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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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以前、このブログにもご紹介した 僕の執筆本ですが、昨日やっと

書き直しが終了しました。 218ページを書き終えてから 改めて

読んで見ると、なんだか他人の話しを読んでいるように思えるのが

実に不思議な感覚です。 手前味噌ですが、この人すげーな・・・

なんて思ったりするし 全て真実なのに 脚本があって書いている

かのような流れだったりするし もしかしたら自分自身を客観視して

みたいなら、数年間の自叙伝を書くと良いのかもしれませんね。

書き直した理由は、初めは起業をする人達用にと書き始めたの

ですが、よくよく考えてみると 今していることを一番伝えたいのは

一般の消費者であり、その中でも弱者の人達だと気付いたのです。

業界が作った慣習に縛られず、その家、その家の家庭事情の中で

行なえる葬儀・・・本来なら人が亡くなった後の処理に費用が掛る

こと自体に違和感があり、火葬までは無料で出来て当然だと思う

著者である僕自身が、どんなきっかけで葬儀の仕事を始め、どんな

目標を立てて、誰に何を教わりながら どんな年月や日々を過ごし

法人設立から3年で第一目標だけは達成したかの話しの流れと

『葬儀とは・・・こうするものです。一般的に費用はこれくらいです』

というような、ノウハウ本ではなく、法律で決められた事以外は何の

決まりも無いし 実質ゼロ円でできる火葬を作ったので、お金を掛け

なくてもできる。 一言で言うなら『葬儀より残された家族の生活の

ほうが大事』だと、極々当たり前のことなのに この当たり前が通用

していない現実にメスを入れる為の本にしました。

そして、もうひとつ、全国であんしんサポートを始めたいという人達が

ポツポツ出始めて来たので その人達と一緒にマニュアル作りをする

為の教科書としての意味合いもあるのです。

あんしんサポートで6月に葬儀をされた方の中に 本を2冊も出版

されている方が偶然いて、葬儀後その方と色々な話しをしている時

今つたない本を書いている途中ですと話したら、ある出版社の方を

紹介してくださったのです。 昨晩、宅急便で送りましたので本日の

うちには届くでしょうが 2週間ほどで とりあえず読んで頂けるよう

です。 それこそ、ど素人の書いた初めての本ですから、売れるとは

思えませんので 自費出版となるはずです。 でも、今のあんしん

サポートに本を出版するだけの余裕はありません。 だからきっと・・・

マニュアル本化するんだろうな・・・とは思いますが、それでも良いとも

思っています。 巻末の第7章には、『リアルタイム葬儀』と題して

事前・直前・死後・葬儀と、その都度、今何をすべきか、どう考える

べきかといった事が リアルタイムで分るように書いた項目があります。

あんしんサポートの無い地域の人達用ページでもあって、それを見て

進めていけば、少なくとも何もせずに、その時を迎えるよりは ずっと

良い結果になるはず・・・後悔は減るはずと思って書きました。 

が、世間に出なければ 第7章はマニュアル作りの教科書としての

役割りだけになりますが、そこから生まれたマニュアルを実践してくれる

人達が日本全国に生まれてくれたら、結果は同じだから それでも

良いと思っているってことなんです。 ・・・つづく

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よその事は分りませんが、あんしんサポートに事前相談をしに来る

人達に多いのが「本当にこれで出来るのですか?」という人達です。

5万円火葬・・・ 5万円散骨・・・ 100名葬儀70万円・・・など

どの葬儀についても同じように「本当ですか?」と言われるのです。

初めのうちは、そんなに信用できないなら他に行けば?って心では

思っていましたが、あまりに多いので ある相談者の方に「なんで?」

と聞いてみたのです。 するとそのご夫婦が言うのには、あんしん

サポートに電話をして聞いた金額が安いので 片っ端他の葬儀社

にも電話で聞いたのだそうです。 その結果、安いところで3倍ほど

高い葬儀社では4倍だと言われて、あんしんサポートに直接確認

しに来たって事のようです。 しかし、不思議な気がしてなりません。

だって、葬儀パック○○円のような表示を見る限り、うちより多少は

高いとしても3倍も4倍も違うとは思えないからです。 そこで再度

確認をしてみます。「でも、パックやセット料金だけを見ると それ程

までの違いは無いですよね?」すると、奥さんが答えてくれました。

「そうなんですよ。 ○○円パックなら、全て揃っているんですか?

って聞くと、あれと、これと、それらは入っていません。 と言われたので

ならば、全てを入れると、どのくらいになるのですか?って聞いたら

パックの倍以上になるんです。 これじゃ何のパックか分らないですね

って言ったら、どこの葬儀社も みんなそうですよって言われました」

との事でした。 それにしても不思議です。 他の業界で同じような

ことをしたら消費者は黙っていません。 消費者センターに苦情殺到

なのは間違いないでしょうに・・・なんで葬儀業界だけはそれが通用

するのか、ちーっとも分りません。 そのご夫婦には火葬と散骨合計

費用で税込10万円だと何度も伝えましたが、納得するまで何回

聞きなおしたことか・・・「後から請求は・・・」「お礼は・・・」これらの

繰り返しでしたが、最後には納得されたようです。

だもん、あんしんサポートの料金を見て安いと思っても これだけじゃ

絶対に済むはずがない、追加が沢山あったり、あとから請求書だけ

増額されたりするに決まっている。 とでも思う人が多いんでしょうね。

あんしんサポートパンフレットには、詳細と総額と写真が掲載されて

いるし、他社で同じような掲載をしている事など無いのですから

ちゃんと見れば 他との違いは分るはずなのですが・・・

【こんなに安いはずがない】って思い込んだら駄目なんでしょうね。

それと、最近もうひとつ分ったことがあります。

あんしんサポートで葬儀をされた方々が 親戚友人などに費用を

聞かれた時、 なぜか高く言っているのです。 それも一般葬儀を

された方々のほうが高く言う傾向にあります。 うちの葬儀は100名

でも60万円台~80万円台くらいまでなのに、ハイブットカーでは

ダントツ人気のプリウス1台分くらいだと言う方が多いようです。

車に関心の無い僕は、プリウスという車は100万円未満だと思って

いたのですが、200万~300万円ほどだと最近知ったのです。

70万円の葬儀でも 人に言う時は250万円・・・聞いた人達も

そのまま納得するのですから あんしんサポートが高品質で低費用

葬儀をすると分っているのは 家族だけ・・・なんでしょうか?

それにしても、関東では高額葬儀自慢の傾向は昔からありますが、

これじゃあ クチコミなんて・・・期待できないですね。・・・つづく

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最近多いなぁ・・・と感じるのが 生活保護者からの相談と公営の

団地に住んでおられる方々からの相談で 両者に共通しているのが

安置する場所が無いということです。 生活保護は基本的に借家

ですし、エレベーターの無い公営住宅の場合、1階以外は難しい

のが現実です。 そこで、安置施設があれば・・・とは思うのですが、

普通の賃貸だと事務所や店舗のように 簡単には貸りられないし

土地建物を購入すると、相当高額な費用が必要となります。

あんしんサポートは何度も書いているように 『葬儀・・・火葬だけは

無料でも当たり前!』との思いで3年間運営してきたのです。

◆ 火葬支援パック5万円・・・追加しなくても火葬ができます

◆ 100名葬儀でも総額70万円・・宗教者謝礼以外全て含む

あんしんサポートで葬儀をされた方々に直接聞いて欲しいくらいで

すが、建前論ではなく、本音で喜んで貰えていると自負しています。

ただ、利益は非常に少ないのは誰が見ても分るとおりです。5万円

火葬パックは、全額利益でも5万円なのに、大人二人が 夜中に

起こされて動く事から始まり、病院までお迎えに行き、搬送シートを

使って自宅まで運び、ドライアイス15kgで処置、末期の水を取って

線香具一式を火葬日まで使えるようにして、布棺一式に納棺をし

役所への届出代行をして、死亡診断書コピー5枚用意、そして、

火葬予約日時に自宅から火葬場まで霊柩車に乗せて搬送をし、

火葬後は焼骨を入れる骨壷一式を準備、全日の人件費も・・・

これを全て行なって5万円なのです。利益なんていくらもありません。

このパックは商売ではなく、あくまでも支援として行なっているからで

一歩間違えば、赤字も覚悟のパック設定なのです。

また、次の100名で70万円という葬儀も、自宅安置祭壇などは

地元大手葬儀社よりずっと豪華ですし、斎場の祭壇にはお花が

いっぱいです。 料理、返礼品、会葬礼状、会場費、飲物、税金

まで全て含めてで、大手葬儀社では250万円~300万円はする

と言われているのです。 これも火葬パック同様に薄利設定です。

70万円の葬儀が250万円なら、単純に計算しても180万円の

利益増額ですし、300万円なら230万円の利益増額です。

これだけ利益があれば、安置施設など簡単に作れます。

但し、今と同じだけの葬儀依頼があれば・・・ですけどね。

利益を確保して施設の充実をするのも 利用者へ還元するわけで

ひとつの選択肢だとは思います。 でも、これでは現状の葬儀社と

なんら変りません。 僕の言う変らないとは、現象のことではなくて、

考え方が・・・ってことです。 んと・・・ですね。

豪華な施設や、高級外車の霊柩車などは葬家が求めたものでは

無くて、業者が勝手に用意したくせに、「豪華な設備と高級車を

使うのですから少し高いです」なんて平然と言う感覚のことです。

だからと言って、安かろう悪かろうでは意味がありません。

消費者が納得できる設備や品質の中での低料金が大前提です。

こんな風に考えていると、何処でその線引きをするか・・・って事にな

るのですが、これが実に難しいのです。

多くの人達に言われました。「もっと高くても良いから もっと利益の

出る料金設定にして、下げても大丈夫になったら料金を下げれば

良いんじゃないの?」 ごもっともな意見だとは思います・・・がしかし

本当にそんな事ができるでしょうか? するでしょうか?

利益が出れば規模を大きくするとか、もっと営業施設や安置施設

なども増やそうとするのが普通です。 なら、もっと利益は欲しいと

思うようになるでしょう。 その中で、料金を下げる決断をするだけの

器量が僕にあるでしょうか? みなさんにはありますか?

多分、僕の力量や器では難しいと思えるのです。 だから最初から

限界の料金を設定して、より多くの人達に利用して貰うことで経営

可能となる薄利多売を前提にしましたし、この先20年間を考える

時、葬儀なら充分可能だと考えたからです。 

料金だけで見れば、大手の25%前後、約四分の一なのですが、

利益では大手や普通の葬儀社が 1回の施行で得られる利益は

10回施行しないと金額で追いつきません。 だもん、中々思ってる

ような施設を所有できないのも当然ですよね。 迷ってはいませんが

何か良い方法はないかと日々考えているのは確かです。・・・つづく

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