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打合せを終え、明日の湯かん・納棺の儀時間を親戚の人に全て
連絡を済ませて貰うと、暫し 故人の思い出話しを母娘さんと話す
うちに故人の職業や、親子関係などが分り「故人を偲ぶ」を書き
あげる為の資料が整ったのです。 今晩は寝られなくても良いから
早めの就寝を勧め、事務所に戻ると葬儀の準備や手配を済ませ
るのですが 今回使用する会場は170席を半分に仕切れるので
50~60席程度の部屋になるはず 、それを20席用に作るには、
結局、椅子を弓状に円を描くように配置する図面を書いた。
祭壇の生花は故人が長年住み、、職業で使っていた御殿場と
富士山をイメージできるもの、、宿泊用のレンタル布団や料理など
全ての手配を済ませてから 料理の下に置く「故人を偲ぶ」を書き
湯かん、納棺の席で親戚に配る、葬儀当日のタイムスケジュール
まで出来上がった時は、、すでに日付けが変わっていました。
それでも、昨日事前相談をしたので 比較的余裕のある状態で
帰宅し通夜当日を迎えたのです。 夕方4時過ぎからはバタバタ
するのが分っているので 早い時間に果物や棺に入れてあげたい
故人の好物などを買い揃え、通夜団子作りや、印刷まで全ての
準備を済ませます。 午後4時を過ぎた頃、霊安室からご遺体を
親族控室に移動して 湯かん、納棺の準備に入ります。 また、
夕刻より借りた会場では祭壇や会場設営が始まります。
当日は全く別の地域で、別の葬儀が入っており僕自身が 斎場
到着したのは午後5時30分頃でしたので 千明指示の元、、、
各作業はしっかり進んでいました。 今回の納棺師は女性でした。
我々のように県内あちこちで、葬儀をし、何社もの協力店があると
良くも、悪くも様々な点で違いのある葬儀、、湯かん、、納棺、、
などを知りますが、、納棺師には正直、かなりの違いを感じます。
すごく丁寧さを感じる納棺師もいれば、軽い印象を受ける納棺師
だったり、湯かんや納棺の流れや方法も様々です。 まぁ、、どんな
仕事でも人が違えば、出来上がりが違って当たり前なのは美容師
料理人、マッサージ師や医師を見ても分るでしょう。
正直、方法や流れの違いなんてどっちでも良いのですが、、家族が
良かったと思えるなら、、この視線だけで捉えた時、いくつかの疑問
というか、、、このほうが、、と思える部分があるのです。
それは・・・つづく
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電話をくれた翌々日、、打合せの翌日、、いつも通りの午前が過ぎ
午後1時30分頃、、コーヒーを飲んでいると 一本の電話が鳴った。
電話に出た千明が少し慌てた様子なので ん?! 葬儀なのか?
電話ぐちで「直ぐに行きますから 待っててくださいね」と言う千明に
「どうしたの?」「〇△さんが医者から呼ばれて病院に行ったら親族
にも声を掛けてください。と言われ、あまりの急な事に不安だから、
私に来て欲しいって言うんで行ってくる」と言い、すぐに出かけた。。
えっ? 昨日打合せしたばかりだし、、奥さんも医者も誰もそんなに
急変すると思ってなかったのに、何がどうなったんだ???でした。
千明が出掛けて30分ほど過ぎた頃、千明から電話が入りました。
「たった今、ご逝去されたので手配願います」「はぃ??ほんと?
分ったすぐに手配に入る」と言って電話を切り「お迎え時間確認の
電話が入るまで準備を進めていると」10分後再び千明から電話で
「蘇生しましたので手配を止めてください」「うん 分った」電話を切り
だよなぁ、、ずっと何もなく、、突然の電話で、翌日詳細打合せをし
その翌日永眠じゃ、、あまりに出来過ぎだよな。。にしても良かった。
と、ホッと胸を撫で下ろす間もなく、その10分後千明から逝去の報
「えっ? また戻る?」「ううん 今度は戻らないって、、」「そっか、、」
「取り合えず奥さんをちゃんと見てくれる人が来たら戻って」と言って
電話を切った時間が3時15分、、、そっかぁ、、昨日の打合せって、
もしもの時が来る前に、、しっかり詳細な打合せをしておけって、、、
ご主人がさせてくれたのかもなぁ、、なんて考えていましたが、、ん?
昨日戻ってから考えた方法を実現するには、午後5時前に斎場へ
ご遺体を搬送しなければ成らない事を思い出し すぐに手配をして
我々も病院へ駆けつけたのです。 医師から伝えられた搬送時間
午後4時15分くらい、、、これなら午後5時には充分間に合う、、
あとは棺の到着を待つだけと考えながら、手配しながら病院へ到着
病室への階段を上がると そこに奥さんと親戚の方々がおりました。
簡単な挨拶をし、奥さんを別所に連れて行き、昨晩考えた流れを
話すと 全てを我々にお任せすると言うので、親戚の方々にはこう
伝えて頂きました。 遺体処置が済んだら、病室に行って貰って、、
お別れしたら、搬送までにはまだ時間が掛かるから 各自一旦家に
戻ってて欲しい、、葬儀の打合せが終わったら連絡する。。という、、
ものでしたが、皆さん素直に聞いて戻って行きました。 あとは、、
到着しているであろう棺で斎場に搬送すれば、、と思って外に出る
あれ??棺を運ぶ車が無い、、なんで?? 時計を見ると時間は
午後4時00分、、あと1時間、、慌てて電話を入れた。・・・つづく
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翌日の午前10時過ぎ、、春の暖かい柔らかな日差しの中、電話を
くれた家におじゃますると 70才を過ぎた奥さんは ご機嫌です。
奥さんの友人の話では 人の話なんてちっとも聞かない人!なのだ
そうですが、我々に対しては素直に聞いてくれるのです。 。それだけ
心を許せるのでしょう。。居間に通されると、ご主人の状況確認やら
今までの流れを一通りお聞きすると、奥さんのくちからは「だからって
すぐにどうこうじゃないんだけど お姉さんが電話しろって言うからさ」
そう言って三人で笑ったのですが、何故か事前相談はしっかり細部
まで行なったのです。 今までの事前相談では、一戸建て住まいで
すから「自宅安置」予定だったのですが 出来れば自宅じゃなくて
別の場所にして欲しいと言うのです。 は?? なんで??と言う
我々に対して 真顔で「だって後が怖いもん夜は一人だしさぁ、、」
これを不思議に思う方も多いでしょう。 家族なのに、、旦那なのに
ってね。 でも、この感覚は思っている以上に多いのに驚いてます。
さぁ、、大変です。 今まで「もしもの時に組んでいた流れ」は全て
パーです。。結局、民間の安置施設に安置し、うるさい親戚も居る
ので湯かん、納棺は自分だけで行い、葬儀だけに親戚を呼ぶ、、、
という事でひと段落しましたが 本当なら湯かん、納棺には親戚を
呼んで行ないたいのが本音であることは、、我々も察知できました。
全ての打合せを済ませ、会員宅を出たのは午後3時を回っており
約5時間居たようです。。 帰りの車中、、千明から「なんで急に
詳細な打合せしたんですか?」と聞かれましたが、、どうしてって、、
言われても、、そんなの僕にも分りません。 事務所に戻り打合せ
内容をPCに入力していると「もしも」の時間帯によっては 今日の
打合せとは違う方法が 使えるかもしれない!っと 思いついたので
すぐに別の見積りを作ってみると、、案の定、親戚にも顔が立つし、
費用も安くなるし、一晩一緒に過ごせる方法となるのが分りました。
突然の電話から 翌日の今日はしっかり半日を取られはしましたが
僕の中では何となく安堵感が持てた一日が終わる頃、、誰も予想
しない「もしも」の一日が始まるのです。 ・・・つづく
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