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葬家に着いた時は すでに家族は到着しており 千明の案内で
自宅用祭壇に焼骨を安置し お水と線香をあげ終えた所です。
すぐに後飾り祭壇の設置を行っている時、斎場に飾られた生花
スタンドを2基、花屋さんが持ってきて祭壇横に飾ってくれました。
ご家族が別室でお茶をしている間に 白幕を外し元の部屋へと
戻せば、、葬儀の全てが終了です。 ホッ、、、何事もなく無事
葬儀終了までたどり着きました。 午後6時を回ったところですが
辺りは真っ暗です。 片付けが終わると ご家族がお茶を入れて
くれました。「朝から何も食べてないんでしょ? おにぎりだけど
あるだけ全部食べて。本当は料理がいくつか余る予定だったから
お二人に食べて貰うつもりだったのに ピッタリだったのごめんね」
そんな気遣いまでしてくれてたんですね。 ありがたい話です。。
そっか、、言われてみれば 朝葬家に向う車の中でおにぎり1個
食べただけなのを思い出しました。 おにぎりを頂きながら喪主の
奥さんが話し始めました。「○○さんが、自分の家の葬儀をあん
しんサポートにして貰って とにかく良いからって紹介してくれのが
今はよーく分かりますよ」というのです。 はぁ?という我々に対し
数年前に母親の葬儀をした時、大きな葬儀社だったようですが
今回のような温もりというか、、心のこもった、、みたいな感覚は
全く無かったし それが普通だと思っていたけど 同じ葬儀なのに
こんなに受ける印象が違うのかと、、改めて驚いたというのです。
正直、僕は大手だろうが、個人だろうが、、他の葬儀社がどんな
葬儀をするのか、、どんな対応をしているのか全く知りません。
って言うより、、知る必要を感じないのです。 他社が何をしても
どんな料金体系でも それが消費者にとってメリットのある事なら
支持されるでしょうし 誇大広告や誤魔化しなら いずりれ淘汰
されるでしょうから 我々は王道を進むだけです。NPOであっても
何処からも援助してくれないのですから 当然利益は必要です。
でも消費者は「良い物をより安く」が絶対ですから 本当の意味
での良い物をより安くこそが、、王道だと思っています。ってことは
僕らが知らなきゃいけないのは 業界だけで通用する常識でなく
依頼した人達が何を望み、、何を思い、どんな後悔をしてきたか
、、それらは どうすれば改善されるのかであって 葬儀社はそれを
補佐、実現するのが役目だと思うからです。なぁ~んて ちと熱く
語ってしまいましたが 我々がどんな仕事をしてきたか、、それで
良いのか、或いは改めるべきなのかを教えてくれるのは葬家です。
葬儀直後だけでなく半年、、1年経った時、葬家のくちから出る
言葉や態度が、、それを教えてくれます。 今は家族の皆さんが
感謝してくれる言葉を聞きながら 身体は疲れていますが心は
満足感で満たされます。 お金とは別次元の喜びを感じられる
仕事、、家庭の事情や内情まで入り込む事も多い仕事だけに
難しい反面、、遣り甲斐のある仕事だと改めて感じた瞬間です。
と、いつまでも感慨に浸ってはいられません。 葬儀の締めとなる
最終の費用、集金等の話になります。・・・つづく
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火葬炉の扉が閉まり ほんの1~2分釜前経を導師があげるの
ですが 以前にも書いたように、、この瞬間は どんなに辛くても
立ち会うべき場面です。 多分、葬儀全体を通して最も辛くて、
悲しい瞬間が、、扉が閉まった時のように思えます。が、だから
こそどんなに愛しい家族だとしても 亡くなったのだと思える訳で
これから生きて行く人にとっては必要な時間に思えてなりません。
古い火葬場だと、、着火した瞬間の音が聞こえたりしますが、、
より一層の悲しさです。 前橋は新しいので音は聞こえませんし
火葬炉ひとつひとつが部屋になっているので 他家の火葬炉が
見えることもなく、さすがに新しいだけの事はあると感じられます。
火葬に入ると 拾骨まで約90分ありますので 待合室に移動
して清め料理の準備が整ったテーブル前に座ります。 始めに
喪主の挨拶ですが 先ほどの告別式で行う代表挨拶は 主に
会葬に来てくれた方々に対する挨拶で 清めの席では親族に
対する挨拶となります。 長いよりは簡単な挨拶のほうが良いと
思えます。。ついで、献杯挨拶があり、、お清めが始まります。。
親族同士だと どうしても献杯直後に久しぶり的な話題になって
当然ですが、、ほんの少し、、5分でもと思って書いているのが
料理の下に置く「故人を偲ぶ」用紙で 当然内容は毎回違い
ますし、、その葬儀毎に僕自身が書いているものです。
今回の料理はオリジナルの「京風幕の内三段重」と名前の長い
三段の重箱入り料理です。 食事が始まると すぐ片付け班に
合流します。 ここで時々勘違いされる方がいるので説明します。
公営斎場は、行政の貸し会場だと思えば良いでしょう。
火葬炉や、、拾骨などは市の職員などが直接担当しますが、、
葬儀や法宴などは一切手を出しませんので 斎場や市役所に
直接電話しても葬儀をして貰える訳ではないのです。 葬儀屋
さんが全て行う事になりますが、、掃除に関しても全て葬儀屋が
行うし ゴミも全て持ち帰りです。 灰や焼香炉に至るまで一切
葬儀屋さんの責任です。 全ての掃除を終え、、全ての荷物を
車に積み終えて 会場や控え室の確認をする頃には 拾骨の
合図が来て親族は さきほどの火葬炉へと向います。 拾骨後
控え室に戻れませんので 全ての荷物を持って向って頂きます。
で、、我々はすぐにテーブルの上を片付け、、拭いて、、フロアは
掃除機を掛けますが、 拾骨終了までに終わらせるべく頑張って
掃除を終えると 拾骨を済ませた家族はマイクロバス霊柩車で
自宅まで送って貰います。 このマイクロバス霊柩車、現在では
前橋市に3台あるだけで 他の市町村にはありません。 だけど
利用料6.110円で往復して貰えるのですから、民間葬儀社で
仮に霊柩車35000円 マイクロバス35000円だとしたら1割
にも満たない費用で利用できるのです。。是非続けて欲しいと
思うのですが。。。今回は斎場案内を千明に任せたので家族と
一緒にマイクロ霊柩車で移動させ、、最後に残った僕と男性の
スタッフは 僕の車で一旦事務所に寄り、、スタッフを降ろして、、
そのまま葬家に向います。 葬儀の最終行程である後飾り祭壇
設置の為です。・・・つづく
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県内公営式場は 全てが同じ時間の設定ではなく 1時間から
1時間30分と会場によって違うのですが 今回依頼の宗教者は
渋川の寺ですから 地元斎場は1時間30分の式時間設定で、
前橋斎場は1時間なのです。 正直、葬儀、告別式、初七日
法要、生花を入れるお別れの儀全てを1時間で行うのは忙しい
のが現状ですが、、会葬者の側から言えば やたら長い式よりは
良いとの意見もあるので一長一短です。、、 地元で慣れている
でしょうから事前に司会者には伝えてあり 司会者も確認したと
言っていたので安心していました。 ところが、、20分くらいで焼香
かと思っていたのに読経が続き、、 35分を過ぎても続くのです。
えっ? なに? どうしたの?? 司会者に確認すると「伝えて
あるし分かったって言ってたんですが、、」 結局40分が過ぎた時
やっと葬儀、告別式が終了。。これで初七日法要が早ければ、
何とかなるか!? と思った瞬間、、導師(僧侶)が立ち上がって
自分の着替えをしに控え室に入ったのです? えーっ あり得ねぇ
すぐに司会者に時間が押してる旨を伝えさせます。 どんなに、、
時間が押してても 会葬者に分かるほど雑では困るし、時間は
限られているし、 どうするか!? お花など入れるお別れの儀は
普段なら親族全員が一度会場の外で退席して頂き その間に
棺一杯になるだけの生花を摘み、、祭壇の前を片付け、、棺の
フタを開け お別れの儀に必要な 全ての準備が整ったうえで
親族は部屋に戻るのですが、、親族は退室をせず そのままで
待って貰い、、準備をするからと司会者に伝えて 導師を待つ、、
幸い2分程度で出てきたので すぐに繰り上げの初七日法要が
始まり 8分後の50分に終了、、導師退場、、すぐに準備に
入ります。 全員承知しているので 花摘みに6人が入り あとの
2人で棺の準備をします。。今回の葬家親族の方々は舞台裏
でも見るような心境だったかもしれませんね。 準備終了時点で
時計を見ると 火葬時刻の5分前です。明から間に合いません。
司会者に開始の合図を送り アナウンスで棺の周囲を囲むよう
お進みください、、と流れている間に 千明に指示を出します。。
斎場事務所に5分ほど押しそうだと すぐに連絡して来るように
との指示で千明が走ります。 皆さんは5分くらいなら、、と思う
かもしれませんが 会場によっては始末書です。 その真意はよく
分かりませんが 少しくらい、、、と言い始めたらきりが無い事だし
場合によっては その日に火葬予約している他の家族に迷惑を
掛け兼ねないなどの理由なのでしょう。 いずれにしても決まりは
決まりですから 時間が押すにしても分かった時点で連絡をする
のは道理でもあり 常識だとも思います。 幸い、、前橋斎場の
事務所は「分かりました」と何事もなく了承してくれたと千明から
聞かされました。 摘んだ花びらは専用の籠2つに山盛りでしたが
家族、、親族の皆さんに顔以外は棺一杯になるほど入れて貰う
のが あんしんサポートのやり方です。 生花スタンドだけならば、
4基~5基、、祭壇生花と施主花と生花スタンド2基程の量で
棺いっぱいの生花になります。 折角皆さんが献花してくれた花
ですから一基たりとも無駄にしないよう。 自宅の後飾り壇用に
1対~2対のスタンド生花、 先ほどのお別れ花、、それに棺の
上に置く花束以外は 全て親族への花束にして貰っています。
ちなみに群馬県では 今回同様二段生花スタンドが主流です。
結局、5分超過になりましたが 慌てた感も無く、極々自然な
雰囲気で「お別れの儀」が済んで、、心底 ホッ・・・でした。
斎場職員先導で、、導師、位牌、遺影、お膳、棺、、その後に
親族が続き、、火葬炉へと向います。 ・・・つづく
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