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前橋の病院から車で40分も走ると、背景に夜景らしきものが見えて
来た。。少し標高が高いのだろう。 自宅に到着するとすぐに安置を
済ませ、末期の水をとって頂き、葬儀の打合せに入った。 夜中でも
あり、宗教者の日程を押さえるのは明日の朝となるので 午後搬送
された方の葬儀とは一日ずれるはずである。 初めての葬儀なので
墓も無く、菩提寺も無いのですが 近くに寺があり知り合いもいるから
当社紹介と同じ額なら頼めると言うので それなら近いほうが良いと
寺の都合が分り次第連絡をもらうことで一旦戻った。
季節は春ですが まだ真っ暗な4時過ぎ、、眼下に前橋の夜景を
見ながら、眠気を覚ましながら事務所に戻ると、すぐに葬儀手配を
始めます。 道具を揃え、関連各業者へのFAXを作成し終えた頃
日は昇り、太陽が眩しい時間になっていました。 朝日を背に受け
ながら、先ほど搬送した葬家に出向き、安置所設営の確認をして
いると、やはり宗教者は紹介との依頼を受けすぐに日程確認をする
幸い葬家の希望する土曜日の予約が取れ 事前に確認してある
火葬時間も正式に押さえた。。 結果として昨日先に搬送した方の
葬儀後、一日空いての葬儀となったのです。すべての打合せを終え
事務所に戻る車を運転しながら 信号待ちで目を閉じると そのまま
爆睡しそうでしたが何とか戻って 数時間前に作成しておいた各社
への依頼書を仕上げ送信すると シャワーを浴びに自宅へ戻ったの
です。 2時間程度は休めるので仮眠を取ろうとシャワーでサッパリ
した身体をベットに横にした途端、、眠ったようです。 この仕事は、、
365日・24時間いつ起こるか分らない仕事であり、、葬家としては
何十年に一度あるか無いかの儀式なので とにかく後悔をさせたく
無いとの思いで動くのですが、不規則なだけに身体が資本の仕事
でもあるのです。 長年携わっている方の多くは 慣れもあるせいか
葬家に分らない範囲で手抜きも出きるようになるし、それも一つの
テクニックだし、別段悪い事でも無いし、ある意味利口だとさえ思う
のですが どうもその辺の要領が悪いというか、決してお利口さん
では無いのが僕のようです。 肉体・神経だけでなく、企画・施行
そして葬儀後の49日、新盆、一年忌まで全てに於いて 僕の中
でも納得できなければ、、そんな面倒な奴、、それが武井なのだと
この仕事を始めて2年、、、分って来た今日この頃です・・・つづく
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亡くなる前日、思いもしなかった事前相談をした事もあり、比較的
ゆとりの夜でしたが、準備が終わり、、そろそろ帰ろうかと思った
午前12時45分頃、一本の電話が入りました。 夜中の電話だと
殆どが葬儀依頼、、搬送依頼です、、電話に出た千明のくちぶりは
明らかに葬儀依頼です。。病院名を聞き、お迎え時間が分り次第
再度連絡を入れて頂くことで一旦電話を切ると すぐに搬送準備に
取り掛かります。 あんしんサポートで初めて葬儀が重なったのです
実は関連業者の方々から何度か言われていたことでもあります。
それは、、「あんしんさんの葬儀は簡単に真似出来ないし、本当に
家族目線で、スマートさには欠ける点は否めないが、温かみのある
気配りと、真似の出来ない文章も含めて、何十年間もこの業界で
生きてきた俺でも たいしたもんだと思うけどさ、葬儀が重なった時
どうすんの?これからは葬儀が増えた時が課題だよね」 このような
内容の話は、何人もの業者さんから言われていたのです。
が、それほどの数はやってないから 重ならないでしょ、、ところが、
本当にその時が来たのです。 今日の夕方搬送された方の自宅は
前橋市ですが、これから搬送に行く方の病院も前橋ですが自宅は
北群馬郡ですから 事務所から30分以上は掛かります。
指定された病院に到着し、寝台車を待って病室に向かいます。。
搬送準備を済ませ、、死亡診断書を預かって40分ほどの道のりを
ご自宅へ向かったのです。そうそう、ご遺体の搬送についてですが
運ぶ車は、皆さんの自家用車でもなんら問題はありません。 但し
死亡診断書だけは携帯しなくては違法です。 この2年間で沢山
搬送しましたが、時々思ってた事があります。 病院から自宅なら
時間の余裕もあるので若干は回り道も可能ですが 自宅から斎場
への搬送では全く そんな余裕はありません。。でも、業者さんの車
だと直行で自宅へ行くのが普通であり当たり前なのです。。でもね、
現世の景色や、思い出の場所、いつも通った道など故人に見せて
あげたい場所があるなら、この時以外は無理だなぁって思うんです
だから、、自分達の車で運んで、家族が故人に語りかけながら帰る
そんなのもありだと思うんです。 あんしんサポートが搬送車を所持
したら そんな要望には応えてあげたい、、、なんて思ってます。
夜中の道を走りながら、、夕方運んだご家族の葬儀日程を改めて
頭の中で確認しながら、、今運んでいるご家族の思いと日程予測
などしながらの40分間でした。 ・・・つづく
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棺を運んでいるスタッフに電話をすると、斎場にいると言うのです。
すぐに病院名を再度伝え、急いで来るように指示をした。 ホッ あと
1時間ある、、車で10分の距離だから往復と病室からの搬送まで
入れても30分前には到着できるだろうと待つ、、、が、来ない、、、
15分待っても来ないので 再度、千明に確認させると、なんと運転
しながら携帯で電話してたので違反キップを切られたのだと言う。。。
我々との電話は斎場に居たのだから違反ではない、誰と何を話して
いたのか、結局、到着したのは午後4時30分、急いで病室に行き
事前了承を得ておいた棺を病室に運び込み 納棺して搬送する。
エレベーターを待ち 何とか搬送車に運び出発、午後4時40分を
回ったところである。。大丈夫か、 斎場に到着するやいなや千明が
猛ダッシュで事務所に走って手続きを済ませる。。事前に電話をして
おいたので職員の人も分っていたのでしょう「あ、あんしんさん?」と
声を掛けてくれた。 何とか間に合ったが午後5時まで残り10分も
無い状況でした。 斎場霊安室には大型冷蔵庫が3台設置されて
おり3体までは預かれるということだ。ご遺体を安置し線香をあげる
一旦奥さんには家に戻っていて貰い 最終打合せをする事にした。
・午後5時から24時間安置室で預かってもらう
・明日午後5時から会場を押さえ、宿泊可能な親族控室も確保
・会場はのんびりと設営させて午後5時30分から湯かん・納棺の儀
・午後6時から食事して(奥さんの姉妹達と宿泊)
・翌日午前10時00分~葬儀、、11時30分火葬、、13時拾骨
これなら、親戚の人達にも湯かん・納棺の儀に臨席して頂ける訳で
奥さんの顔も立つ、、前日の会場、控室費用が無駄なようですが、、
民間施設を利用するより費用は抑えられるのです。 これを聞いた
奥さんは喜んでくれたが、、正直、我々に施設があれば、、と思う。。
今回のケースばかりでなく、狭い部屋や様々な事情で自宅での安置
自体が難しい家庭はいくらでもあるのです。できるだけ早い時期に、
せめて安置施設だけでも欲しいと意を新たにした日でもありました。
・・・つづく
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