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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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久々に色んな意味で疲れた葬儀も何とか無事に済んだ翌々日

集金と自宅安置飾り付の片付けに行ってきました。

葬家に到着すると家族だけが居て、ご家族も手伝ってくれての

片付け開始です。 片付け終わると前日の夜中まで掛って作った

写真アルバムをお見せします。何度かブログの話しにも出てきた

写真アルバムで、写真の加工や文字入れなど結構大変なのが

本音です。今回は時間的な問題もあって、アルバムを作り終わ

ったのが午前3時を過ぎていたのです。 ただ、このアルバムは凄く

評判が良いので どうしても手抜きができません。 無料サービス

なんだからと思いますが、49日の忌明法要では親戚の人達にも

見せたいでしょうし、悲しみも少し癒える年数を経て見た時には

良い葬儀だったと、笑って見られるアルバムにして欲しいと思って

作っているので百枚以上撮った写真の中から選んで作ってます。

いつものように家族が次々と見ては あーだ こーだと笑顔で話し

集金も済むと葬儀の話しになります。 家族から初日に酔っ払い

が好き勝手言ってすみません。 とお詫びの言葉がありました。

結果的にみれば家族には余分な神経を使わせていた訳ですから

こちらのほうが申し訳ない気分です。 

普段化粧っけの無い故人だったようで、シミも隠してあるせいか、

とにかく死化粧した顔が綺麗だと言われます。 この言葉は葬儀

期間中に何度も言われました。 確かに他社と違って眠っている

ような顔の化粧はしますが、こんなに沢山の人に言われたのは

初めてです。 もしかしたら、この地域は死化粧をしないのかも?

とも思えるほどです。 あとひとつ・・・湯かん納棺の儀については

こんなに丁寧な湯かんは見たことが無いと くちを揃えて言います。

僕は以前、お世話になっていた各葬儀社の湯かん納棺しか見た

ことが無いのと 自分自身が納棺師なので客観的に見た感覚は

分らないのです。 研修に来ている2人が言うには、少し大袈裟

なのでしょうが、湯かんが始まるとその場にいる人達がひとつになり

温かみのある独特な雰囲気になるのだそうです。 また湯かんの時

その家族や親戚によって色々な話をするのですが 集まってくれた

人達がみんな うんうん・・・と頷いて聞いているとも言われます。

研修生の一人は、とにかく僕の湯かんがしたい、感動してもらえる

湯かんがしたいと言っていますので まんざらお世辞だけでは無い

のでしょう。 さらに今回は女性だったので あんしんサポートオリジ

ナル綿衣裳である『法衣姿』を千明が作った話になります。

僕の知る限り、今回が最高の出来だったと思います。

その後、葬儀だけでなく、色んな事を談笑しながらなのでいつもの

ように、昔から知っている人のような雰囲気になります。

夕飯をご馳走になり、供物としてあがった籠盛りの缶詰まで分けて

くれました。 搬送した初日はよそ者扱いでしたが、4日後の今は

地元の人か、旧知の人のように接してくれます。

人とは多少の何かがあっても好意を持って、相手の事を優先して

接していれば、ほんの数日であっても伝わるのだと 改めて教えて

貰えた葬儀でもありました。 よそ者は受け入れない体質のような

部分は多々ありますが、一旦馴染めば下手な親戚より親しくも

なるのが、一般的に言う田舎の人なのかもしれません。・・・つづく

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昨日は内閣府地域社会雇用創造事業のスタートアップ研修で

東京駅八重洲口まで行ってきました。 その内容報告ブログは

後日に掲載したいと思いますが、30日は4日間の葬儀最終日

だったのです。 葬儀を行った場所の詳細は避けますが、ちと考え

させられる内容だったので参考になる方もおられるでしょう。

いつものように突然の電話で急遽搬送依頼です。

ただいつもより遠くて支援をするには限界距離の地域です。

準備をしてドライアイスを取りに行くと 片道1時間は掛るであろう

距離にある指定病院に向かいます。 病院の霊安室から自宅の

ある地域まで さらに車で40分走ると自宅の布団に安置です。

いつものようにドライアイス処置をすると 末期の水を家族が取り

どんな葬儀にするかの相談を始めますが、電話をくれた方からの

話しでは、楽な生活ではないとの事。 相談の最初に言います。

「最初に言いますね。 金銭的な部分も含め絶対に無理はしな

いでくださいね。 親の葬儀だからどうしても気張っちゃう傾向には

なりますが、残った家族の生活のほうが大事です。 だから僕らに

は初めから本音で何でも言ってください。 出来る限りご家族の

考え方や財布事情の範囲でできる事を最優先しますから安心

してくれて良いですよ」 それを聞いた家族は言います「良かったぁ

正直、あまり掛けられないんですよ」 「分りました。なら自宅での

葬儀にすれば189000円のパックで可能だから飲み食いしても

30万円以下でできるはずだし、何なら火葬だけのパックに必要

だと思う旅支度や化粧などを追加すれば5万円+追加項目の

加算だけでも可能です。どうしますか?」ならば自宅の葬儀でと

話がまとまりかけた時、長女の旦那が入ってきて言います。

「そんな訳にいかない本家なんだから」等々、散々講釈を並べた

最後は「俺は婿だから分んねぇし関係ねーけどさ」聞いてた僕は

『なら言うな』と呆れてしまいましたが、その後、集まった親戚やら

隣保と酒を飲んだせいか、やたら元気が良くなります。いわゆる・・

酒癖の悪いグズ状態で、あとから来た親戚の酔っ払いも参加して

ここの習慣がうんぬん、この忙しい時に葬儀なんかして、更には

なんで近くの式場でやらねぇんだと悪態三昧です。

でも今回の葬儀に あんしんサポートを勧めてくれた人がいるので

それを思うと耐えるしかありません。 ましてや相手は酔っ払いなの

ですから まともな話しなんてできません。 別に酔っ払ってグズを

言う程度なら 相手にしなきゃ良いだけのことですが、問題なのは

その発言内容です。 喪主でも家族でも無いのに言っているのは

自分達の都合だけで、家族への配慮なんて全くありません。

その酔っ払い2人だけでなく、隣保も相当問題です。

ことの詳細は後日書きますが、今回の葬儀で学んだのは慣習と

言うより悪習とも言える事が残っていて、隣保の人達に依頼する

地域も多い受付も こちらで手配したほうが良いのかもしれないと

思えたお葬式でもありました。・・・つづく

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より5万円火葬支援パックを必要とする地域についての話ですが、

ひとつは、北海道のような一年のうち何ヶ月も雪に埋もれて生活

するような地域は、どうしても生活の水準が高くならないと地元の

人達が言っていました。 また若い世代は都市部への移住などが

多いこともあり、65才以上の人達が多いとも聞いています。

地域の人達が集まると年代のせいもあるでしょうが、葬儀の話題

なんて事も決して珍しくないとのことです。

地元に残って年金で生活をしている老人家庭では、万が一の

時にどうするかは切実な問題であろう事は伺い知れます。

次は全く逆の地域である大都市です。 大都市ゆえに人も多く

過去を捨てたい人達や 自分が何処の誰だか分って欲しくない

人達にとっては住み易い場所とも言えます。

僕が葬儀の仕事を始めるきっかけとなったのは、父親の死亡した

通知が八王子裁判所から届いた事でしたが、父親同様事業に

失敗したり、人間関係に疲れたりした人達が多く集まり、他人の

過去を気にしない人達や 住む家も無く路上生活をする人達が

沢山いるのも大都市と言えます。 そこで終幕を迎える人達にも

或いは、誰も引き取り手のいない遺体は行政が対応しますが、

そのような場合にも 低料金火葬は必要だと言われました。

それと、群馬にも多いのですが温泉地には 色々な事情から

世間を渡り歩き、温泉場の仲居さんをして生活して来られた方

なども多いと聞きます。当然のように独居老人となり、孤独死を

される方も結構いるのだそうです。 そこにあんしんサポートがある

ならば、事前に万が一の場合の対応と焼骨の処理方法を決めて

おければ、自分自身も安心できるし、周囲の人達にも迷惑を

掛けずに済むからさ・・・と聞かされると なんだかとっても切ないと

思えてなりませんが、自分や周囲が安心できるのも確かだろうと

思えたのです。上に書いた三例は特別な地域だからある話では

無くて、何処に住んでいても、今では当たり前にある話しです。

こうしてネットの中なら読める内容も 僕らを最も必要としている

方々の多くはネットなど無縁の世界で暮らしています。

それでも誰かが読んで、それを伝えてくれたら、日々不安の中で

過ごすことなく、万が一の時の心配をせずに、安心して生活でき

るかもなぁ・・・なんて思ったりします。 僕らと同じような感覚を

持っている人は全国にいくらでも居るはずです。 いつか、そんな

人達と、できれば早い時期に出会う機会が持てたら、きっとその

地域には あんしんサポートが生まれるんでしょうね。・・・つづく

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