350．落ち着いてから聞かされる本音に勝るもの無し

この２日間は返礼品の引上げ精算を始めとした　外出の仕事を

まとめてしてきたのですが、数件の用事が残ってしまいました。

昨日は「春」の陽気で　ポカポカと暖かくて良い日でしたね。

普段、この手の用事は千明が担当してくれるのですが　今回の

ように僕が行くことになると　どうしても色々な話が出る事も多くて

中々時間通りに進みません。　でも葬儀が済んで４９日を迎える

家族や新盆、、一年忌と、、ある程度時間の経った家族から聞く

意見のほうが　直後の家族意見より　冷静になっているし　周囲

からの意見も加味されているので　あんしんサポートが行った葬儀

そのものや我々の人間性、考え方に対しても　より正確な判断が

なされているので　貴重な意見でもあります。　僕が暫く経ってから

行く事が多いのは　この冷静な意見を聞かせて貰う為もあります。

忌明法要前の葬家は２軒　始めに伺った家は　ご主人の葬儀。

何度も何度も「良くして貰って、、」って笑顔で言われたのですが

、、具体的な事は　ちーとも分らず、、あえて聞く訳にも行かずの

まま。　ところがその思いは夜に分るのです。　ただ以前の話では

９０才を超えたお婆さんの時は　お爺さんの葬儀をした葬儀屋で、

と言っていたのに　昨日はお婆さんの時もお願いしたいし　自分達

姉妹の遺影写真も作っておきたいと写真を用意してありました。　

自分も、、妹も、、母親も　みんなお願いしますと言われたのです

から　「良くして貰って、、」が本音なんだということ　だけは分りま

した。　ですが　さすがに、、まだ６０代後半の姉妹２人の写真は

「もっと世間に羽ばたいて思いっきり煩悩を謳歌し終えてからね」と　

９０才を超えた母親の写真だけを預かってきました。 帰りに外まで

見送られると、次に伺ったのは　そこから３０分くらいでしょうか。。

街中にある葬家で　途中電話を入れて伺うとイチゴと茶菓子を

２人分用意して待っていてくれました。　返礼品精算と引上げを

済ませると　コーヒーを飲みながら暫し話をしました。　この家庭は

色々な事情もあり　自宅で近しい人達だけの葬儀をし　葬儀後

新聞に掲載したこともあって　約１ヶ月の間に葬儀後６０人ほどの

人達が線香をあげに来てくれたようです。　普通は　後から後から

人が来て大変だったというのが　この手の話なのですが　今回は

子供達はみんな家を出ており、、６０才を過ぎたばかりの奥さんが

一人なので　人が来てくれた事で　寂しさを紛らわせたのが本音

だったようで　こんな事もあるんだと勉強させられました。　

この葬家の場合、僕が自分で書面にするには　ちと恥ずかしいと

思うくらい褒められたり、、ありがたがられたり、、感謝されっぱなし

なので詳細は控えますが　いくつかのポイントには絞れます。

ひとつには「葬儀費用」は当然あるでしょう。が、、これは単に安い

高いの問題ではなく　葬儀の相談をしている時　僕の言った言葉

「葬儀は大切かもしれないし　その時になれば　今あるお金を全て

使っても、、或いは借金してでも　精一杯の事をしてあげたいって

思うかもしれない。　けど、葬儀より残された家族の生活のほうが

ずっと大切なんです。　葬儀は無理せず、、できる範囲の事をして

あげれば良いと思う。　故人は全財産使って、、借金までしてでも

豪華な葬儀を望みますか？」　こんな感じの事を言ったようで、、

無理せず、残された家族の生活を第一に考えた葬儀をするべき

これが費用に対するポイントでしょう。　次のポイントは金銭問題

にも絡むのですが　家族の意思を最優先した葬儀を作り上げる。

って事でしょうか、、この家族の場合、初めて話をした時にもしもの

時はできるだけ自宅で過ごさせてあげたいと　何気なく話していた

ので　最初から１日長い設定をしたのです。　あとから線香をあげ

に来てくれた人達にも言われたそうで、「ねぇ　亡くなってから葬儀

までが長くない？」って。。　何人にも言われると　改めて感じたん

だそうです。　言った本人でさえ忘れていたような一言を覚えていて

くれて　普通より１日長く故人と過ごさせてくれたんだなって、、で、

この家族は、その１日長い夜を　家族で夜中まで　色んな思い出

話をして過ごしたそうです。葬儀社主導ではなく、その家、その家

全ての家毎に違う思いや　意思や財布事情に合せた葬儀をする

これが第２のポイントのようです。　そして第３のポイントというより

第１、、第２、、のポイントを実現する為には　葬儀を行う家族と

我々の間に「何でも言える・・・何でも相談できる」という感覚が

絶対条件として必要になります。 極端な話、昨日まで知らない

人だったのに　今日は何でも言える人、、ってすっごく難しい事の

ように思えますが、、結構できるもんですよ。　勿論、日に日に

その感覚が強くなって　葬儀を終わる頃は　下手な親戚よりは

ずーーっと家族に近い存在になっている事のほうが多いですね。

あ、そうか、、書いてて初めて分りましたが　もうひつとのポイントは

このアットホーム的な部分も多々あるようです。　こちらが構えて

いたのでは　相手だって構えるでしょうからね。　でも、この家族が

言っていましたが　先に来て貰った葬儀社の人の話し方や態度は

やたら馴れ馴れしいというか、、　近所のオジサン？的な言い方や

態度だと言ってましたが、、我々に感じるアットホームな感覚と、、

馴れ馴れしいとは　何かが相当違うらしいです。　褒められ、感謝

されて嬉しいのと裏腹に、相手の懐に飛込む事で　互いの狭間に

ある垣根を取り除く、 一歩間違えると恐いなというのも本音です。

真っ赤な夕日を浴びながら事務所に戻ると　超低料金の印刷を

自分で行う為に色々教えて欲しいと 介護タクシー事業をしている

ＮＰＯの代表が来たので　説明やら　技術的なことなどの話をして

いると、上記の家族が　我々に言っていた「良くして貰って、、」の

具体的な中身、、内容を知らされるのです。　・・・つづく

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349.．本日の、、一句は凄く、、大事です

５万円火葬支援パックの説明で、ある程度は分って頂けたと思う

のですが、近々アップするパンフレット画面で　その詳細はご確認

頂けるはずです。　もうひとつ、霊柩車稼動で新たにスタートする

のが「ご遺体搬送サービス」です。　日本一安い火葬支援パック

のほうがどうしても派手さはあるし　訴え易い感はありますが、、、

実は　この搬送サービスのほうが　みなさんに知っておいて欲しい

サービスのような気がしています。　葬儀の話は葬儀社が決まった

あとからの事が多く、、安いの高いの、、対応が良いの悪いという、

話になります。　ところが、、事前に葬儀の詳細まで決めてある人

なんてのは極少数で、、会員になっているから、、会費を払って

いるから程度でしか決まってない人のほうが断然多く、何も決めて

ない人はもっと多いのが実情です。　だから家族が亡くなった途端

ドタバタ劇？が始まるし　どうしよう？？なんて考えている人には、

「紹介しますよ」って病院から紹介される。。と、その時点で葬儀

まで決まってしまうし、、安くは成らない、、なんてほうが多いんじゃ

ないでしょうか。　本来なら、家族が元気なうちに万が一に備える

のがベストですが、、やらない人は何を言ってもやらんでしょうし、、

その都度「失敗、失敗、、今度はちゃんとしておこう」なんて思った

としても　喉元過ぎれば・・・ってなもんで　何度でも繰り返すのが

人間という生き物のようです。　そこで、葬儀の事前準備までは、

出来なくても、 万が一の時は自分の意志で搬送依頼する程度

くらいは、、しておきましょうよ。　葬儀社が決まった時点で費用の

ランクは決まるのですから　とにかく、葬儀社を決める瞬間までが

最大の勝負だということだけは　覚えておくべきでしょう。　ね！？

そう考えると、この搬送サービスの存在くらいは知っておくべきだし

知っておいて欲しいと思うのも　うなづける話でしょ？　んなわけで

搬送サービスの詳細を記したいと思います。

他との圧倒的違いは、距離ではなく、地域での料金設定をして

いる点でしょう。 一番多いのは１０ｋｍまで 基本料金として設定

してあり　基本以上は１０km毎に追加料金のパターンでしょうね。

問題は　この１０kmとは何処から　何処までの距離かって事です。

一般的には「車庫」→「病院」→「自宅」までの合計距離です。

でも、、この合計が１０km以内って　相当近距離じゃないと無理

なのは分りますよね？　だって車庫⇔病院⇔自宅それぞれ５km

以内じゃなきゃ無理だからです。　正直、僕らの経験では一度も

ありません。　だから２０kmあたりを基準として考えるべきでしょう。

ところが、あんしんサポートの料金設定は「病院」「自宅」どちらも

支援地域内であれば一定料金なのです。　例えばの話ですが、

自宅が伊勢崎、病院は渋川で、前橋あんしんサポートから合計

１００kmだとして、基本料金１０km１３．０００円、以降は１０km

毎に３．０００円の業者であれば１３．０００円＋２７．０００円です

から４０．０００円が搬送料金で、これに搬送用防水シート代が

加算されるはずです。シートは５．０００円くらいが普通ですから、

合計で４５．０００＋消費税で４７．２５０円位が普通ですかね。

で、あんしんサポート料金では防水シートと税金まで含めた合計

金額は１６．８００円です。 これは、合計が１０kmの距離だろうが

１００kmだろうが　１５０kmだろうが、、支援地域内なら同じです。

それと、支援地域内は一定料金にと思った　もうひとつ理由は、、

本ブログを最初から全て読んでおられる方は　覚えていますか？

沼田市利根町の葬儀を依頼された時、当時は霊柩車も所持

しておらず、病院から自宅までの搬送費用を抑える為に　家族の

車で運ぶことを提案し　搬送用布団を預けておいた時の話です。

搬送当日、沼田の総合病院から自宅まで４０分の距離を搬送

するのに　故人も通いなれた椎坂峠を走ったそうです。車中では

「父ちゃん、、椎坂峠だよ、、見えるかい、もうすぐ桜が咲くよ」って

話し掛けながら、、だったそうですが　業者さんの車では　そんな

話をしながら、、途中、ゆっくり走りながら、、なんて出来ないから

自分達の車で運んで良かったという話を聞いてからなのです。

その後、いくつもの葬儀をお手伝いしてきて、時々、以前住んで

いた場所の前を通ってあげたい、思い出の場所を走ってあげたら

、、、なんて話も葬儀後に出ていました。　そう、故人の思い出の

場所が近くにあるなら、病院からの搬送時か、火葬場に向う時、

どちらかで　その思いを叶えてあげたい。。できるなら　ほんの少し

５分だけでも　その場で停車してあげたい思いがあるからです。

※ 支援地域内の「病院」→「自宅」は距離不問１６．８００円

　　（搬送用防水シート付・２４時間いつでも）

※ 腐敗防止のドライアイス１５㎏を追加は　＋８．４００円

※ 末期の水取り、 線香具一式レンタルは　＋２．１００円

※ 安置布団の上掛布と 守り刀レンタルは　＋２．１００円

上記の全てを依頼しても最高額で２９．４００円です。　自宅に

安置し、ドライアイス処置をし、末期の水を取って、線香をあげる。

これで、一段落ですから　お茶でも飲んで、家族みんなで冷静に

なってから「葬儀はどうする？」と考えれば良いし　それでも充分に

間に合うのが葬儀なのです。　ここで一句、、すんげー大切です

「搬送を　頼む時点が　勝負です　高い葬儀屋　安くはならぬ」

こんなん、、知ってました？　　・・・つづく

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348．火葬支援パックの本当の良さはこれです（赤文字）

昨日書いた「５万円火葬支援パック」の真骨頂は　これから書く

部分にあるんです。　日本一安い火葬パック、、これは　あくまでも

支援目的であり、、国保からの支給額を大前提に作成したもの

ですので、支給額を最優先させ、、その範囲で何処までできるか

というのがポイントです。 でも多くの人達は５万円火葬パック利用

だとしても「お花は供えてあげたい」「旅支度だけはしてあげたい」

「布団に安置してあげたい」等々、色んな要望があって当然だと

思っています。　そこで支援パック利用時に　何かしてあげたい事

などあれば、ひとつ、、ひとつ、 単品で追加できるようになっていて

本当の意味で「家族の意思と財布事情で作る。。我が家流の

オーダーメイド火葬葬儀」となるはずです。 追加項目に関しては

全項目単価設定がしてあるので　自分で計算できて、葬儀屋の

見積り書に無いのに、、請求書には記載される？？？な料金、

こんな事には成りません。　これもまた、ＮＰＯ設立以前からずっと

言い続けてた事で「葬儀は自分の家の都合で出来て当たり前」

この当然の事が　火葬という形の葬儀に関しては　実現したって

事なのかもしれません。　僕が自社利益より話し相手の消費者

感覚を優先しちゃうのは、、現場を、、相手を、、現実を、、直接

自分の五感で感じているからだと思います。　最近のテレビを見て

いると時々、一人で世界の各地で孤軍奮闘している人達だとか

家族単位で、、人の為に生きている人達の映像が出てきます。。

それを見ると、この人、、すっげーな、、なんでここまで出来るんだろ

って思ったり、、まだまだ人間も捨てたもんじゃねぇな、、、とも思う。

 人生５６年続けてきて思うんです。　人の役に立てて、喜ばれて、、

飯が食っていけるなら　そんな人生もありだなって思ってはいるの

ですが、、まだ飯が食えるって言えないから　現実は甘く無いです。

あ、そうだ。。ひとつ書いておきますが　現状の豪華な高額葬儀を

 始めとした　あんしんサポートの反対側に位置するような葬儀だと

しても　それらを否定する気も無いし、文句を言う気もありません。

人の価値基準は、ブランド品を見ても様々だし　同じ人間だって

自分を取り巻く状況によって変化して当然だと思うからです。ただ、

それには１万円のランチもあるけど　３８０円のランチだってあるよ。

みたいな、、幅広い選択肢があっての事だと思っているだけです。

でも、僕が見た限りでは選択肢の幅があまりに狭く、あまりに高額

なものだけに見えたので　下層部分をしっかり広げようとしている

のが　あんしんサポートというＮＰＯ法人かもしれません。・・・つづく

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