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美容に携わって30年のある日 忌み嫌ってきた葬儀の仕事を始めるきっかけとなる時は突然訪れた。。
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本書は費用を抑えた葬儀は可能であり、低費用葬儀の実践が

始まった事、あんしんサポートが存在しない地域の方は、何をどう

考えれば 無駄な費用は抑えられるかという消費者の方々に対

するメッセージと、これから起業を考える人達に、この先20年間は

施行数のバブルと言える時代に突入した 葬儀という業者主導の

仕事を、消費者目線に変える事で、ビジネスチャンスが間違いなく

あり、何となくダークなイメージのある葬儀業界がクリアになろうとする

葬儀革命期の今を生きる人達だから出来る起業書と言えます。

僕同様、葬儀という言葉に対して、何となく忌み嫌う人達も多い

でしょうし根っから駄目な方もいらっしゃるでしょう。 が一般消費者

であれ、起業を目指す人であれ、ひとつ知っておいて欲しいのは、

あんしんサポートには、「葬儀支援」と「生き甲斐支援」の2本柱が

あるということです。 単に葬儀だけを考えて来た訳でなく、父親の

死で考えたのは 誰にでも必ず訪れる死から眼を背け、触れない

ようにしても、心の底では不安、恐怖、心配が渦巻いているなら、

真正面から受け入れて万が一が起きた時の対策を、より具体的に

立てる。 立てた対策案を使わず、一年が過ぎた事に感謝をし、

修整を加え、これからの一年も使わずに済むよう配慮しながらも、

死に関する一切を忘れ、辛いことも含めて人生を精一杯楽しむ

事が 神奈川で話をしていて感じた「満足感・達成感」に繋がって

いたのだと、ようやく分ってきた。簡単に分り易く言うと、死んだあとの

対策を作っておけば、あとは考える必要なし。残された人生を謳歌

するだけで良いって事です。 ただ何をどんな風に考えても、父親の

時のように、それを実行してくれる家族と 業者が居なきゃ出来ま

せんよってことです。 急務だと感じた葬儀支援だけで、生き甲斐

支援には全く手をつけていませんが、僕はこんな風に感じています。

僕の奥さんの父親で感じた事ですが、介護施設やデイサービスで

風呂にも入れてくれる。 親切で、ありがたい話です。がその結果

自分で風呂に入らなくなります。 自分で何かをしようとしなくなり

ます。 歩くのが遅くなり、辛そうだと車椅子で押してくれます。

親切心ですが、結果として歩けなくなります。 難しい問題だとは

思いますが、何も出来ない手の掛る人を 急増させているようにも

思えます。 僕の経営する美容室は、老人会?って思うほど高齢

者だけしか店内に居ないこともしばしばあります。 これは今から20

年前に「第一ターゲットは若い人達ではなく、団塊の世代に」という

指示をしたせいでもありますが、そのおかげなのか、計算のできる

安定したお客様が多いのです。 そのお客様に対して若いスタッフは

お婆ちゃん、として接触するのは構いませんが、年寄りなのだから!

この発想でヘアースタイルを作るのは間違いだと教えます。

80才でも90才でも女は女だと思うからで、僕のように50代の人達

なら、くちでは何と言っていようと、内心若い頃と大差ない!ちょっと

見た目は老けたけど、多少の違いはあってもこんな感覚でしょ? 

これは、いくつになっても同じなんです。 僕はあと4年で赤いちゃん

ちゃんこを着る還暦、つもり60才ですが、僕の中のイメージでは凄く

年寄りが着るもので、よくこの年まで生きましたねって お祝いされる

イメージです。 だけど今の60才は、やたら若いです。50才以上に

なったら、実年令の八掛けで考えれば良いかもって思います。

50才=40才、60才=48才、70才=56才いかがですか?

ならば生き甲斐をどうやって作るかですが、話の好きな人達は「しゃ

べり場」があれば良いだろうし 現役時代を支えてくれた奥さんと

旅行を楽しみたいと思う人は、そんな人達で集まって旅行の企画

から実施までの全てを旅行会社に頼むのではなく自分達で行なう

2泊3日の旅行でも数ヶ月は楽しめる。 仕事や社会貢献で生き

甲斐を持ちたいなら、やりたい事を共有できる人が集まって事業を

興す。 例えば、、蕎麦を打たせたらプロ級の腕を持つ人、接客の

好きな人、元営業マン、畑を作るのが好きな人、こんな人達が集ま

れば、自分達で育てた蕎麦を、プロ級の人が打って食わせる店や

ネット販売、量販店への営業もできる。 うんと儲けなくても良いの

なら美味くて安い蕎麦として人気がでる事もある。 テレビの番付き

のように リモコンを持っての日々だけが年寄りの生き方ではないだ

ろうし、その機会を作ってあげれば、いつまでも若く 元気に過ごす

年寄りが増えてくれるかもしれないと考えるのです。 そして、いつか

訪れる終幕では、自分や家族が無理をしない範囲で、残された

家族の生活を、第一に考えた上での葬儀をする事に決めてあるの

だから心配は要らない。 日本に生きる全ての人達が そんな風に

日々を生きている。 人生を楽しんでいる国、、いつか、そんな国に

なって欲しいものです。・・・つづく

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ここ数年、話を聞くようになった物に自分の終幕をどうするか? 

どうしたいか等を書いておく エンディングノートが色々と売られて

います。 どれも似たような内容なので大差はないのですが、自叙

伝?と思える物が多いのです。 小学校時代の私、、私の趣味、、

私の、、こんな感じですが、自叙伝なら、自叙伝として書いたほうが

良いのでは? と思えるのです。 また、気になる部分があります。

例えば、「介護」では

①家族にみて欲しい 

②施設に預けて欲しい

③家族に任せる。こんな感じの選択肢が多いのです。

これを見て何処に問題かあるか分りますか? 葬儀の項目では、

①豪華にして欲しい 

②普通の葬儀にして欲しい 

③質素にして欲しい 

④家族に任せる。

これも同じように疑問があります。 分りますか? 一見すると豪華、

普通、質素、任せる。四つの選択肢なら完璧なように見えますが、

もしも、本人は①を選択し、家族は③しか出来ないとしたら、本人

ではなく家族にとっては 後悔する葬儀となる可能性大だからです。

前の質問も同じで、家族にみて欲しいを選択しても 無理であった

場合に、亡くなった時、或いは後で後悔する人はいくらでも居るで

しょう。 前回の話で 家族全員が元気な時と書いたのは家族全

員で、決めれば、、話し合えば良いからです。 エンディングノートは

本人だけが書くよりも、家族が互いを思いやれる中で書き上げる事

その行為が大切なんだと思えます。 んな訳で、僕の欲しいエンディ

ングノートは無かったので自分で作っちゃいました。 表紙には自分で

描いた絵と、僕の言葉がこんな風に書いてあります。

「人は誰でも、生まれた瞬間から、自分の終幕に向かって歩み、

これを人生と呼ぶが、我が人生を精一杯楽しく、生きるべく記す

終幕への我が想い」 それと、老人に何処の誰か分るよう保険証を

持たせたり、氏名など書いて持たせる人も居ますが、もしもの時、

誰に連絡するのか 連絡先相手が誰で、必ず繋がる電話番号、

主治医の名前と連絡電話などを書いておくほうが ずっと役に立つ

と思い、専用の小さなカードを付録に付けてあるのです。

3年前に事前相談に来られた方々より 最近と、、年々葬儀での

費用を抑える傾向にあるのが現実です。 なのに既存葬儀社での

葬儀費用は 相反するように高額になっているような気がします。

これは、葬儀社数が増えたので 自社での施行数が減っている分

一施行当りの総額を上げて 売上の減少を防ごうとしているとしか

考えられません。 ですから、エンディングノートは事前に納得できる

まで何社でも相談、見積りを徹底的にした結果、、内容、費用、

ともに満足できるものを書き記しておくべきなのでしょう。

元気な時の事前相談なら、冷静な判断もできるし、無理のない

我が家流の葬儀相談も可能なはず、全てが終わってから葬儀社、

親戚の悪口を言うより、、事前にしっかり決めて納得の葬儀にする。

本ブログに出会った人達だけでも そうあって欲しいものです。

・・・つづく

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平成23年3月11日午後2時46分、東北関東大震災が発生、

2万人を超える犠牲者を出す過去に例の無い自然災害が起こり

その多くは津波による犠牲者ですが、津波に対する認識の差が、

生死を分けたように思える。 津波経験の無い日本人は2階に上

がれば大丈夫くらいに考えていたのかもしれない。 或いは、津波が

来ても大した事は無いと考えていたかもしれない。 どちらを考えたと

しても、大津波は未体験なのだから、仕方の無いことでしょう。

今回我々が学ぶべき事は、自然を甘く見てはいけない。

最善策のみを実行する習慣を持つことでしょう。 津波が予想され

た時、最も高い丘や山の上まで逃げた人達は助かったのですが、

もし、津波が大した事が無かったとき、大袈裟な、、と笑われるのが

恥ずかしい、、と考えた人達などは逃げ遅れ、命を落としたのでは

ないでしょうか。 地震、雷、火事、遭難、どんな状況に遭遇しても

最善策のみを遂行する勇気は必要なのだと教えられた気がします。

今回の震災後、人の死について考える人達が増えたと言われてい

ますが、いつ、誰が、何処で、どんな形で人生の終幕を迎えるかは

誰にも分らないのを実感された方々が多いのでしょう。

我々のような仕事をしている人間でさえ、現実の死は、対岸の火

感覚なのが本音です。 そして、人生の終幕は年寄りが考えるもの

だと思っている方も多いのですが、そんな順番は決まっていません。

皆さん方の多くは「死を自分の事だけの問題」だと考えているよう

です。 「俺はいつ死んでも良いんだ」的な発言をする方も居るよう

ですが、半分は合っていますが半分は間違いです。 間違いの半分

とは、自分ではなく家族や周囲が大変な点です。 ひとつには費用

の問題があり、ひとつには相続等の問題、そして、家族や配偶者の

心や将来の問題もあります。 家族や配偶者、親族や友人などの

心はどうにも成らないでしょうが、費用や相続の問題は事前に対応

すれば対処できるはずです。 そこで言いたいのは、老人の終幕は、

本人も周囲も、ある程度は考えてはいますし 対策も立て易いで

しょうが、老人以上に考えておくべきなのは、子供がこれから大きく

なろうとしている人、いわゆる働き盛りと呼ばれる人達のほうが、

万が一対策だけは、しっかり立てておく必要があると思えるのです。

なぜか? ひとつの例をあげて考えてみましょう。

40才夫、38才妻、12才長女、9長男、6次男の五家族だとして

突然、ご主人に万が一が起きたら、どうなるのでしょう? 

この先あなたの家族は、子供達の将来は、どうなるのでしょう。

その為の生命保険は当然でしょうが、それだけで良いのでしょうか?

僕の生き別れた父親がとった行動、完璧な事前相談は必要です。

それはご主人だけでなく、奥さんやお子さんも同じです。

僕がこんな事を書くのは脅かしたい為ではなく、一度、家族全員が

元気な時に考え書き残しておけば、あとは見直しを時々するだけで

普段は一切の心配をせずに、人生を楽しめると思うからです。 

この家族全員元気な時に相談をしておくのは大事な要素です。

経験者は分るでしょうが、病気の人を前に死の話は、どんなに仲の

良い家族であってもできるものではありません。 が家族全員元気な

時には笑ってできる不思議な話だからです。 では、どんな方法で

話し合い記録しておくかを次回は考えてみましょう。・・・つづく

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