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今年もあと一か月で終わろうとしている12月2日午前2時30分が
過ぎた頃、熟睡している枕元で携帯が鳴る・・・この時間帯の電話は
ほぼ間違いなく葬儀の搬送依頼だ。 電話の向こうで千明が言うには
故人は前橋から車で50分ほど東に位置する みどり市民なのですが
前橋の病院で逝去され、自宅は町営住宅3階とのこと。隣接する桐生
市の斎場での葬儀になると思うが依頼できるかとの問いに対し、暫し
待って頂き連絡をとったので引き受けますか? お断りしますか?と
確認の連絡であった。 みどり市に葬儀関係の知り合いは無く、3階
の住居だと搬送は難しい・・・それに桐生斎場を利用した経験もない
のだから、今回は断ろうかと再度、千明に電話内容を確認していると
寒い中、病院で不安いっぱいの家族が想像できる・・・あんしんサポ
ートに電話してきたのだから当然、何処かの会員でもないはず・・・
そう考えた瞬間、僕のくちからは「分かったすぐに行くから少しだけ
待ってくれるよう大至急返信しておいて」と言っている自分がいた。
すぐに飛び起きて、ドライアイスを取りに行き事務所に到着すると、
すでに千明が搬送準備を終えて待機していました。車で数分の距離に
ある病院に到着すると、夜間救急用の待合室にいた故人の息子さん達
二人と挨拶をする。待合室には夜間診療を待つ人達数人の姿もあった
ので一旦外に出て話しをする「一旦我々の事務所に行って落ち着いて
相談しませんか?」すぐに弟さんが「病院で打合せは駄目ですか」と
切り替えしてきたが気持ちは分かる。知らない葬儀社に行ってしまい
意に反した内容・料金だった場合に断れるか!?と思ったのでしょう
「待合室には急患もおられるし、そこで葬儀の話はできないですから
一旦事務所に行って家族の意向をお聞きして、もし当方で対応が難し
いと判断した時は別の方法を考えますから」と伝えると「駄目な時は
放り出されちゃうって事ですか?」と聞かれる「いいえ そんな事は
しません。うちで対応が難しい時は対応可能な葬儀社をちゃんと紹介
しますから安心してください」そんなやりとりがあった後、ようやく
ご遺体を搬送して事務所に到着したのです。
熱いお茶を入れ一息ついた頃、話しを始めると故人はみどり市民だが
息子達は都内と千葉在住で、一緒にいた故人の姉二人は前橋市民だと
いうのです。さらに故人は花が好きだったので生花を飾ってあげたい
との要望が出たのですが、故人が通常使用する市の公営斎場は生花を
祭壇には飾れない決まりなのです。また斎場使用説明書を見ると棺の
中に生花を入れるなら葬儀の事前に自宅等で入れてくるようにとある。
そこで、こんな提案をしました。 ・・・つづく
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最後に書いたブログの日付を見ると、去年の11月27日ですから
7か月が過ぎた今もアクセスしてくださる方々がいるのに心苦しく
もあるし、昨年の200%以上の依頼数で、忙しく動き回っていた
からでしょうか・・・葬家の名前を言われても すぐに家族の顔が
浮かんでこない事もあるのです。この4年間、家族とのやりとりや
葬儀実践の中から学び、改善し、より家族目線の葬儀を作り上げて
きたのがあんしんサポートなのに 忙しくて家族との時間を忘れて
しまっては初志貫徹はできません。そこで以前は日記のように毎日
書くのを前提としてきましたが、これからは、ひとつひとつの依頼
された葬儀を自分なりにまとめておける葬儀実践日誌として書いて
いこうかと思っています。 頭の中に残っている場面を文字にする
ことで、細かい部分に気づくこともあるし、忘れていた場面だって
思い出すこともあるのが日誌です。4年間大きく前進したのは確か
ですが、これで良いという事はありません。その時代背景にあった
各々家族に合った葬儀を ひとつひとつ作り実践し続けることこそ
あんしんサポートの真骨頂であり、だからこそ存在価値があるはず
だと改めて考えると、何らかの形で葬儀記録を残す必要があります。
次回から7か月前にさかのぼって思いだしながら、印象に残ってい
る葬儀や、忘れてはいけない葬儀を中心に書かせて頂きます。
相変わらず文才は上達していませんが、これから先も暫くのあいだ
駄文にお付き合い願えたら、日誌を書く励みとなりますので読んで
頂いたり、叱咤激励、感想やご自分の考え方など何でもコメントを
して頂けたら幸いです。またご家族やお知り合い等の事でも葬儀や
墓や遺骨等のことで相談されたり、相談したいこともコメントして
頂ければ、僕の分かる範囲で、僕の考え方でお答えさせて頂きます。
自称葬儀通と称する素人の方々よりは、的確なアドバイスも可能に
なるでしょうし、法律も含め専門的な部分も回答できるでしょう。
但し僕自身は特定の信仰は無く、葬儀社から、宗教者からといった
偏りの無い発言が大前提であり、その家族の意思や事情等を最優先
した回答になるのでご了承ください。 んと、、分かり易く言えば
葬儀の相談であるなら『葬儀は大事かもしれないが残った家族の生
活はもっと大事』これが大前提です。 無理をせずに、必要以上の
見栄を張らずに、納得の内容で、納得の費用、そして最も大事な事
それが『家族目線の温かみのある葬儀』これだけご理解ください。
では次回から『葬儀実践日誌』でお会いしたいと思います。
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