であれ、、あの世であれ、、輪廻転生であれ、、
土に還るであれ、、分らないものは否定も肯定もしませんが、どうも
自分で勝手に動こうとしている時は その意志に従ったほうが結果は
良いように思えます。 自分事なのに何処か他人事のように書くのは
正直、意識して動いている訳ではないからです。 でも、今のような
仕事をしていくには後悔をさせない為にも良い事のようです。
この手の話はあまり書きたくないのですが 千明を始めとした人達も
周知の事実なので ちと書いてみました。 ・・・つづく
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月末がゴールデンウィークの始まりだからですが 今日はやたらと
銀行が混んでいました。 待っている間、これだもんコンビニ支払い
ならば３６５日２４時間いつでも利用出来て便利だと思って当然。。
だと思いましたが ３６５日２４時間は我々も同じですから 銀行も
３時閉店、、土日祝日休日、おまけに休日引き出しは手数料が
掛かりますなんて殿様商売してるから 経営不振になるんですよね
なんて言ってる場合じゃなくて、人の振り見て我が振りなおせ、、
或いは反面教師として 自分達の仕事も見直すべきだと改めて
感じながら待っていると、今日新たな方が事前相談に来たいと言う
ので戻る時間の確認電話が入りました。 時間を伝えてから用事を
済ませて戻ると事前相談の方が待っておられました。
70才くらいの男性ですが、奥様は10才以上年上だそうです。
奥様が逝かれた時は自分だけで送りたいとの事と、安置から
火葬までの流れをできるだけシンプルに作成して欲しいとのこと、、
また、人は輪廻転生で生まれかわって来ると信じておられるようで、
自然に還る「散骨」にも興味をもたれたようです。
夜、、テレビを見ているとNHKで施設の中で最後を迎え、、施設の
人達で葬儀をし、、施設の人達が入る墓がある施設の話をしていた
ので思わず見てしまいましたが これから、そんな人が増えるのは
分りきった事だからこそ、良い施設だと思えました。 また昼間相談
された方のように配偶者だけで送る、、家族だけで送る、、など少数
葬儀や火葬だけの葬儀が増えるのも必然です。。火葬が増えている
要因は人との繋がりが減少したのもありますが 葬儀が高額だから
火葬で、、、そう考えざるをえない方だって沢山いるはずです。
誰だって盛大に、、豪華に、精一杯の事をしてあげたいと思って当然
だし 極々当たり前の感覚ですが 財布事情がそれを許さない、、、
でも、、そうは言えない、、そんな人のほうが多いと思います。
だからこそ、低料金で葬儀が行なえるような社会であるべきだし
それには 我々だけでなく 同じような考え方と 実践をしている
葬儀社は もっともっと頑張って影響力を持たなくてはと思います。
良い事ばかりではなく、、反面教師も時には必要なのだと実感した
４月末日でした
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。。 ・・・づづく