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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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昨日の群馬県は横殴りの雨と、強風で凄かったですが、そんな

天候の中、前橋の東に隣接する伊勢崎市の聖苑で葬儀です。

話は三連休の三日目だった19日午前7時30分一本の電話が

鳴ります。 熱海の病院に入院されていた56才の女性が7時に

亡くなったので迎えに来て欲しいという搬送の依頼でした。

いつものようにドライアイスを包みますが、今回は発泡スチロールの

箱に詰めガムテープでしっかり封印し、ストレッチャーは積まずに

棺を積んで午前8時30分に出発です。 高崎インターから乗って

少し走った時、千明が言います「あ、搬送シート積み忘れました」

「えっ!? どうすんの・・・」今更戻るだけの時間はありません。

とりあえず、練馬まで走り、環状八号線を走っていると葬儀社の

看板を見つけたので すぐに停車して店内に行き聞きます。

「すみません 前橋から熱海に搬送依頼があって、ここまで来たの

ですが、搬送用シートを忘れたので わけて頂けませんか?」

それを聞いた受付の女性は、すぐに上の階に連絡をしてくれると

別の女性が来てくれました。 事情を説明すると近くにある別の

建物に行き、当社が使用している物とは違いますが、搬送用の

白のシーツを持ってきてくれたのです。 支払いをしようとすると、

「いくらでも無いですから良いですよ」というので「えっ?そうはいき

ません。ちゃんと取ってください」と言いますが受け取ってくれません。

時間もないので、そのままお礼を言うと失礼をしました。

帰りの東名高速パーキングで、お茶菓子を買って食べてくださいと

置いて来ましたが、親切な会社もあるんですね。感謝、感謝です

その会社は『荻窪にある 株式会社 愛典福島屋」さんです。

こんな優しい人達の行なう葬儀も きっと心のこもった温かみのある

お葬式なんだろうなと思わせてくれた 葬儀社さんでした。

車は、環八から東名高速、小田原厚木道路、西湘バイパス、

国道135号線、熱海ビーチラインと走って途中若干の渋滞は

ありましたが12時過ぎに病院に到着。海岸沿いに建った高層の

病院に入ると 故人の寝ている病室までお迎えに行きます。

ご遺体を棺に納め、ドライアイスで処置をすると霊柩車に乗って

一路前橋に・・・と言いたいのですが、いかんせん三連休最終日

ですから、病院を出た途端に渋滞・・・東名に入っても渋滞・・・

いつも混雑している環八のほうがスムースに思えるほどでしたが、

練馬から関越に乗ると こちらは下りなのでスイスイ走れます。

午後7時を過ぎて ようやく故人の自宅がある伊勢崎市に到着

布団にご安置をして、葬儀の打合せとなったのですが、熱海から

群馬までの車中、隣に乗ったご主人と色々な話をしました。

・・・つづく

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5日間の研修をして もうひとつ分ったことがあります。 それは、

この仕事を・・・というか、あんしんサポートとして葬儀支援をして

ゆくのは、誰にでもできる事ではないらしいという事です。

何もしないうちから自分には出来ないと考えるタイプの人もいれば

何も出来ないのに、自分はできると思い込んでいる人もいるし、

僕から見ると遊び半分か!?って思えるような人だって居るので

すが、本人は真面目に考えているらしいので、真剣という言葉も

人によってかなりの差があるようです。 

どんな仕事でも、人並み以上にしっかり出来るようになるには、

様々な要素や、資質は問われるでしょうが、あんしんサポートの

仕事で一番難しいのは『家族目線での言動』を実践し続ける事

のような気がします。 参加者の殆どは自らの目線で考えるという

習慣でしたが、考えてみれば当然だとも思えます。 ただ、習慣

とは恐いもので、簡単には変えられないし、元々その思考の無い

人にとっては、今ある現象が『家族目線の言動』から得られている

ことだというのが分らないようで、期間中にこんな事がありました。

今回の研修が始まる2日ほど前に終わった葬儀があり、研修の

あいだにその葬家に行くことがありました。 家に到着すると部屋の

中へと招かれましたが、時間が無いので玄関先で話をしました。

応対してくれたのは喪主である女性でしたが、終始笑顔で話し

僕らだけでなく、誰が見ても我々に対する好感は分る態度です。

話が終わって帰る時、玄関の外まで見送ってくれ、深々と頭を

下げてくれたのですが、それを見ていた参加者は、自分が葬儀を

していれば、相手の反応は全て同じで、僕が立っていた場所に

自分が立つだけの違いだと思ったようです。 また期間中に起きた

葬儀は30代の男性が自らの命を絶つという、ある意味特殊な

条件なだけに母親がパニックになり、取り乱すのも当然でしたが、

母親をなだめ、母の話しを聞き、生活状態を考慮して、僕らが

来たからには葬儀に関してだけは安心して良いよ・・大丈夫だよ。

と落ち着かせる事から始まり、火葬の時には落ち着いて、笑顔も

出る程度まで安定してくれたのですが、それを見ても、火葬場で

母親が僕に対して行なう言動は、参加者の自分だとしても同じ

だと思えるようで、僕の前では言いませんが、参加者同士の話し

では「自分なら簡単にできる」という内容であったらしく、同じ研修

生が「あんた馬鹿か?できる訳ねぇだろ!」と数人で怒鳴るように

怒ったと、あとからですが聞かされました。 何日目か忘れましたが

研修終了後の食事をしている時で、僕が聞いたのは研修生二人

からの話しでしたが、同じ研修を受けているのに、かたや自分なら

簡単にできると思い、かたや、実践を見せられ思っていた以上に

難しいと感じる。 研修の中で僕が感じたのは、自分なら簡単に

できると言った方は、色々がずれてて10分間のブレゼンテーション

実習では、目的・経営・熱意の三大テーマを盛り込んだ内容を

話さなければならないのに、約9分間自分自慢?と思える話を

して、何も伝えられずに終了という現実だったのです。

勿論、たった5日間だけの研修で あんしんサポートの葬儀ができ

る訳はないし、参加された半分近くは設立希望をされているよう

ですが、前回書いたように 2名に絞り、これから この2名を叩き

一人前に仕上げるつもりです。 全員に許可をしない理由?は

簡単です。 その人達では、家族が後悔をしない葬儀の施行が

できないからであり、あんしんサポートの質を下げない為でもあり、

結果として、それが消費者、弱者を守れる方法だと思うからです。

今回の経験で、次回からは別の方法を検討して研修を行なう

ように準備する予定です。・・・つづく

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本日午後12時、前橋での あんしんサポート設立講習5日間

なんとか終了しました。 初日の夕方に葬儀が入ったこともあって

バタバタした5日間となりましたが この5日間を通して一番強く

感じたのは うちの千明はレベルが高いんだぁ・・・ってことでした。

関東を中心に集まった13名の参加者でしたが、講習が進むに

つれ、うーむ、こんな程度か・・・と考えさせられる事が増えます。

と同時に改めて千明の今までを考えると 相当高いレベルにある

のだと分ります。 よく、人の振り見て我が振り直せと言いますが、

人の振り見て、我が同志の質の高さを知る5日間となりました。

前回、安置をした帰り、千明に言われた鳥肌が立っちゃうの言葉

ですが、改めて聞きなおしてみると、こういう意味でした。

今回の5日間講習では、正直葬儀のなんたるかを教えられる

ほどの時間ではなく、結果として、何をしたのだろう??と我々も

参加者も 感じる結果となる可能性があると思っていましたので、

出来れば、5日間のあいだに葬儀が入れば実践を見せられる事

が出来れば、百聞は一見に如かずであることも分っていたのです。

それが、講習初日の各自が自己紹介を済ませた頃に、突然の

電話で葬儀依頼であった事や、火葬だけの葬儀だった事、家族

親族の人数も 今までで3番目に少ない人数であったことなどが

流れとして出来すぎであるという事なのでした。 ついでに言うと、

翌日の朝一番、午前7時に宿泊先のホテルにタクシーを呼んで

残りの3日間をキャンセルして帰った人が一人いたのです。

あとから聞くと、この人は自殺された遺体を見る事が出来なかった

ようでした。 10人以上の人間が葬家に行きましたので、半分が

家の中に入り、残りの半分は庭で待機をして、途中で交替する

という事だったらしいのです。 僕や千明は、受講者にはかまって

いられないので、あとから分ったことでした。

ただ、何の準備もなく、突然の葬儀依頼や普通の亡くなり方で

無かったこともあって、各自の持っている資質が すっごく良く分る

のも知りました。 その時に感じたのが、3人は何とかなりそうだと

いうことで、その中で一番資質の高いであろう人は、仕事の都合

もあって2日間で帰る結果となりましたが、本日最終日を迎えて

終了した今、その3人のうち残っていた2人には、あんしんサポート

設立を許可しようと思っています。 その他の人達に関して言えば

今回の状態では、名前を使う事を許可する事はないでしょう。

中には やたらやる気まんまんの方もおられるのですが、やる気と

自身の言動が一致しないのですから、しかたありません。

10人以上の人が来てくれたのに、たった2人だけという結果では

ありますが、僕は充分だと思っています。 

大切なのは組織を早く大きくする事ではなく、ひとつひとつの設立

ひとつひとつの県で 生まれるあんしんサポートを確実に自立でき

るように支援していくのが、結果として良質の、あんしんサポートが

増えていく事に繋がると思うからです。 それから、最大の収穫は

なんと言っても 最初に書いた我が身内の質の高さを教えて貰え

たことですから 今まで以上の信頼と感謝をしろ!って事だった

のかもしれませんね。・・・つづく

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