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「うちにそんなものがあるとは我々自身が気付いてないけどなに?」
けげんそうな顔で改めてこう聞く僕に 笑顔で答えてくれました。
「まずは前からやってる故人を偲ぶのペーパーだよね。。」
「えっ? お清め膳の下に置いておくあれの事?」「そう あれの事」
「へぇー、、どこが うちだけで 真似できない??」
「あははっ 本人は当たり前のように書いてるから分らないんだね」
「昨日、今日知った故人の事を あんな風に書けるもんじゃないよ」
「ねほり はほり聞ける訳じゃないし 近親者のほうが故人の事は
よく知ってるからさぁ 読んで納得出来なきゃ意味の無いものなのに
家族が読んで涙するんだもん すっごい才能だよね」と笑顔で言う。
「で、2つ目は?」と聞く僕にすかさず「お別れの手紙だよ」と即答
故人を偲ぶ同様、、家族だけでなく親族を涙させ感動させるのだ
そうで「俺も相当慣れてるほうだけど その俺が泣くもん、、凄いよ」
なのだそうである。。が、書いている本人には全く分らない現実だ。
他で真似出来ないと 褒め言葉を頂いているのだから 有り難い
話しなのは確かだけど 僕自身は泣かそうとしている訳ではなくて
読み上げる人の心境を そのまま言葉にしているだけなのです。
結果は確かに 涙、、涙、、となる事が多いですが 会葬者の流す
涙より 喪主や家族や親族の方々が 温かい気持ちになれて心に
残る、、、そんなお葬式であって欲しいと思っているに過ぎません。
お見舞いに行く予定だった日曜日の午前10時、、よく晴れた空と
秋の空気が心地よい中 一日葬儀は始まったのです。・・・つづく
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出棺直前に家族・親族で 葬儀に飾られた生花を棺に入れるのが
現在一番多く行なわれている お別れの儀で あんしんサポートも
生花は同様にお入れするのですが その前に行なう事があります。
初めて行なった本葬儀での お別れの儀の様子です。。
一般会葬者が帰り初七日法要が済むと お別れの儀が始まります。
祭壇正面中央に置かれた棺の周りを 家族親族で囲みました。。
喪主はマイクで文章を読みあげます。。 父ちゃん、、母ちゃん、、と
読むと、、シーンと静まり返った会場の親族からは すすり泣く声、、
文章が進むにつれ 泣き声が大きくなる会場 最後にありがとうの
言葉と「婚礼写真」と「地元で弟が作った米のおにぎり」を棺に入れ
その後に 親族全員で生花を入れてあげたのです。
実際は僕の代筆した文章ですが 内容はこんな感じです。
母ちゃんが俺を産んだ2ヵ月後に亡くなったけど 父ちゃんが俺の
為にと 一人身で通したのを知った時は複雑な心境だったし、、、
田舎には大きな病院が無いからと 母ちゃんのような人を二度と
出したくないとの思い一心で 病院建設運動に奔走してた事など
世間は様々な誹謗中傷もしたけど 俺はそんな父ちゃんを誇りに
思って生きてきた、、、きっと父ちゃんも辛い日々が沢山あったと
思うけど もう、、そんな心配も要らないから 先に逝って待ってる
母ちゃんと 夫婦二人の時間をゆっくり過ごしてください。。だけど
母ちゃんは28才で逝き、、父ちゃんは81才だから 誰か分るよう
二人の婚礼写真を入れておくから これで母ちゃんを探すんだよ。
長旅の途中で腹が減ったら 父ちゃんの弟、、おっちゃんが作った
米のおりぎりを入れるから 食べてくださいね。 いままで本当に、、
本当に、、ありがとう、、簡単に書くとこんな感じの内容なのですが
ある取引業者の所長さんから こう言われました。。
「武井さんところは、他の葬儀社では まず真似の出来ないものが
2つもあるから良いね。」 「2つもあるの?」・・・つづく
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のですが 翌日の午後何の前触れもなく 昨日見舞った息子さから
突然、父親が亡くなったとの電話が入ったのです。 えっ!ほんと!
すぐに搬送手配を済ませ、渋川の病院に向かいましたが 昨日の
今日なので信じられない思いと 昨日の無理矢理行かせた見舞い。
4日後の日曜日に行くと言ってるのに 7時間を費やしての見舞い。
そっかぁ、、これが僕を動かした原因だったんだな、、と改めて思うと
同時に千明にも 母親にも、少なくとも見舞いに関しての後悔だけは
させずに済んだと思いながら運転していました。
到着すると搬送車はすでに到着しており 我々の到着を待っていた
ようで すぐに院内に入り 搬送準備に入りました。
事前相談は全て済んでいるのと 翌々日が日曜日なので出来れば
日曜日の葬儀にしたいと火葬予約を確認、ついで宗教者は当方の
紹介なので すぐに確認、どちらも問題ない事が病院内にいる間に
分ったので 日曜日の一日葬儀で決定しました。
病院から民間施設に向かう時間を利用し 各新聞社に連絡します。
午後3時を回った頃なので 明日の朝刊には掲載される事になり
あとは親族・隣保・友人知人などへの連絡を 安置直後から喪主が
中心になって行いました。 事前相談がしっかり済んでいるので、、、
会場や安置室は 比較的のんびりと時間が過ぎて行きます。。
集まる親族や知人への応対はあるので いつでも相談に乗れるよう
できる限り部屋にいたり 準備をしていましたが 夜の11時頃には
人が引いたので 我々も事務所に戻ることにしのです。
片道1時間を走っていると 夜間営業のスーパーを見つけました。
一週間前と同様に 小袋入り和菓子を3袋買い 事務所に戻った
頃には日付も変わっていました。 予定表・依頼書などを作りると
昨日の病院で聞いた話を元に「故人を偲ぶ」を書き上げました。
ふと見ると、、昨日意味も無く借りてきた 52年前に撮った故人の
婚礼写真があります。 写真を見ながら改めて昨日の話を思いだす
、、、、うむ、、故人を偲ぶの書だけでは 伝えきれない気がする。。
よし! 急遽葬儀内容の変更を検討開始、、そこで生まれたのが
現在行なっている「お別れの儀」なのです。
ん? お別れの儀って花を棺に入れるやつでしょ? って思った方
あんしんサポートのお別れの儀は 少し違います。。・・・つづく
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