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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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今朝、家を出たら久々に『寒い』と感じました。 よく考えてみると

もう11月も半ばを過ぎて師走になろうとしてるんですね。

11月の終わりから12月の半ばは、法事の多い月でもあります。

みなさん年末や正月は避けたいんですね。当然と言えば当然。

法事の初めは『35日』とか『49日』ですが、逝去の日から数えて

3ヶ月にまたがるのを嫌う人は意外に多いんです。

その理由は『3ヶ月』→『三月(みつき)』→『身付き』と進んで、

良くない事が身に付くから・・・というのが理由らしいですが、どう

考えても、無理矢理の当て字にしか思えません。 同じではない

ですが似たような事が非常に多いのが葬儀という儀式です。

①妊婦は霊の影響を受けないようにお腹に鏡を入れる

②霊柩車を見たら親指を隠さないと親の死にめに会えない 

③お墓で団子を食べると風邪をひかない

④棺に生きている人の写真を入れるとあの世に連れていかれる 

などなど他にも色々言われますが、どんな由来から言われ始め

たのか全く分らないものも多いようです。

先日、久しぶりに29才になる息子と話しをする機会があったので

すが、仕事の話しをしていると 親父である僕がしている葬儀の

話しになりました。 何度かブログにも書きましたが、僕は霊を見た

ことも無いし見たいとも思わないけど 会員さんから対象者が少し

元気になったから病院をかわるかも・・・なんて電話が入った時に

その家に行き、改めて詳細確認をしたら、翌日に逝去されたとか

以前から頼まれていた墓の確認をずっとほおっておいたのに突然

行ったら翌日に逝去など 自分が動いた時は何かが起こる事が

多く、自分は偶然だと思っていますが、一緒に仕事をする千明は

「またですか・・・」と偶然ではないと思っているようです。 そんな

話しをしていたら、息子が話しを始めました。

あえて言って無いんだけどさ、以前仕事場の上司だったチーフの

父親が亡くなった時、仕事場のみんなで仕事後に線香をあげに

言ったら、会場の入口を入った途端、やたら空気が重いと感じた

のだそうです。 何事かと会場を見まわすと、棺の足元のところに

故人であるチーフの父親が座っていたのですが、その顔がなんとも

寂しそうな顔だったそうです。 近くでは その娘と職場の仲間が

抱き合って泣いていたので そのまま何も言わずにいたら、線香を

あげてお茶を頂きながら チーフが言うに「私のウェディングドレスの

姿を楽しみにしてたんだよ」との話しに『だから寂しそうな顔なのか』

と思ったんだそうです。また、僕の母親の葬儀で棺に花を入れよう

と近づいた途端、突然涙が溢れてきて、自分の右後方の耳元で

自分の名前を故人である母親に呼ばれた瞬間、もっと涙が沢山

出てきて、お姉ちゃんがハンカチを出してくれたとも言っていました。

小学校の頃、近所に住むお爺さんの葬儀があり、学校から帰った

息子は「誰が死んだの?」と聞いたら、そのお爺さんだと言われたの

ですが、彼にはすぐそこに座っているお爺さんが見えたそうで「えっ?

だってそこに座ってるじゃん」と言ったという話しは聞かされています

ので 彼にとってはそれが普通であり、恐さはないようです。

また、見えるというより感じる・・・のほうが近いかもとも言います。

うちの奥さんも母親が亡くなった時刻に、自分の足元に母親が

現れたので「どうしたの?」と声をかけて「また来るの?」と聞いたら

「もう来られない」と言ったそうです。 

息子や奥さんは、僕が動くと何かが起こるのが何十回もあることの

ほうが恐いと言いながら、親父が今の仕事を50代になってから始

めたのも偶然じゃなくて、必然なのかもね・・・と母親と二人で納得

していました。 僕の偶然は結果として良かったぁ と思われるパタ

ーンなのでこれから続いても良いことだと思うのですが、今まで通り

これからも霊が見えたり 感じたりは無いままでいて欲しいです。

息子のように子供の頃からなら、免疫も出来てて何ともないので

しょうが、50代からじゃ免疫無いし 恐いよね!?・・・つづく

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一週間のご無沙汰でした。

50代以上の人達なら 懐かしいフレーズだと分るかもしれません。

名司会者、玉置宏さんの名言とも言えるフレーズですが、今回は

一週間ぶりのブログ更新となってしまいました。

予期せぬ葬儀が二つほど飛込んできたので忙しいのは結構な事

なのですが、溜まるのはお金ではなく疲ればかりなのが難点です。

お金が溜まらない原因のひとつだと思える出来事が、今回あった

のでご紹介しておきます。

家族親族だけの葬儀を希望された家族の総勢は約40名です。

親戚の人数としたら多いほうです。 そこで会場は半分に仕切って

使える部屋に42席の椅子を半円形にして並べます。

親族の方々がスタンド生花を供えてくれるということのようです。

葬儀依頼をされた直後、いつものように初めに伝えておきます。

「初めに言っておきますね。 葬儀は大事かもしれませんが残った

家族の生活はもっと大事ですから 絶対に無理はしないで初め

から本音で何でも話してくださいな。僕らはその要望にどうすれば

応えられるかだけを考えて提案します。 あと、僕らは親族の為に

葬儀をする気はありませんので、家族の意思を通してください。

もし、その事で親戚との関係に影響が出そうなら、我々を悪者に

して貰っても構わないですよ。皆さんはこれからもずっと付き合いが

続くでしょうが、僕らは会わないですからね」と、軽い笑顔で話して

あったのですが、家族からは「お金が無いので・・・」と言われていた

のでした。 ならばと喪主を呼んで言います。

「今回の葬儀祭壇に飾る生花が73.500円ですが、棺に入る

のは祭壇生花とスタンド2~3基が精一杯です。 あとは花束に

して親戚の人達に持って帰って貰うのですが、正直なところ決して

喜んではいません。 だから、生花を供えてくれるという人達からは

当社の二段生花スタンド料金14.000円税込を 祭壇生花に

振り返れば、5基の生花をあげてくれる人がいたら、祭壇生花は

無料と同じになるので、支払額が減らせます。その方々の名前は

祭壇両側に書いて立てるので大丈夫ですよ」と言ったのです。

結果は6基のスタンド生花代を 祭壇生花に振り返られたので

14.000円×6基=84.000円で10.500円のプラスです。

結局、葬家は84.000円葬儀費用が下がった事になるのです。

実際は直接生花を届けた方もいたので、棺いっぱいに花を入れ

自宅に飾れるだけの花を持ち帰っても余るほどでした。

お花は余っても良いからズラーッと並べたい人は別ですが、余分な

らば・・・と考える家族には最適な方法だったと思えます。

ただし、最初に書いたように余分な神経を使ったり動いたりする

ので、疲れは溜まるけど金は溜まらず・・・ってことです。・・・つづく

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僕の中だけかもしれないが、お葬儀には大きく分けて二つの感覚

というか、印象があると思っている。

ひとつは、天寿をまっとうされたと思える90代のような高齢の方の

お葬儀と、50代・60代といった若い方々の葬儀です。

天寿をまっとうされた長命の方の葬儀には【長寿銭】と言い50円

とか100円を紅白のぽち袋に入れて会葬者に渡すのです。

僕個人としては何がめでたいのか分りません。 確かに長生きは

されたでしょうが、祝うなら生きている時であって、亡くなったときは

家族としたら ちーっともめでたい話しではないはずです。

だから、あんしんサポートでは長寿銭は出しません。 しかしながら

若い人達が亡くなられた時とは、全く違う感覚なのも確かです。

痴呆にもならず、足腰も問題なく、90台まで普通に生活できて

終幕は短期間で逝く・・・まさに理想の終幕です。 ところが・・・

今日ひとつの葬儀が終わりましたが、59才の若さで亡くなられた

後者の葬儀だったのです。 僕より二才年上の方の葬儀です。

納棺師として湯かんをしながら、故人の思いを考えると今回も、

涙を流してしまいました。 やっと子育てが済んで、年金を払うだけ

払ってきて、これから仕事は続けながらでも、年金で補える分の

仕事を減らして夫婦で旅行に行ったり、映画や買物に行ったり

共通の趣味をもったりして第二の人生を歩もうと考える頃です。

それが病気で、分った時には手遅れという年代なだけに本人は

勿論ですが、家族にとっても寝耳に水・・・だったろうと思えます。

そんな時、僕は必要以上に作らない素に近い自分で家族とは

接する事にしています。 涙が出る時は無理に抑えず、時には

家族と談笑することもあるという感じです。葬儀の研修に来ている

県外の人が初日搬送をして、安置、打合せ、化粧と進んだ頃

喪主である奥さんや、成人された子供達と話をする光景を見て

言いました。「ほんの数時間後には やはり昔からの知り合いの

ような関係になっているんですね。すごいですよね」というのです。

正直、僕自身凄いとは思いませんが、下手に気を使って話して

相手の感情を害したり、心象を悪くするくらいなら、自分自身の

心のあるままに接したほうが、つまらん後悔をせずに済むと思って

いるのも事実です。 今日は故人の実家や、入院前に暮らして

いた住居を周ってから式場に入ったのですが、その車中、故人の

奥さんと長男と色々な話しをしながら、勿論、故人を納棺した

棺を乗せてのドライブでした。 1時間ほど走った中で言います。

「葬儀の事は分らなかったけど、最初から何でも話せる雰囲気で

話し易くて ほんと良かったです」とのことでした。 全ての方とは

言いませんが、人は作って接するより、あるがままで接したほうが

相手の心を開くのは早い!なんでしょうかね。・・・つづく

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