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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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搬送準備を整え 指定された時間に病院に到着すると すぐ喪主に

連絡をとって一階に呼び出した。 理由は夜9時半を回ってはいるが

何とか今日のうちに火葬時間と菩提寺を手配出来なければ友引が

入るので4日間の葬儀日程となるからです。 喪主が一階に降りて

来るまでに火葬時間の予約を電話してみる。希望時間は無理だが

午後2時の釜で予約が取れる、そのうちに喪主が来たので無礼は

承知で菩提寺に連絡をして貰い 何とか時間調整が出来た。。。

普通は搬送して、御安置をしてから葬儀の日程は決めるのですが

いつもの流れでは間違いなく 2日間延びるのが分っていたからで

亡くなった日を除けば2日間と 4日間の違いが出るからでした。

会葬者数が事前にある程度読めていたのも 日程を決める上では

大きなポイントでしたが 安置された状態で ただじっと待つ2日間

これは思っている以上に疲れるのと 今回は葬儀施設に直接搬送

する予定だったことも 病院から確認電話をするという特殊なケース

での対応となった理由のひとつでしょう。 前橋から渋川まで移動し

安置を済ませると同時に 喪主に電話が入り故人の兄弟が先ほど

午後10時に亡くなったのだそうです。 こんな事ってあるんだ・・・

これが実感ですが 喪主が心配したのは兄弟の葬儀だから どちら

かが 友引を挟んで2日後の葬儀となるらしい、、、どうすれば良い

との感じでしたが 僕の中ではこちらは予定通りだし、、お兄さんの

葬儀は絶対友引を挟んだ2日後だと確信していたのです・・・つづく


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その経験談とは、決して珍しい話ではなく 何処の親族にでも居て

どう考えても変な話なのに 誰も手をつけないことかもしれません。

生前の故人を一番近くで 一番長く世話をし 故人が最も信頼して

いたであろう人なのに、、、嫁だからなのでしょうか、、、普段は全く

顔も見せない親戚が葬儀の時だけ来て 当然のように我が物顔で

振舞い しゃしゃり出て葬儀社と打ち合せをする。。金も出さずに、、

ずっと一緒に居た嫁は お手伝いさんのように親戚の世話をしてる

だけで 故人と過ごす最後の夜さえ満足に顔を見ることもできない

なんで?? なんで?? と思ってみても何も変わらない現実の中

義母を亡くした悲しみより 親戚のお世話疲れが優先する葬儀、、、

僕が聞いても変な話しだと思った。。 なら、家族だけの時間を作る

のが最善の方法と 昔ながらの家族だけの通夜をする。。しかし、、

通夜の前に湯かん・納棺をすれば うるさい親戚も来ることになる。

そこで、葬儀当日に湯かん・納棺から始める葬儀、、、一日葬儀が

生まれたのですが もうひとつ大切な事があり事前に葬儀の全てを

決めておくことで横やりも入らず スムースに進むのです。

集まる回数が減れば 当然のように費用は抑えられます。 また

これには、おまけの特典が付いてました。 付き合いで葬儀に行く

親戚にとっては当日だけの時間を作れば良いので 親戚の人達に

とっても優しい葬儀だったのです。

この文章は7日に書いていますが 前日6日にお世話させて頂いた

お葬式も「ご自宅での一日葬儀」と あんしんサポートでも初めての

パターンなので ホームページに近々掲載予定です。

さて、話しを本筋に戻します、いつもいつも脱線ばかりですみません

医師から呼ばれ、、病状が思わしくないと伝えられた二人は すぐに

その足であんしんサポート事務所に来て より詳細に打ち合せをして

から桐生の自宅に戻る時、危篤の知らせが入り間に合ったのですが

我々はお二人が帰られた直後 日課のウォーキングに出ている時に

逝去の知らせを受けて病院へと搬送に向かったのです。・・・つづく


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お葬式のパターンは前日夕刻より通夜式 → 翌日午前本葬 そして

49日が納骨、、、これが極々一般的なパターンになっていましたが

親族や会葬して頂く方々には 時間的な負担を掛けますし 葬家は

費用の負担も大きくなっています。 そこで我々は原点に戻ってから

考え直してみるのが最善の方法と信じて原点を考えると、、日本は

土葬が当たり前だったのですから 当日納骨が普通だと言っても

過言ではないのです。 群馬北部では今でも即日納骨が普通の

地域もあります。 また通夜の前に湯かん・納棺をするのが最近の

常識のようになっていますが 通夜と湯かん・納棺も別物です。

なら通夜は家族だけで静かに過ごし、当日に湯かん・納棺をして

葬儀なり、火葬なり、自家の都合に合わせた葬儀をすれば良いの

ではないか、、さらに時間的に問題なければ即日納骨までも行なう

それが「一日葬儀」と呼ぶお葬式の形です。

一日葬儀は作ったというより 葬家・親族・会葬者の人たちにとって

最も負担の少ない葬儀とは と考えた時、自然に生まれたのです。

きっかけの一つとなったのは 義母の葬儀で今回喪主の奥さんの

経験談でした。   ・・・つづく


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